主を失った狼、透き通る世界に行き着く   作:けんどーさん

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創作意欲が湧かず燃え尽き症候群になってる疑惑のけんどーです

投稿遅れて申し訳ない…色々構想が思いつかなかった…

一応飯テロ注意です

なーるかた様!評価9ありがとうございます!

syake様!誤字報告ありがとうございます!

それではどうぞ!


戦いからの逃走、そしてカップラーメン

〜ミレニアム〜

 

狼はヒュパリと鉤縄を飛ばし、逃げる

 

「……(なんとか、逃げ切れたか)」

 

ある程度距離をとった後、路地裏に入り見を隠そうとした時、狼の持っている通信機に通信が入る

 

『”狼、聞こえるか?狼?”』「……ああ」

 

『”狼!よかった…怪我は無いかい?”』「…ああ」

 

狼は瓢箪を呷りながら喋る

 

『”本当?無傷であの子に勝ったの??”』「…途中、硝子を破り、逃げた」

 

『”ああ、そういう…でも狼が無事で良かった。とりあえずヴェリタスの部室で合流しよう。私達はもう到着しているから”』

 

「…ならば、先に事を進めておれ、俺は…用ができた」『”…用ができた…?…分かった、狼。幸運を”』

 

通信が切れ、狼は通信機を仕舞ったあと、後ろを振り向く

 

「……お主は、誰だ」

 

楔丸を抜刀し、仕込み短銃、散弾式を装備する

 

『…あら、どうやらすでにお気づきのようですわね』

 

そう言って現れたのは

 

「……………喋る、絡繰り…?」『えぇ…これはただのドローンですよ??』

 

どこか清楚な感じの声を出す、フワフワと浮く非武装のステルス特化ドローンだった

 

 

 

 

 

 

「…それで、何用だ」『ふふっ、私は超天才清楚系病弱美少zy』「もうよい」

 

狼は一瞬で面倒事だと悟り、くるりと背を向ける

 

『え?ちょっと!待ってください!今回は一つ質問したいだけなのです!」「……」

 

狼は無視してスタスタ歩き、それをドローンはフワフワ浮きながら追いかける

 

『待ってください!ほんっっとうに一つだけですから!』「…その質問は、なんだ」

 

狼が振り返って喋る

 

『はぁ、全く…まずは自己紹介から…と行きたいところですが、まぁいいでしょう。単刀直入に聞きます』

 

ドローンのカメラが狼をしっと見つめる

 

『…あなたは、人を「殺す」ことに快楽を感じていますか?』「…なんだと」

 

『人を…いえ、生き物を殺す。その行動に喜びを見出していますか?」「……そんなことは、無い」

 

『…まぁ、普通はそう答えますよね。それにもしそうならネルやカリンの事を既に殺しているはず…』

 

「…もう、良いか」『……まぁ…ええ、ひとまずこれでいいでしょう。最後にこれだけ言わせてください』

 

「…なんだ」

 

狼はもう帰りたいと言わんばかりの目でドローンを見る

 

『…殺しは、しないでくださいね?』「…子を…殺す気は、無い」

 

幾度も呟いた言葉を狼はまた呟く

 

『そうですか…なら、いいです。この事は秘密に…ではまた会いましょう』「……」

 

狼は鉤縄をヒュパリと飛ばし、ミレニアムの夜へと消えた

 

『…信用できるかは怪しいですが…最後のあの言葉…やはり…」

 

ドローンはフワフワ浮かび、路地裏へと消えていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒュパリ、ヒュパリと鉤縄を飛ばし、とりあえず先生のいるゔぇりたすとやらに行こうとしたその時、また通信が入る

 

『”狼、聞こえるかい?用はすんだ?”』「…ああ」

 

『”そいつはよかった。「鏡」はヴェリタスに引き渡した。今日の仕事は終わり、シャーレで落ち合おう”』「…承知した」

 

通信が切れ、狼はシャーレへと方向を変える

 

「……腹が、減ったな」

 

ぐうぅぅ〜となる腹を抑え、狼は鉤縄を飛ばす

 

飯はあるだろうか、と心配しつつ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜シャーレ、オフィス〜 

 

「……」

 

狼が持っているネームプレートを電子ロックへとかざす

 

するとカチ、と音が鳴り鍵が開き、狼はドアを開け中へ入る

 

“あうあうあうあああああああ”「……先生殿…?」

 

パソコンに向かいながら奇声を上げる先生がいた

 

 

 

〜十分後〜

 

“狼…ありがとう。おかげで目が覚めたよ”「…ああ」

 

以前、狼は先生から”もし私がキチゲ解放…いや、発狂していたらコーヒーを買ってきて欲しい…”と言われていた狼はシャーレの中にあるコンビニ、エンジェル24からコーヒーを買ってきて先生に渡していた

 

流石に誰もいないと思い金だけ置いて出て行こうと思ったら普通に少女がいてとても驚いた

 

お互い居るとは思ってなかったのか、狼は「なっ!?」と声をあげ、それに驚いたソラが「ひゃあぁ!?いつの間に!!?」と驚きの声をあげていた

 

「…いつ、休んでいるのだ…?」”ん?狼、どうしたの?”

 

「…よい、気にするな」”分かった…ところで狼、なんでカップラーメンなんて持ってるの?”

 

「…これか」

 

狼は両手に持ったカップラーメンを見て喋る

 

「…柴大将の作るラーメン…あれが、忘れられず…」”あぁ…あれね、せっかくクーポン貰ったのに忙しくて行けてないから…”

 

「…これは、聞けばたったの3分で作れると聞いた」”そうだね、せっかくだし飯食うか、今夜12時だけど”

 

「…?それが、問題か?」”いや、夜だよ?今の時間は…忍びが活動時間か、なんでもない、忘れて”「……?」

 

2人は食堂へと向かった

 

 

 

〜シャーレ、食堂〜

 

“いや〜便利な世の中になったもんだよ。あっという間にお湯が沸くんだから”

 

カップラーメンにお湯を注ぎながら先生が喋る

 

「…火を、使わずに…お湯を?」”え?ああこれ、IHっていってね。正式名称は電磁誘導加熱、簡単に言えば電気の力で熱を生み出して温めてる”

 

これをなんとか忍具に使えないか?と思う狼であった

 

 

 

“…ちなみに、用って何があったの?”

 

先生が好奇心から尋ねる

 

「…不良が見ていたが…睨むと、去っていた…」”そう、狼が無事で何よりだよ”

 

狼は左脇腹あたりにできた服の破損をなんとか隠せているのに安堵しているとピーと3分たった事を知らせるタイマーがなる

 

“おっ、できたね。そんじゃ食べようか”「…ああ」

 

「”いただこう(いただきます)”」

 

箸で麺を掴み、ずるずると啜る

 

「…うまい。だが…」”…まそりゃ柴大将の方がうまいよ。これは良くも悪くもカップラーメンだから…”

 

「…ああ。しかし、これも、うまい」

 

狼がまた麺を啜り、先生はスープをスズズ…と飲む

 

“はぁ、カップラーメンのスープは美味しいけど飲み過ぎるとやばいからね…さっさと食べて、仕事しなくちゃな。ふー、ふー」

 

先生が麺を啜り、食べる

 

「…これは」

 

狼は箸で見慣れぬ四角い何かを摘む

 

“ああ、それ肉だから、食べれるよ”「…そうか」

 

パク、と食べるとラーメンのスープの味と食べなれないがうまい肉の味が広がる

 

「…これも、良いな」”はふー、はふー…ずずず”

 

しばらくお互い麺を啜り…

 

「…美味かった」”やっちゃったな…この時間にカップラーメン…ま、美味しかったらいっか”

 

「”ご馳走だった…(様でした)”」

 

“狼も、ちゃんといただきますとか、言えるようにならないと”「…まぁ…似た事を言ってるでは無いか」

 

この後、カップラーメンの後始末をした2人は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“仕事がっ!終わらない!”「……ご武運を、祈ろう」

 

先生は仕事に戻った




ここまで読んでくれてありがとうございます!

カップラーメン、控えているので食べさせたかった…

次回、お楽しみに
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