主を失った狼、透き通る世界に行き着く   作:けんどーさん

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こんにちはけんどーです

聖園様が仰られていた事が正しければ電子書籍の日らしいので初投稿です

以下に感謝を

高橋ガスコイン様!屑霧島様!評価9ありがとうございます!

荒魂マサカド様!白灰利独様!誤字報告ありがとうございます!

それではどうぞ!


制圧完了、と迫り来る龍

〜ミレニアム、校舎廊下〜

 

「でも流石に分が悪いからお先!じゃ〜ね〜」

 

アスナがクルりと先生達に背を向け、走り出す

 

“狼!アスナを追いかけてくれ!あとで合流する!周辺のロボはモモイとミドリの2人で片付ける!!”「……ああ」

 

「先生!いつも通りばら撒けばいい?」”いいぞ!存分にばら撒け!狼には当てないでね!あとアリス!光の剣をチャージ、合図したら私が示した方向に向けて撃って!”

 

「よぉし!怒りの銃弾を喰らえ〜!」「わかりました!魔力充電、開始します!」

 

モモイが銃弾を放ち、アリスはスーパーノヴァをチャージする

 

“ミドリは浮いてるドローンを集中して撃って!モモイ!左から来るぞ!気をつけろ!”

 

「はい!」「おっと、狼の方には行かせないよ〜?」

 

ミドリとモモイがロボとドローンを撃ち落とす

 

「……」

 

狼は音も無くアスナを追いかけ始めた

 

 

〜ミレニアム、廊下〜

 

「……」

 

狼は走り続ける。あの女が逃げたであろう方向に

 

扉らしき物も開いている物と閉まっている物があり、狼は開いている扉をひたすら通っていた

 

その時

 

「……これは」

 

狼はふと目の前の扉に張り紙があるのを見つける

 

『この先危険物保管室、立ち入り禁止』

 

「……外れか」

 

狼は来た道を引き返した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…よし、行ったかな?」

 

キィ…とドアが開く

 

パリン

 

「なんか行ける気がしたから試したけど結構上手く行ったね、よしよし!」

 

アスナが張り紙を剥がすと、その下には

 

『差押品保管場所』

 

「よし!これであの人は反対側の長い通路に行くはず…そのうちに3人とも片付けちゃおうか!」

 

そうしてアスナは狼とは別の道を進もうとしたその時

 

 

ガシャン!

 

「…え?」「……」

 

狼がガラスを割ってアスナに向かってフラッシュバングレネードを投げる

 

ズバン!

 

「うわっ!?眩しっ!うるさい!」

 

ほんの一瞬、アスナは眩しさで目を閉じる

 

「でもフラッシュバンには慣れて…あれ?」

 

目を開けると目の前にいたはずの狼はこつぜんと消えていた

 

「あれ?どこに…」

 

 

 

「……」

 

ドン、とアスナに強い衝撃が走った

 

「……え?」

 

フワリ、とアスナは宙に浮く感覚を味わう

 

確かここは20階ぐらいあった気が…と考えるのも束の間

 

チラと下を見るとすぐ下に渡り廊下があり、地面に叩きつけられる心配はなさそうと考えたアスナは

 

「ああもう!当たれぇ!」「…!!」

 

落ちる寸前、なんとか銃を狼のいる方に向け、銃弾を放つ

 

そしてアスナの目に映ったのは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガシャン!と大きな()を開き銃弾を防いでいる狼だった

 

「なにそれ!折りたたみ式の盾なんてずるいじゃん!」「……」

 

狼が割れたガラスから下を見ると

 

すぐ下の連絡通路に大きな穴が開いているのが見え、狼は聞き耳を立てる*1

 

「あはは!めちゃくちゃ痛ったーい!」「…この高さから落ちてなお…」

 

最早どうすれば殺せるのだろうか、と狼はすこし驚いた

 

「…子を殺す気は、無い」

 

そう呟き、狼は先生達の方に行こうとし…

 

 

「………道導がいるな」

 

狼は懐からいつも使う瓢箪とは別の瓢箪を取り出した

 

5色米

 

忍びが目印に使う、五色の米が入った瓢箪

地面に撒けば、目印となる

 

白い瓢箪には豊穣の加護があり、

しばらく待てば、再び満たされる

 

ただ、あいにくと食べられはしない

 

パラパラ…と狼は米を巻いた

 

「……」

 

 

これを繰り返せば、迷わずに済む、そう狼は考えた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜ミレニアム、連絡通路〜

 

「…なんかすごい事になってるなぁ」

 

1人の生徒が眠気覚ましのコーヒーを飲みながら連絡通路を歩いていた

 

「はぁ…どこもかしこももエナドリだらけ…誰かコーヒーは飲まないのかー?って、何言ってるんだか」

 

その時

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガッシャーン!「うわぁぁぁ!」

 

いきなり目の前に何かが落ちてきて思わずコーヒーを落としてしまう

 

 

 

「あ、コーh「あはは!めちゃくちゃ痛ったーい!」…え?メイド服…C&C!?」

 

「おや!そこに誰かいるの?お願い!ちょっと助けて欲しい!」「何があったんですか…??」

 

その時

 

「…おうおう、派手にやられてんな」「…きゃ!また誰か…ん?」

 

ミレニアム生が後ろを振り向くとそこには…

 

「…スカジャン?」「あ?なんだ?文句あんのか?」

 

「いやいや、文句なんてそんな…ところでこの人と知り合い?」

 

ミレニアム生がアスナを指差しながら喋る

 

「まぁ、同級生ってとこだ。おい、大丈夫か?」「全然ダメ!頭のてっぺんからつま先まで動かしたく無い!」

 

「そうか…で、誰にやられた?」「刀持ってる男の人!なんか折りたたみ式の盾持ってた!」

 

「男…噂の先生ってやつじゃない…もう片方か」

 

ネルがツイン・ドラゴンのマガジンチェックをした後、ニッと笑う

 

「よし、そんじゃゴミは「掃除」しなきゃなぁ…おい、お前」「わ、私ですか?」

 

「ああ、こいつ(アスナ)の事、保険室にでも連れてってくれ」「ちなみに拒否権は…無いですよねわかりました」

 

「よし、それじゃあ行くかぁ!」「……私…まだ資料終わってないのになぁ」

 

一人、生徒は溜め息をついた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほら、もっと明るく!ため息つくと幸せが逃げるよ!」「…どうしてあなたはそんな元気なのですか…??」

 

今度なぜ自分達がこんな頑丈なのか研究してみようかな?と本気で考える生徒であった

*1
8階ぐらいの高さを落下したと思ってください、差押品保管場所が20階だという話はオリジナル設定です




ここまで読んでくれてありがとうございます!

え?いつ狼がガラス破ったのかって?

めっっっっっっっちゃ見づらいけど透明文字入ってるのよ

閲覧設定で特殊タグオフにすればわかりやすいかな?

ヒントは不自然な空白です

あとネルのセリフ上手く書けたかな…?

次回、お楽しみに
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