万博で1億5000万円売り上げた「とんかつ店」店主は会場に泊まり込み ミラノ万博で活躍する料理人に憧れ5500万円工面して出店 “会場乗り継ぎ駅効果”売り上げ1.5倍になった居酒屋も
■「5500万円」全て自腹で準備して万博出店した野口さん
野口さんが万博への出店することが決まったのは去年12月末。 オープンが迫る中、出店費用5500万円を全て自腹で用意しなければならず、友人たちからお金を借りて、開幕1週間前になんとかお店を完成させた。 当時は万博に対してネガティブな空気が蔓延し、お金を貸してくれる銀行も少なかったそうだ。 それでも野口さんが万博出店にこだわった理由は、小学生の頃に訪れた花博の思い出と、ミラノ万博で料理人が活躍する姿を見たことだった。 野口さん:料理人が万博で活躍できるっていうことを知って、自分も日本で必ず国際万博が出た時は日本人の代表の料理人として自分のお店を出してみたいって思ってたら、ミラノ万博に行った2年後に大阪誘致決定。もう出るしかないじゃないですか。
■「会場泊まり込み」万博で極限の働き方
野口さんの1日は想像を絶する忙しさだ。 朝6時に起床し7時から仕込みを開始。11時から午後3時までランチ営業で4回転をさばいた後、午後3時からテイクアウトの準備をする。 午後5時にはディナー営業で3回転こなし、10時に閉店。その後片付けと翌日の準備をして、深夜1時にようやく1日が終わる。 しかも驚くべきことに、野口さんは万博期間中ずっと会場内に泊まり込んでいるということ。 秦アナ:寝るところがどこかにあるんですか? 野口さん:さすがに外で寝ると怒られちゃいますので、店舗の中でもう仮眠を取って。はじめからもうその想定で、この万博を通して一番万博で働きたいですし、かぶりつきで万博の時間も謳歌したかったので。
■半年間の売り上げは前の店舗の約10倍の「約1億5000万円」に
そんな過酷な環境にもかかわらず「めちゃくちゃ楽しいですね。最高です。自分のやりたい仕事ができて、万博に来られる方が本当にエネルギッシュで。皆さん笑顔で!」と笑顔で答える野口さん。 なんと、半年間の売り上げは前の店舗の約10倍の約1億5000万円にのぼるそうだ。 野口さん:とんかつを食べてもらうというシンプルな仕事において、その1億5000万円を半年でっていうのはやっぱりちょっと信じられないですよね。
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