狼をどう動かすかほんっとうに悩んだ…まじでここは完成しているから狼ぶち込んだらお話が壊れそうで…
でも後悔はしていない。狼の活躍は次回ですけど
それではどうぞ!
〜ミレニアム、オペレーションルーム〜
数えきれない程のモニターが置いてある部屋に、ピピピピッ、ピピピピッと侵入者を知らせるアラームが響く
「…来たわね…何処にいるかは分かってる?」「監視カメラにて対象を発見、1番ゲート、ポイントA1にターゲットを確認しました」
「まもなくA2ポイントに侵入します」「おや…そこまで入ればもう逃げられませんね…では、私が行きましょう」
「あら?だいぶ高く買ってる見たいね、アカネがわざわざ出向く必要、ある?」「もちろんです」
アカネがユウカの方を見る
「お客様のお出迎えは、メイドとしての基本ですから」
アカネはそう言って部屋を出て行った
〜ミレニアム、廊下〜
「えーっと、この辺で良いんだっけ?」「すごく奥まできた感じだけど…恐らく間違ってないかと」
モモイとミドリが物陰で作業していたその時
「ええ、合っていますよ」「!?」「え!?」
アカネがいつの間にか現れていた
「こんばんは、良い夜ですね。お二人の行動は全て見させていただきました、薄々気づきかもしれませんが、あなた達の計画はもう失敗しています。物陰に隠れるのをやめ、お早めに投降する事をお勧めしますよ?」
「改めて、私はC&Cのコールサイン•ゼロスリー…本名は秘密ですので、謎の美少女メイドとてもお呼びください」
「あ、アカネ先輩!」「特技が「暗殺」で有名な、あのアカネ先輩?」「あらら…」
アカネは少し困ったように喋る
「う〜ん…一応秘密のエージェントなのですが…いつの間にそんな知られ方を…?正体秘密系ヒロインは時代遅れなのでしょうか…」
「色々知ってるよー。コタマ先輩によると、どうやら最近体重が…」「ま、待ってください!その情報漏洩はさすがに問題がありますよね!?」*1
アカネがサイレントソリューションを構える
「その情報に関しては永久に黙っていただきます…さあ!物陰に隠れるのをやめて出てきて貰いましょうか、モモイちゃん、ミドリちゃん!」
「……ふふふ」「あはは♪」「…?」
「まだ気づいてない感じかな?失敗しているのはそっちの計画だよ?」「はい?」
その時、物陰からミドリとモモイが飛び出す
「え!?一体何が!?」「ハ〜イ、アカネ先輩!寮に戻ろうとしたら迷っちゃってね!」
飛び出してきたのはモモイとミドリではなく、マキとコトリだった
「な、なぜ貴方が…ミドリとモモイの2人は!?」「聞かれた事には説明するのが世の情け!」
コトリとマキがボイスチェンジャーを仕舞いながら喋る
「どんな質問にも答えをご提供、エンジニア部の説明の化身、豊見コトリ!」「芸術と科学のコンビネーション!ヴェリタスのデジタルアーティスト、マキだよ!」
「そんな、ここに来たのはミドリちゃんとモモイちゃんだったはず!?監視カメラにも…ユウカ!何が起きているんですか!?」
〜ミレニアム、オペレーションルーム〜
「ユウカ!何が起きているんですか!?」
アカネがホログラムの姿でユウカに尋ねる
「わからない!こっちにはモモイとミドリ二人が映ってるけどアカネ、貴方の姿が見えない!」
「な、なんですって、これはもしかして…」「カメラの設定初期化!クラウド接続遮断!プライベートで繋ぎ直して!急いで!」
「は、はい!更新します…出ました!アカネを確認!コトリとマキと対峙中です!」
「ということは…私達がさっきまで見ていた映像は…まさか!」「そうそう!」「ここで言うセリフは一つだね!」
「「計画通り…」」
コトリとマキが笑顔で言い放った
〜ミレニアム、エレベーター前〜
「そろそろ映像が録画ってバレたところかな〜?」「今更だけど平和な状態の映像で良かったんじゃない?それで作戦どおり…」「ミドリ、あそこは出入りが頻繁なんだよ?誰も映ってないのに見ていた場所を通ってきた人が出たらバレちゃうし、C&Cの先輩を閉じ込めた方が成功率も上がるはず」
「……絡繰りを惑わすとは、奇怪な…」”いや逆に人を惑わす方が難しい気が…”
狼は惑わす、という言葉を聞いて昔、平田屋敷で対峙した幻お蝶が頭に浮かんだ。彼女は熟練の幻使いであり。そして熟達の忍びでもある
苦労して弾きを繰り返し、殺したと思ったら実は幻だったと知った時は眉間のシワがとても濃くなった気がした
そこから大量の幻を生み出してきた時は開いた口が塞がらなかったものだ
「狼!ボケっとしてないでエレベーター乗るよ!」「……すまん」
苦い思い出を振り返っていたら呼びかけられ、ハッと気づいた狼はエレベーターに乗った
〜ミレニアム、廊下〜
「侵入者を発見、緊急時の為セミナー専用フロアの各セクションを封鎖します」
ガシャン!とシャッターが下りる
「これは。シャッターが!?はぁ…全く」
「へへっ、仲良く閉じ込められちゃったね〜」「…そんなことありません」
アカネがシャッターの側の端末を操作する
「私はすでに指紋を登録しています。痛い思いをしたくなかったら大人しくしていてくださいね?では、お会いできて光栄でし…」
「データ不一致、未登録の指紋です」「え?」「ヨシ!」「ふっふっふ…」
「セカンドシャッター、作動します」「そ、そんなっ!?」
ガシャン!と更にシャッターが下りる
「いつから計画が映像を録画に変えるだけだと言いましたか…?」「…っ!」
「これも計算の内、ってやつだよ!」「…これは…やられましたね」
〜ミレニアム、オペレーションルーム〜
「アカネ、閉じ込められました!」「誰か生徒会の役員…ノアが近くにいるはず!助けてもらって!」
そう指示を飛ばしながらユウカは思案する
「(一体どういうつもり…この状態だと本物のモモイ達も閉じ込めら……まさか!)」
「ユウカちゃん、聞こえますか!」「ノア、聞こえるわ、もしかして…!!」
「ユウカちゃんも気づきましたか、私の指紋と虹彩が認証されていない状態にされています」「やっぱり!」
「システムはハッキング済み…初めからこれを狙ってアリスちゃんを特攻させた…!!」「恐らくそうかと…多分今指紋が登録されてるのは…」
「「侵入してるモモイちゃんかミドリちゃんのどちらか…!!」
〜ミレニアム、廊下〜
「お姉ちゃん、先生、狼さん、ハレ先輩から連絡!アカネ先輩を閉じ込めるのに成功したって!」
「確認しました、封鎖を解除します」「よし、システムも
“セミナーのみんなは隔離済み、今ここを自由に動けるのは私たちだけだね”「……」
仲間がいるだけでこんなにも忍びこむのが楽になるのか…と考えた狼であった
「元のエンジニア部製より少し弱い最新のセキュリティ…上手く行ったね」「名前を隠してたし、製造元がエンジニア部って気づかれてなさそうだし、その辺の塩梅も上手く取れてる…さすがエンジニア部…ま、とりあえず行こっか」
モモイがシャッターの側の端末を操作する
「……才羽モモイ、才羽ミドリ、アカツキ先生、狼、4名の承認が完了しました」
「なんか…すごいデジャヴを感じる…」「あー…廃墟でアリスが寝てたところに入る時に似たことが…もう随分前みたいな感じだけど」
一行はシャッターが上がったあと、歩き始める
「とりあえずアカネ先輩は閉じ込めれて…アスナ先輩はまだなんだね?」「うん、ハレ先輩がミレニアム全域を調べているけど、見つかんなかったみたい、ミレニアムの外にいるんじゃない?」
「いっつも神出鬼没の先輩だし…ミッション中にパフェ食べに行く人らしいけど…まぁ居ないならいいや、気にしない気にしない」
その時
「だ、誰っ!?」「え?」「……」
一人生徒会の生徒が残っていたが、狼がスッと近づき生徒を掴み拘束し、地面へ押し倒す
「きゃあっ!!え?侵入者!?は、離して!」「………」
狼はシャドウファングを取り出そうと左脚のホルスターに手を伸ばす。しかし……
「……壊れていたな」「え?」
大きな絡繰りに押しつぶされた時に持ち手が壊れ、自室へ置いてきたのを思い出した狼は仕込み短銃、散弾式を義手に仕込む
「それ…義手…?中にあるのは…銃…?あっ(察し)」「……寝ていろ」
ダンダン!と火薬が2回、爆発する音が響いた
「うわぁ…痛そう」「ま、まあとりあえずこれで一安心かな…」”とりあえず先に進もう”
一行は先に進み始めた
これで終わると思ったかい?あともう少しだけ続くよ!
〜ミレニアム、廊下〜
「ふふっ、確かに合金制より頑丈そうなシャッター…さて、どうしよっか?」「では、アカネ先輩、こうして仲良く閉じ込められたのも何かの縁です、相対性理論の講義でもしましょうか?」
コトリとマキが煽るなか、アカネは冷静に無線で現状を報告する
「…こちらコールサイン・ゼロスリー!Aー11セクションに閉じ込められました!コールサイン・ゼロワン、応答をお願いします!」
しかし残念かな、無線は繋がらない
「ああもう…アスナ先輩…何処にいるんですか!せめて電源ぐらい点けておいてくださいよ…」
その時、ピピッ、と無線で通信がアカネに届く
「Connecting New Message…」「あら……?」
音声が再生される
「アスナ先輩の場所はわからないけど…安心して、アカネ。ゲーム開発部は、もう私の射程範囲内だ」
「From Call Sign 02.」
〜ミレニアム、第三校舎屋上〜
「…連絡はよし…やるか」
メイド服を着た褐色肌の生徒が1人、大きな狙撃銃を持って獲物を待ち構えていた
ここまで読んでくれてありがとうございます!
なんとか…書けた…でもまだまだこれからが本番…けんどー、がんばります
次回、お楽しみに…