主を失った狼、透き通る世界に行き着く   作:けんどーさん

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こんにちはけんどーです

遅れて申し訳ない…いや本当に申し訳ない

以下に感謝を

タマヤ与太郎様!おんおん?様!評価9ありがとうございます!

スコタコ様!7GARA様!lightacenoah様!誤字報告ありがとうございます!

それではどうぞ!

追記

ふと気づいたことが…76話のお話です。ここで()について書いたじゃないですか

……よくよく考えたら39話で刀の色ってバレてるはずなのですよ

それに気づいた時恥ずかしすぎて真面目に発狂しました。本当に恥ずかしい…

修正しといたので…すみません、ぜひ読み直していただければ…

76話でコメントいただいた方、本当にすみません…


Nerd and Sinobi VS Maid その1

〜ミレニアム、ヴェリタス〜

 

ガチャ、と部室のドアが音を立てて開き、先生が口を開く

 

“ごめん、遅れた…”「はぁ…疲れた」

 

「…やけに遅かったじゃない…何があったの?」「…言えぬ」

 

そこにはエンジニア部から戻ってきた先生達御一行が居た

 

「いやそれはそれで気になる…」”う〜〜ん…まぁエンジニア部の協力は取り付けたよ”

 

「なら…いいね、完璧」「これで、メンバーは揃ったよね?」

 

「うん、それじゃ作戦…もとい、私達のターゲットがある生徒会の差押品保管所について説明するね」”うん、お願い”

 

「ミレニアムの生徒会、セミナーは基本的にミレニアムタワーの最上階を専用スペースとして使用してて、「鏡」のある保管所は最上階の西側」

 

「調べた感じ入口から差押品保管所へと辿り着くには約400台の監視カメラと50近い警備ロボ、それにブラック企業から押収した戦闘ロボ数十体を突破しないといけないみたい」「正確にはカメラが442、警備ロボは3種類に分けて計52体だね」

 

「ああ、ちなみになんでこんなに詳しいかはあそこのセキュリティの構築に協力していたから…と言えばいいかな?」

 

「うえぇ…」「…ウタハ先輩、流石にカメラ多すぎじゃないですか…?」

 

「仕方ないだろ、ミレニアムの生徒会にそう易々と侵入されたら大問題だよ」”まぁ…そうだよね”

 

「カメラやロボも問題だけど、一番は保管所まで行くにはエレベーターを使わないといけないんだ」「…それは、なんだ」

 

「エレベーターには生徒会の限られた役人しか通過できない指紋認証システムがあって…もしエレベーターを通過しても武装した生徒や警備員がいるだろうし…何より最上階は各部屋ごとセクションで分けられてるの」

 

「セクション…部屋が仕切られてるのは当然のことじゃ?」

 

ミドリが質問する

 

「えーとね…セクションとセキュリティシステムが対応してて…例えば火災が起きたらシャッターを下ろして隔離したりできるの」

 

「それでそのシャッターは生徒会メンバーの指紋でしか解除ができないし、もし登録されてない指紋や強い衝撃に反応すると次はもっと強いチタン製のシャッターが降りてきてこっちは指紋に加えて虹彩も認証に必要になる」「……」

 

「う〜ん…ややこしいけど…まず差押品保管所に行くにはエレベーターに乗るしかなく、そこから指紋を使ったセキュリティシステムがあって、それをミスするとシャッターが降りて他のセクションに移動するのが難しくなる」「………」

 

「それを無理に通ろうとするとさらに頑丈なシャッターが降りて閉じ込められる…」「監視カメラとロボも忘れずに〜」「…………」

 

「監視カメラについてはハッキング…セキュリティシステムはヴェリタスの力でも正面突破は難しそう…なんせ外部からのネットワークとは遮断されてる…」

 

「あ、新しい情報が入った。エレベーターに無理矢理入ろうとすると最上階の全部の部屋にシャッターが下されるらしいよ?」

 

「ああもう!なんか難しいし絶望感マシマシな話ばっかり!いい話はないの!?」”う〜ん…これは…狼、狼だったらどう忍び込む?”

 

そう先生が狼に尋ねた時、狼は……

 

「………………」”…狼?……えっ気絶してる?”

 

指紋認証?シャッター?監視カメラ?警備ロボ?と聞きなれない単語にとにかく侵入者対策は葦名城の数百倍ばっちりだと理解した狼は宇宙を背中に見出していた

 

“狼?起きろ〜…仕方ない…えいっ”「ぐっ!?…はっ」

 

狼は先生の脳天チョップで目覚めた

 

“大丈夫かい?狼”「……ああ、大丈夫だ」

 

一瞬、葦名一心の一文字2連を脳天に食らった時と同じ感覚がした事に驚いた狼であった*1

 

「……話、していい?」”え?ああ、ごめん。お願いするよ”

 

「気を取り直して…弱点はある…ます、外部電力を遮断する方式に弱い、電力を断つと自然と外部ネットワークに繋がるから、一時的に隙が生まれる」

 

ヒビキが何かを懐から取り出す

 

「私達が作ったこの超小型EMPなら、その隙を使ってシステムを落とせる…大体6秒ぐらいしかないけど」

 

「…6秒…か」

 

ハレが目を閉じ考える

 

そして目を開き少し笑みを浮かべ…

 

「十分だね」

 

そう言い放った

 

“…それで、結局作戦はどんな感じにするの?”「それはね…」

 

〜少女説明中〜

 

「わかりました!アリス、準備しておきます!」「よし、これで本当に準備は完了だね」

 

「…決行はいつだ…」「決行?何言ってるの?」「…なに?」

 

「作戦はね…もう始まってるよ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜ミレニアム、オペレーションルーム〜

 

ドカアアァァァァン!

 

「くっ!?や、やられてしまいました……!ふ、復活の呪文…を…」

 

ドサッ、とアリスが地面に倒れる

 

その様子を見届けたユウカは思わず呟く

 

「…信じられない…どんな方法かと思ったらよりによって強行突破だなんて…」

 

「この子が、アリスちゃんですね?

 

メガネをかけたメイド服の少女がアリスを抱き抱える

 

「とっても可愛いですねー、6番目のエージェントにしたくなりますね…連れ帰ってもいいですか?」

 

「……アカネ、それはダメ、今は生徒会を襲撃した犯人の1人なんだから、とりあえず反省部屋に閉じ込めておいて」「あらあら、このような少女を閉じ込めるだなんてそう言う()()でも?」

 

それを聞いたユウカは酷く赤面する

 

「なっなによ、そんなことしないわよ!…それにしても指紋認証システムを突破するためとは言え無理矢理扉を撃ち破るなんて…」

 

「確認しました、エレベーターのセキュリティロックをすぐに修理するのは難しそうです。今は丸ごと取り替えるしか…」

 

「そう、じゃあ新しいのに交換…いや、ちょっとまって」

 

ユウカがアリスのスーパーノヴァを見て何かを思いつく

 

「多分…この武器はエンジニア部で作られた物…あの部活、いっつも碌なもん作らないわね…こう言う時はエンジニア部に修理を依頼してたけど…罠があるかもしれないから、エンジニア部製じゃない中で一番強いセキュリティに取り替えて」「はい、わかりました」

 

「では、この子を反省部屋に入れておきますね〜」「…お願いするわ」

 

そしてアリスは反省部屋へ連れていかれた

 

 

「ううっ…アリスが連れていかれちゃった…」「落ち着いてモモイ…計画通りだよ」

 

「…アリスちゃん…すぐ助けるから…」「…あの女…」

 

狼は一人思案する。あのメガネをかけた女、どこか妙な気配を感じた

 

恐らく、服から見て他と違う、葦名衆の剣客みたいな、侮れない強者の雰囲気を感じた

 

「狼?どうしたの?アリスちゃんが連れてかれたのそんなに心配?」「……アリス殿なら…きっと大丈夫だろう」

 

「…とりあえず、一つ目の仕掛けはできた、そうだよね?先生」”うん、エンジニア部の方はどうかな?”

 

「今連絡きたよ!「こちらエンジニア部、トロイの木馬を侵入させる事に成功した」…ってね」

 

「ひゅ〜…これで一安心、もししくじってたらアリスは意味なく監禁されただけ…になるからね」

 

「よし、じゃあ次のステップに進もう」”ふぅ…ここから夜まで待機か…”

 

時計を見て”この間に仕事終わらせるか…”とシッテムの箱で簡単な仕事をこなしている先生であった

 

「先生…ここにきて仕事やるの……?」”ああ、簡単な書類が100枚溜まってるからね…”

 

「…先生、お疲れ様です…」「あはは…社畜極まってるね…」「………?」

 

社畜という言葉に?を浮かべる狼であった

 

 

 

〜数時間後、夜のミレニアム〜

 

「……そろそろは始めよっか」”え?おお、ちょうど仕事終わった”「…なんだかもう、大変だね、先生」

 

「…緊張する…こんな気持ち、初めて古代史研究会を襲撃した時以来…」「ヒビキとウタハ先輩は?」

 

 

「もう「お客さん」を迎える準備は出来てるって」

 

ホログラムのハレが答える

 

「いいね、流石」「…やることは決していいことじゃないけどね…」”マキとコトリはどうだい?”

 

「こっちも準備OKだよ、先生!」「お任せください!理論上、この作戦が成功する確率は2%です!」

 

同じくホログラムのマキとコトリが答える

 

「ええっ!?ほぼ間違いなく失敗じゃん!なんで自信満々なの!?」

 

「えへへ、場を和ませる冗談です!実際は逆ですよ、98%成功するでしょう!」「コトリちゃんとマキちゃんの準備が終わったなら…」

 

「第2段階…だね」「うん、そうだね」

 

「…それでは…先生!」”…うん、分かった”

 

“作戦開始!”「「はい!」」「行っくぞー!」

 

「……久方ぶりの侵入だな」”頼りにしてるよ、狼”

 

そうして一行は目的のため動きはじめた

*1
一文字は避けるべき、弾き損ねたら二発目で脳天かち割られる




ここまで読んでくれてありがとうございます!

長いので一旦区切ります

最近この小説を読み直して思ったこと

……狼喋りすぎじゃね?感想でも言われたぞ………?

ってことですので狼の喋る量をほんの少しお気持ち程度に減らして書いてます。

次回、Nerd and Sinobi VS Maid その2、お楽しみに
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