主を失った狼、透き通る世界に行き着く   作:けんどーさん

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こんにちはけんどーです

今回はバカみたいに悩みました。後悔は無い

騎ノ原 騎覇様!評価8ありがとうございます!スコタコ様!誤字報告ありがとうございます!

それではどうぞ!


戻ってきた仕掛け、そして新たな牙…?

〜ミレニアム、エンジニア部〜

 

「おおっと、傘の話で終わりかけていたけど、君に見せたいものがあるんだ」「……見せたい物とは」

 

「ちょっと待っててくれ、すぐ戻る」

 

ウタハが何かを取りに作業場へ戻った

 

“狼、傘の調子はどう?”「…ああ、良い出来栄えだ」

 

狼がガシャ!と傘を開く

 

「…む?」

 

と同時に、違和感

 

「……これはなんだ」

 

狼は傘の軸にボタンが付いているのを見つける

 

「それですか?押してみてください!」「…分かった」

 

狼がポチ、と赤いボタンを押すと…

 

ガシャン!ギャリィィィ!「ぬおっ!?」

 

いきなり傘の片縁に小さい刃が無数に生え、傘が回転を始める

 

“うわっ、ええっ!?なになに!?なんかすごいことなってるよ狼!”「うわ〜あれやばそ…生徒でも食らったら大怪我しそう…」

 

傘はドンドン回転速度を上げ、遠心力により狼は少しずつ体幹が崩れそうになっているのを感じる

 

「おお!やはりすごいですね!設計図が作られたのは何百年も前なのにここまで回転するとは!」”…コトリ、あれはなんなんだ?”

 

「解説ですね!お任せください!」

 

コトリが説明を始める

 

「ミレニアムの部活動の一つである探検部が東の山の深い場所に一箇所ポツンと塔のような廃墟が見つかり

、そこから持ち帰られ物の中に武器の設計図が入っていました!」「質問です!その設計図はどんなものですか?」

 

「はい!出土したもので修復、再現ができたものは一つですが今回もう一個の設計図の修復が完了し、狼さんの持っている仕込み傘の修理ついでにその設計図の仕掛けを仕込んでみました!」「ねえねえ!それなんて言う名前の武器なの??」

 

「ミレニアムの翻訳機が正しく作動しているにであれば、その武器の名前は…」

 

「回転ノコギリです!!」”その機能、最初に言っておいた方が良かったと思う。絶対”「ぬおおおお!!」

 

狼はコトリがのうのうと解説している間に仕込み傘の遠心力に耐え、なんとか回転を止めようと地面に押し付ける

 

ギャリィィィ!!「あっちょっと!床が!床がぁ!」「おおおお狼さん!?」

 

「…以前止まらぬか…!」”狼!?ステイ!ステイ!破片が飛んできtおおおお!!?”

 

先生がなんとか狼を止めようと近づくが、ノコギリで削れた床の破片が無数に飛び交っていたため、近づけなかった

 

それどころか大きな破片が先生の顔面直撃コースで飛んできており大変危険だ*1

 

「狼さん!傘の軸にあるボタンを押してください!」「…ここか」

 

狼が破片が体に当たる痛みを堪えて傘の軸にくっついている()()ボタンを押すと…

 

ガキィン!ギャリィィィ!「……は?」

 

回転が止まる…と思いきや軸から先が離れ恐ろしい速度で傘が回転していった

 

「そうです!床は犠牲になりましたけどこれが見たかったんです!」「…これ、ユウカから怒られそうだね…」

 

“狼!ちょっみんな避けれるように準備!”

 

ギャリィィィ!と音を立てて仕込み傘が時地面を走ったその先

 

 

ガチャ「あったぞ!狼!これを」ギャリィィィ!!「…え?」

 

ガッシャーーン!!「うわああああぁぁぁ!??」「う、ウタハァ!」「「ウタハ先輩!?」」

 

「た、大変です!ウタハがフレンドリーファイアを喰らいました!」”…………”*2

 

「……すまん」

 

一行は慌ててウタハの方へと駆け寄った

 

 

〜数分後〜

 

「いや〜痛かった痛かった…スーパーノヴァの試し撃ちの的になった時と同じぐらい痛かった…」「…お主…あれを受けて尚怪我はほとんど無し、か…」

 

ウタハが狼から受け取った丸薬を飲み込み喋る

 

「そりゃ生徒だもの、あんなのでは死なないさ、それでコトリは?」「…コトリはあっちで説教中」

 

ふと横を見ると先生に怒られているコトリがいた

 

「いや…良かれと思って仕掛けたけど…まさかしっぺ返しを喰らうとは…」「…あれは…いい仕掛けだ」

 

「え?」「…それは本当?」「狼、正気?あんなの危険だよ〜!」「わ、私も…危険だと…」

 

「…あそこを見ろ」

 

狼がさっき傘を押し付けた地面を指差す

 

「…あの破壊力…そして傘と軸の分離…意表を突け、なおかつ破壊力も申し分ない…満足だ。だが…」「…だが?」

 

狼の眉間のシワが深くなる

 

「…もし、あれがただの人…俺や先生殿のような人が受ければ…」「「「「「……」」」」」

 

その時、先生とコトリが帰ってくる

 

「……ごめんなさい」「…俺は気にしておらん…」”でも報連相は大事だし今回はそれを怠ったコトリが悪いから…”

 

「そうだ!衝撃ですっかり忘れていた!これを受け取ってくれ」「…これは」

 

狼は受け取った機械をまじまじと見つめる

 

それは仕込みというには義手につけたとして必ずはみ出て、それをつければまず間違いなく鉤縄を飛ばせないと思わせるほどデカく、まるで矢尻のようなでっかい杭がくっついていた

 

「それもまた遺跡から出土した武器…パイルハンマーだ」「…ぱいるはんまー?」

 

「それも扱いは簡単!まずはね…」「…ふむ」

 

〜少女説明中〜

 

「さぁ!試してみてくれ!」「…これか」

 

狼は目の前のダミーに向き直り、左腕につけたパイルハンマーを構える

 

「まずは親指で赤いボタンを押しハンマーを短い状態に」「……こうか?

 

ガシン!と矢尻のようなハンマーを作動する

 

「次に引き金を引きハンマーを打ち出す準備!」「…ああ」

 

キュイイィィン!とハンマーが唸る

 

「チャージが完了したら引き金を離しながら叩きつける!」「……ううっ」

 

ドゴォォん!と音を立てダミーがこっぱ微塵になる

 

「……肩が…」”狼?大丈夫かい?”

 

左肩を押さえて悶絶している狼を先生が介抱する

 

「素晴らしい!やはり爆破は素晴らしい!」「…お主」

 

「ん?なんだい?もしかしてお代のことかい?なら要らないよ、こっちのツケで…」「…違う」

 

狼がパイルハンマーをウタハへ渡す

 

「……肩への負担を減らせるよう改造してくれ…」「あら…分かった、やってみる」

 

狼は結局パイルハンマーを手放した

 

ただ、肩が弱いが故に

 

 

「さて、あとは襲撃しパイルハンマーを完成させるだけ!頑張るぞ!!」「「おおー!」」

 

「……ミドリ、私疲れた…」「お姉ちゃん?大丈夫?お姉ちゃん!?」「ミドリ!モモイを助けましょう!」

 

“……なんかすごいことになってるな”

 

先生は木っ端微塵になったダミーを見て呟いた

*1
以下先生の心情”アロナバリアあって良かったあああ!!”

*2
とてもいい笑顔でコトリを見ている




ここまで読んでくれてありがとうございます!

仕込み傘、大回転ノコギリ式はローゲリウスの車輪と回転ノコギリと仕込み傘を足して割ったような物…と考えてください
実はノコギリの刃を仕込んだので傘の放ち斬りの威力が上がっています

パイルハンマーはそのまんまです。でもまだ狼には扱えきれません

次回、お楽しみに…

追記、ここは黒歴史、もとい戒めとしてそのままにしておきます

見切り発車ダメ絶対
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