かつて捕鯨で栄えた唐津市呼子町で18、19の両日、親子鯨の山車(だし)を曳(ひ)く秋祭り「呼子くんち」が開かれた。子どもたちが元気なかけ声を響かせ、鯨の親子が港町を悠々と巡った。
同じ名称で主に戦前まで開かれていた祭りが、2022年に形を変えて復活した。山車は呼子に伝わる親子鯨の民話になぞらえ、京都の和紙作家が手がけた。
🐋鯨の親子が「ヨイヤサー」
18日の宵山(よいやま)は、午後6時に鯨組主(くみぬし)中尾家屋敷を出発した。明かりをともされた鯨の親子が「ヨイヤサー」のかけ声とともに、呼子湾沿いを練り歩いた。19日は呼子朝市通りなど趣のある町並みを巡り、呼子八幡神社のみこしと神事を受けた。
観光で呼子を訪れていた福岡市の角敏夫さん(63)は「春に『秋にくんちがある』と聞いて来た。山車もよく、耳に残るはやしだった。いいものを見た」と満足げだった。(松岡蒼大)
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