丸尾・兵庫県議も記載ミス JR回数券使用、報告書修正へ

 丸尾牧県議(49)=無所属=は5日、県庁で会見を開き、自身が平成24年度に政務調査費(25年度以降は政務活動費)で購入したJRの回数乗車券について、翌年度に使用した分を支払証明書に記載していなかったことを明らかにした。

 丸尾氏は他の県議による政活費の不正使用疑惑を追及しており、「不正や疑惑を追及する立場でありながら、自らの報告で不適切な記載があり、県民におわびしたい」と謝罪した。

 丸尾氏によると、24年10月に11枚つづりの回数券(2580円)を購入。県議会に提出した報告書に登庁調査費として6回分の使用を記載したが、翌25年度に使った5回分を記載していなかった。

 丸尾氏は、事務手続き上の単純ミスとした上で、「後で日付を追記した支払証明書に差し替えるべきだったが、考えが至らなかった。登庁記録もあり、切符は適正に使用している」と説明した。使用した日付を追加して報告書を修正するという。

 丸尾氏は野々村竜太郎元県議(48)=辞職=らを刑事告発した市民オンブズマン兵庫のメンバーで、市民オンブズ尼崎の世話人を務めている。丸尾氏は「今後も適正な使用に関する問題提起は続けるが、議会全体の点検が終わるまで、こちらからの働きかけは自粛する」と話した。

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