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リフレ女子
@antitaxhike
拉致事件が問題視されていた当時、社会党、現在の社民党は、被害者家族から相談を受けていたにもかかわらず北朝鮮側の言い分を信用しあろうことか「拉致は創作」とまで言っていた。そういう側面も報じなければフェアではあるまい。なぜスパイ法制定に反対する人たちがいるのか、自ずとわかってこよう。 x.com/nhk_n_sp/statu…
https://x.com/antitaxhike/status/1979516173231538229
自民党と日本社会党の訪朝団と拉致問題の関係
X投稿の概要提供されたX投稿(氏、2025年10月18日)は、NHKの「未解決事件 File.02 北朝鮮拉致事件」を引用し、当時の日本社会党(現・社民党)が拉致被害者家族からの相談を受けていたにもかかわらず、北朝鮮側の主張を信用し、「拉致は創作」とまで否定した点を批判しています。また、これをスパイ防止法制定反対の背景に結びつけ、メディア報道の公平性を問題視しています。 この投稿は、拉致問題の歴史的文脈、特に自民党(LDP)と日本社会党(JSP)の訪朝団の役割を想起させるものです。以下で、これらの関係を歴史的事実に基づいて説明します。自民党と日本社会党の訪朝団の概要1990年9月、自民党の金丸信副総裁(当時)と日本社会党の田辺誠委員長(当時)が率いる合同訪朝団が北朝鮮を訪問しました。この「金丸訪朝団」は、日朝国交正常化を目的としたもので、海部俊樹内閣総理大臣の親書を携え、朝鮮労働党(北朝鮮の与党)との間で「日朝3党共同宣言」に署名。宣言では、政府間交渉の開始を促し、過去の植民地支配に対する「十分な補償」を約束する内容が盛り込まれました。
- 自民党側: 金丸信が団長を務め、石破茂氏(当時秘書)らも参加。国交正常化を優先し、北朝鮮との対話路線を推進。
- 社会党側: 田辺誠が団長。社会党はもともと北朝鮮との友好関係を重視する立場で、複数回の訪朝実績がありました(例: 1985年の田辺訪朝)。
- 訪朝団の対応: 金丸訪朝団は、拉致疑惑を積極的に追及せず、北朝鮮側の主張を基本的に受け入れる形で合意に至りました。これにより、拉致問題の解決が後回しにされ、国交正常化優先の「対話路線」が定着。結果として、北朝鮮の工作活動(拉致を含む)が日本国内で継続的に疑われつつも、外交的な圧力が弱まった側面があります。
- 社会党の特異な立場: 社会党は、被害者家族から相談を受けていたにもかかわらず、北朝鮮の「拉致否定」を信用。1990年代初頭には「拉致は創作(でっち上げ)」とする発言が党内で相次ぎました。 2002年の小泉純一郎首相訪朝で金正日総書記が拉致を公式謝罪するまで、社会党(後継の社民党)は北朝鮮寄りの姿勢を崩さず、拉致問題を「政治利用」と批判する声もありました。 これが投稿で指摘される「北朝鮮側の言い分を信用」した点に該当します。
- 自民党の関与: 自民党内でも金丸派を中心に北朝鮮との「パイプ」を重視する動きがありましたが、党内では拉致問題を重視する声(例: 安倍晋三氏ら)が次第に強まりました。1990年の訪朝参加者(石破茂氏など)は、後年拉致解決を主張する立場に転じていますが、当時の無視が批判の対象となっています。