エロ寿史について
トレパクが巷を沸かせている。
エロ寿史については、イラストレーターとしてうまくやってんな~とか、わたせせいぞうよりはマシだとか思っていたけど、今回の騒動で相当のクソ野郎だって思った。
トレパクだけじゃなく、トレパクを批判する立場をとっていただけに胸糞極まりない。
そして、エロはトレパクに対して大した罪悪感もなくて被害者に対し下記のようなやりとりで済ませている。
エロがこうなったのは世の中の認識が今と昔で大きく代わってしまった経緯がある。とは言えエロがやったことは、当時であっても権利問題を無視した横暴そのものであり決して擁護するつもりではないことを前置きしておく。
デザイナー専門学校
デザイナーの専門学校の話になるんだけど、そこの講師がトレースから絵を描く技法をレクチャーしていた。
これ今だとトレパクなんだけど、描き方を知った時には「これ邪道では・・・」と思った。
けどすぐにその考えは消し飛んだ。
グラフィック界ではアンディー・ウォーホールの頃からある手法(正当とはいえない)。トレパクしないで写真をそのまま使ってしまうもの(コラージュ)もありグラフィック技法の一つだった。
デザイナーの学校では一回だけ人物デッサンの回があったが、人物はそれ一回きりで、パースや陰影など正当な描き方は学べなかったと思う。
そんなのは芸大でやれって話だが、私には芸大に入るだけの頭がなかったし、写真から写し絵をするチープなこのやり方が唯一の習得方法だった。
それでも第一線で活躍しているデザイナーからレクチャーされた技法であれば、私はそれをありがたく受け止めイラストの技法として定着させた。
エロはその頃すでにマンが家だったから、どうやってトレースを手に入れたか分からない。
印刷の工程を理解していたわたせせいぞう
私はエロなんかよりも、わたせせいぞうの方が疎ましかった(鈴木英人が何も言及しないのをいいことに)。
何しろわたせせいぞうは着色すらしていないのだ。
一度何かの雑誌でわたせせいぞうのイラスト原稿を見たことがある。
それにはカラーチップがびっしりと貼られていて、印刷所に出す発注用の版下(印刷所に出す広告の元)にしか見えなかった。
描いているというか作っているのはレタッチャーという事実
実際に着色しているのは印刷所のレタッチャーであり、彼らがデザインナイフで視力を犠牲に鬼のような加工をして出来上がった絵がこれなのだ。
色がすごくきれいに見えるのは印刷所が着色しているからであって、わたせせいぞうが筆で塗っているわけではない。
逆に筆で塗らずに直接色指定をすることで驚くほどきれいな仕上がりになる。
紙に筆で描かれたイラストの色は再現できない
普通に絵を描いて、それがどんなに彩度が高い絵の具を使おうとも、絶対に再現できない。
なぜなら一回スキャナーを通すからだ。
直接色が生成されるわけではない。
スキャナーを通して、オフセット印刷で刷られたイラストは絶対に色が濁ってしまう。
印刷所に色を直接指定することは、オフセットで考えうる限り最高の仕上がりになるということ。
なぜなら色が濁らないからだ。
これ殆どの普通の人が理解していない。というか出来ない。
オフセット印刷の工程を知っていなければ出来ない。
今ならマウスで色のパスを作るが、当時はこの色の一つ一つをレタッチャーがデザインナイフで切って色分けしていたのだ。
どれだけ大変か解ってもらえるだろうか?
私は解る。
だからわたせせいぞうに苛ついたのだ。
彼はカラーチップで指定しているだけ。
で、下が鈴木英人。
鈴木英人丸パクリ問題
いや・・・丸パクリでしょーよ。
わたせは印刷所のレタッチャーにやらせているけど鈴木英人はシルクスクリーンだからな。自分でやっているからな・・・
エロのトレパクに話を戻す
話が盛大にズレた。
時を戻そう・・・・・・
そんな時代にエロはイラストレーターとして出てきた。
トレパクしても誰も気づかない。
それどころかグラフィックの技法の一つだ。
そんな大義名分?の元にエロはトレースイラストを作り続けた・・・
つうかやりすぎだろ・・・・・・
これほとんど仕事としてやってたらしい。
こんなん同人レベルで留めておくべきだろう。
特にひどいのはこれ。
エロはしてやったりとテヘペロしてたんじゃないかな?
これで大金もらって、企業にとって完全な裏切り。
懲戒免職案件だ。フリーだから当てはまらないが。
もうね・・・
当時の時代背景があったとしても擁護できる要素が一つもないのよ。
失望したな~
絵も人格もクソだったってことです。
重ねて言うならば、デザイナーとしてもIllustratorもPhotoshopも使えないようだからスキルは皆無。
残念。
残念この上なし。


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