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【大学受験🌸】東大生の勉強法⑤〜社会(世界史/地理)編〜

受験勉強について書くのは今回が最後です。
東大受験ネタを擦りまくってるnoteでアセアセ😅
少しでも誰かの役に立ちますように✨
特に、身近に勉強法を聞ける人がいない人にも届くといいなって願っています。そんな人読んでくれてるかな、ここまで探し当ててくれてありがとう。


さてさて、私は世界史&地理を選択しました!
社会の勉強は本当に楽しかった!特に2次試験対策。

世界のいろんなことについて知れるのが本当にワクワクして!
海外旅行行っても、ニュース見てても、外国人と話してても、本や映画でも役立つし、受験の範囲を超えてもっともっと学びたい!となるのです🌍
これからも学び続けようと思います🔥

写真は本郷キャンパスの三四郎池📸 経済の建物のすぐ裏。
木々が水面に反射してめーっちゃ綺麗やねん!お気に入りスポット!

社会の勉強は早めに始めよう🌱

社会は高3になってからでも間に合う、英数が完成してからで大丈夫、と聞いたことがある人は多いと思います。
それはそれで正しいのですが、私はあえて早い時期から社会の勉強を始めることをおすすめします。理由は大きく3つ!

  1. 社会は暗記科目であり、一日に長時間やっても覚えられる量に限りがあるから
    一日に教科書を一気読みしても覚えられる量に限りはありますよね。高3になってから詰め込めないこともないですが、効率は下がります。そして社会を勉強する時の一番のポイントは、知識を薄く塗り重ねていくことです。完璧でなくても良いから、何度も全体を通して勉強することが大切です。

  2. 社会は隙間時間で勉強しやすいから
    社会は教科書や参考書を通学の電車などの隙間時間に読むだけで勉強できます。読書感覚で手軽に勉強でき、あまり負担にならないのでおすすめです。英語や数学など他の科目に飽きた時の気分転換に読むのも良いと思います。

  3. 早いうちからある程度全体を把握できていた方がその後の効率が上がるから
    高3になる前にやるべき勉強の全体像が把握できていると、その後の計画も立てやすくなりますし、気持ちに余裕も生まれます。

以上の理由から(特に文系、特に2次に社会が必要な人には)社会の勉強を早い時期から始めておくことをおすすめします!

では具体的にはどのように勉強を進めていけば良いのでしょうか?科目ごとにまとめました。


世界史🌏

世界史は範囲が広く、地域や時代同士の繋がりを把握しなければいけません。勉強するポイントは、やはり
繰り返し参考書などを読んで知識を薄く塗り重ねていくこと
だと思います。

ある時代を完璧にしてから次の時代にいくのではなく、細かい知識は後から肉付けするつもりで、まずは全体像を掴むと良いでしょう。
ここから私が実際にしたことを紹介します。

高2夏から

参考書と動画を並行して使い通史をします。この時点では細かい用語を覚えようと頑張らなくても大丈夫です。

参考書📚

世界史の勉強を始めなければ!と思い教科書を読み始めましたがよく分からず、イマイチ頭に入って来ませんでした。これは後になって気付いたことですが、教科書はとてもよくまとまっている反面、初めて世界史を学ぶには説明があっさりしすぎていたのです。

そこでネットで世界史の勉強法を調べて『ナビゲーター世界史(山川出版社)』という参考書に辿り着きました。この参考書は説明がわかりやすく、重要なところはポイントでまとめてあります。さらに巻末に語句チェックもあるのでとてもおすすめです。
ネットでおすすめされている参考書はこの『ナビゲーター世界史』か、『荒巻の世界史の見取り図(東進ブックス)』であり、私は荒巻も読んでみましたが、ナビゲーターの方がおすすめです。荒巻は話が色々飛ぶので、普通に勉強するにはナビゲーターの方がまとまりが良いからです。この参考書は全4巻、58章までなので、1日1章読んでも2ヶ月で1周できます。1日2章読んだら1ヶ月でできますね😊
一気に古代から現代まで読むと2周目の時に古代をあまりにも忘れるという人は、1巻を3周ずつ読みながら4巻までいくという風にしてもよいと思います。そして毎章読むごとに巻末の語句チェックも軽くしていくとバッチリです。
これならわかる!ナビゲーター世界史B 1 先史~中世ヨーロッパ史の徹底理解

動画📹

YouTubeで無料で見られる『家庭教師のトライ』の世界史、とてもオススメです。世界史選択の人はみんな見て欲しい。正直言って塾などで高いお金を出して講座を取らなくてもこれで十分だと思います。一回一回の動画は短いので隙間時間に見られます。私はお風呂上がりにイヤホン大音量にしてドライヤーをしながら見たり、ストレッチや腹筋をしながら見ていました😊よくまとまっているし先生もコメント欄も面白いです。私は高2の2月くらいまでに全部見ましたが、全部見る時間が無い人は不安な単元だけ見るのも良し。ただし、先生の話すスピードがびっくりするほど遅いので、2倍速推奨です🗣️
家庭教師のトライ 世界史

高3から

参考書や教科書を使って何度も通史をしながら問題集で知識も定着させていきます。東大志望の人は少しずつ論述の練習を始めると良いと思います。ここでは全体にオススメの問題集を紹介した後、東大志望の子に向けて私がした論述対策を紹介したいと思います。

問題集

単語を暗記するには一問一答を使うイメージがあるかもしれませんが、世界史は流れで覚えることが重要なので、問題集で知識を定着させる方がオススメです。
一問一答はある程度覚えた後に最終の詰めで使う程度でも良いかもしれません。私が使って良かった問題集は『詳説世界史 スタンダードテスト(山川出版社)』です。教科書に準拠していて知識の細かさも丁度良いと思います。私はこの問題集を高3の春から毎日見開き3ページずつ解いて全部で4周くらいしました。
それに加えて『詳説世界史 改訂版 ノート(山川出版社)』も書き込んで一回しましたが、これはやってもやらなくてもどちらでも良いと思います。また、一問一答に関して、私は山川のものを使っていましたが、たまに聞いた事がないような単語も載っていたので(私大などなら必要なのかもしれませんが)最終的に全部は覚えませんでした。
詳説世界史スタンダードテスト
詳説世界史 ノート
山川一問一答世界史

東大志望者へ

東大志望の子に向けて、私がした論述対策を紹介します。

高3の4月から塾の東大世界史(週1/1時間半/塾の他の科目を受講していれば無料)に通いました。
そこでは毎週1回分第1問タイプの論述が予習として出され、それの解説の後、東大と模試の過去問から第2問タイプの問題を集めて時代ごとにまとめ直したプリントの解説がありました。論述は毎回添削してもらえました。また、塾オリジナルのテキストを使ってわかりにくい部分だけを掻い摘んで解説してくれました。このテキストがとても分かりやすく、普通の参考書では曖昧にとばされがちな内陸アジアや東南アジアも詳しくまとまっていたので、高3になってからはナビゲーター世界史よりも塾のテキストをメインに何度も読み込みました。第1問型の論述について、最初は全然書けないかもしれませんが慣れたら大丈夫です。600字が少なく感じます。

知識が完璧でないと論述は無理と思うかもしれませんが、アウトプットは本当に大切で、書いていくうちに知識が整理されていくので、どんどん挑戦してみると良いと思います。出来れば書いた論述は先生に添削してもらうとより良いです。書き方の改善点が分かるだけでなく間違った知識を修正することもできます。

塾では2学期に入ると論述が1週間に2~3本に増え、直前期にはもっと多くなったので最終的に90本くらい演習しました。1本につき2~3回は解き直して復習しました。第2問型について、これも塾のプリントを中心に勉強しました。先程書いた通り、プリントには東大や模試の過去問が集められて時代ごとにまとめられていたので、それを何度も何度も復習して、プリントに載っている問題は全部暗唱できるようにしました。第3問型については、特に対策しなくても世界史の勉強を普通にしていれば大丈夫だと思います。このように塾の教材の中で過去問を消費していったので、2月にオープンや実戦の過去問を地理と合わせて時間を測って演習しました。

大学別入試攻略問題集 東京大学 地理・歴史
実戦模試演習 東京大学への地理歴史

世界史の3つのポイント🌝

ここで世界史を勉強するときのポイントを紹介します。

  1. まずは全体像を掴む!
    先程から繰り返し述べているように、まず全体の流れを把握することから始めることです。細かい知識にこだわらず全体像を掴むことから始めると良いと思います。

  2. 色々な角度から世界史を学ぶ
    1つの教科書、参考書からだけインプットするのではなく多くの視点を持つと頭に入りやすくなります。自分が自信のない時代だけでも、本屋さんでの立ち読みで良いので色々な参考書から学んでみてください。また、YouTubeで英語で世界史を学べるCrashCourseというチャンネルがあります。アメリカの学生などに向けて作られていますが、内容がとても面白くて世界史を新たな角度で学べる上、英語のリスニングの練習にもなり、まさに一石二鳥です。私は毎日ドライヤーで髪を乾かしながら見ていました😊最終的に、World History、World History2、European History、US Historyとチャンネルにある世界史関連の動画を全部見ました。余裕のある人はぜひ挑戦してみてください。CrashCourse World History

  3. 年号を覚える!
    これは意外ですが一番大切なことで、年号を語呂合わせで暗記することです!え〜年号とかいちいち覚える必要ある?とか覚えられない!とか思うかもしれませんが、とてもとても役立ちます!共通テストでは「何世紀に起きた〇〇」のように出題されることがあったり、論述でも「何世紀〜何世紀の〇〇の歴史」のように出題されることが多く、年号を覚えているとそれだけで強くなれます。さらに出来事同士の前後も覚えやすくなります。語呂合わせを使えば覚えるのはそれほど大変ではありませんし、各出来事の世紀を覚えるより楽だと思います。私は、ノートの左のページに語呂合わせを上から年表のように書き、右ページの同じ行にその出来事についての情報を軽く書いてまとめました。時間がかかるのでやるべき優先順位は低いですが余裕があればやってみてください!


地理🗺️

地理は共通テストで使う人がほとんどだと思います。歴史系と違い、教科書や参考書の知識がそのまま問題に出ることは少ないですが、しっかり勉強すればちゃんと解けるようになります。
地理を勉強する上で一番大切なことは、
地図をきちんと確認すること
だと思います。

ここから、共通テスト対策と2次対策に分けて地理の勉強法を紹介します。

共通テスト対策

共通テスト対策としては、
まず参考書を読んで基本的な知識を入れ、あとはただ過去問を解くなど演習を積んで慣れていく
のが良いと思います。よく言われるように共通テスト地理は80点くらいまでは取れるようになりやすいのですが、それ以上の高得点は私はなかなか安定して取ることができませんでした。高い点数を目指すにはかなり勉強が必要かもしれません(もちろん個人差があります!)

まず、おすすめの参考書は『村瀬のゼロからわかる地理B(大学受験プライムゼミブックス)』シリーズです。私は最初別の参考書を使っていたのですが、圧倒的にこちらがオススメ!

理由や図表が多く分かりやすいのでこれを隅々まで何回も読んで知識を入れましょう。その時に大切なのが「地図帳を活用すること」です。

私は地理の勉強の時に全然地図帳を使っていなかったのですが、地理が得意な友達が絶対使った方が良いよと教えてくれて12月から使いはじめたところ、知識も整理されて成績が上がりました✨
参考書や問題を解いていく中で得られた知識をどんどん地図帳に書き込んでいくと良いですよ〜⭕️
村瀬のゼロからわかる地理B系統地理編
村瀬のゼロからわかる地理B地誌編

参考書である程度知識が入った人!
もう過去問をやって良い
と思います。
いきなり過去問をやることに抵抗がある人は、問題集を一冊やってからでも良いのかも。ちなみに私はというと、高2くらいから参考書を何度も読んで、高3からは毎日1~2章ずつ参考書を読み直すことを続けながら過去問に取り掛かりました。
6月頃までに30年分のうち3分の2くらいを終わらせて、夏は2次対策、11月ごろから共通テスト対策を再開して黒本を全部解いたあと、まだ余裕があったのと、点数が安定していなくて不安だったことから、駿台・河合の模試の過去問と黒本に載っていなかったセンターの追試と問題集2冊をやりました。

資料集を全部読んだり、12月にはデータブックを全部読んで笑、知識を地図帳に書き込んでいました〜(これはもう趣味の域だったけど)正直ここまでやらなくても良いとは思うので、他の科目との兼ね合いや、自分のレベルに合わせて調節してみてください〜やった問題集は一応紹介しておきます。

参考までに...センターの過去問を解いた時点では点数は良くて85、悪い時は70くらいまでいくような安定のしなさで、12月の共通テスト直前模試も76点だったんだけど、12月に詰め込んだり1月に問題集2冊やったりと地理ばっかりしてたら、本番は93点でした〜だから、量こなせば点数は上がらないわけではないと思います😊

補足で、地理の過去問はデータが変わるから古すぎるのは意味がないということが良く言われますが、村瀬先生によると、データが変わったことによって答えが変わる問題はここ30年3問程度だったそうです。だから、あまり気にせず解いて、データが重要な問題はその都度最新データを確認するようにしてみると良いと思います!
マーク式総合問題集地理B 
共通テスト対策問題集 マーク式実戦問題編 地理B
短期攻略 大学入学共通テスト 地理B (駿台受験シリーズ)
マーク式基礎問題集地理B
大学受験対策用 地理データファイル 2021年度版

東大志望者へ

2次試験に地理がある人は少ないし、塾でも2次対策をやっているところはあまりないし、何から手をつけていいか分からない人が多いのではないでしょうか?でも大丈夫、ある程度過去問をやれば点数は取れます。さらに東大地理は本当に本当に面白いし楽しいので地理が大好きになると思います!

まず圧倒的にオススメなのが、東進の東大特進の村瀬先生の授業を受けることです。村瀬先生は上で紹介した参考書を書いていて、ネプチューンなどのテレビ番組にも出演されている先生です。一度行ってみたら分かりますが、授業がとてもとても面白くて内容も充実していて最高です。フレンドリーで質問や添削も丁寧に対応して下さります。東大地理を受験する人全員に受けてほしい授業なのでぜひ行ってみてください!オンラインもあって授業料もとても安いですよ〜😊(もちろんまわし者ではありません笑)

次に、東大特進以外に何をしたらいいのかという話ですが...村瀬先生に聞いたところ、東大2次の内容はセンター・共通テストのマーク式の内容にかなり被っているそうです。

だからまずは共通テスト対策をして、その後に記述式を練習してくと良いとのことでした。私は上でも書いた通り、6月頃までにセンターの過去問30年の3分の2くらいを2周しました。夏頃から東大の地理27か年を新しいものから順番に解き始めて夏の間に1周したと思います。

最初は全然記述を書けなくていつか書けるようになる日は来るのかな?と思っていましたが、練習を積んでいくとなんとなく書けるようになってきます。だから焦らず少しずつ練習してみてください。
記述式の問題を解きながら、簡単に問題と模範解答をノートにうつしていくと練習にもなるし、後々見返すと良い勉強になります。

結局私は冬までに27か年を3周して(毎回全部きちんと記述したわけではなく最後の方は問題と解答を目で見て確認する感じ)、2月に入ってから河合と駿台の東大模試の過去問を世界史と合わせて時間を測って解きました。その中にあった問題もノートに写していました〜!

大学別入試攻略問題集 東京大学 地理・歴史
実戦模試演習 東京大学への地理歴史


地理の勉強は大体こんな感じですが、このほかに資料集を読むということもしました。有名な資料集に『地理の研究(帝国書院編集部)』というのがあって、詳しい内容がたくさん載っているので地理に時間をかけられる人はぜひ読んでみてください。私は学校で買ったのを2回くらいと地理の研究を2回くらい読んだかな〜あとは分からない単元があるごとに調べたりしてました!
新詳地理の研究 帝国書院編集部


おわりに

大学受験の社会は、あくまで教科書的内容に基づいています。
歴史は、どこを学んでどこを学ばないか、どのような見方をするのか、偏りがある。地理だって、教科書的解答が実際の状況を本当に表しているか分からない。

偉そうに解答書いてるけど、あくまで一面的なモノの見方だなあとか、最新の情報じゃないなあってことはたくさんあると思います。

でも、「標準なくして改善なし」と言う言葉があります。
一旦のモノの見方をインプットして。そこから社会に出て、現場を見て経験を積んで、リバイスしていけば良いのかな〜なんて考えたり。本物の社会が楽しみだ!!!

大学受験の社会の勉強大好きでした!!!
論述のしすぎで手が痛くならないように気をつけて、楽しみつつ頑張ってください📣


日本式の大学受験の方法には賛否両論あると思います。
それに、東大なんて行っても仕方ないっていう声もあります。
でもまあ、何事にも賛否両論あるよね。

私はたまたま、この受験というシステムが自分の得意なことと合っていて、応援してくれる人たちがいて、東大に通えることになりました。ありがたいことです。

そして、大学そのものが良いというのももちろんあるけど、何より「東大に集まる人たち」に出会えたことが人生の財産になりました。
この人と出会えただけでも、勉強頑張ってはるばる上京してきて良かった〜と思える瞬間があります💭

この機会をもらった自分にできることは何か考えて、これからも頑張っていきたいです🌾


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