Obsidianのエクスプローラーで表示される順番を自分好みにする。 -「Custom File Explorer sorting」プラグインのsortspec.mdファイル利用例。
わたしは、エクスプローラーに表示されるフォルダやファイルを、よく使う順や意味順、大事なもの順、時系列順に並べて、それぞれいつもの位置にしておきたいです。Obsidianではそれをしたいがために「Custom File Explorer sorting」プラグインを導入しています。
いろいろやっていて、「sortspec.md」ファイルを使った例がだいぶ貯まってきたので紹介します。
「Custom File Explorer sorting」プラグインのgithubページ。
https://github.com/SebastianMC/obsidian-custom-sort
よく使う順や意味順の例
この例は、現在の一番上のフォルダ階層です。真ん中あたりがよく使うやつでだいたい意味順にならべています。下のほうはあまりエクスプローラーでは使わないフォルダです。
「sortspec.md」ファイル
表示したい順番になるようベタにフォルダ名を指定しています。
---
sorting-spec: |
target-folder: .
あんき箱
はしりがき箱
ぶんけん箱
まきあ箱
きろく箱
かいご箱
雑記
テンプレート
日記
---「target-folder: .」はなくても機能しますが、サブフォルダも指定する場合があるので、習慣的につけるようにしてます。
時系列例1
この例は、日記はフォルダを開いたとき最新が先頭にきてほしかったので降順になるよう指定しています。
「sortspec.md」ファイル
「order-desc: a-z」で降順になるようです。descはSQLと同じで「descending(降順)」の意味ですかね。
---
sorting-spec: |
target-folder: .
order-desc: a-z
---時系列例2
これもスクリーンショットを日毎に保存している例ですが、最新を先頭にしたいので指定しています。
「sortspec.md」ファイル
フォルダでも問題なく降順になっています。
---
sorting-spec: |
target-folder: .
order-desc: a-z
---サブフォルダまで指定している例1
以下はサブフォルダまで指定している例です。これはObsidian導入以降の読書履歴ですが、「一般」と「ビジネス」は恥ずかしいのでぼかしています。歴史小説は、司馬遼太郎のめぼしい作品は読んでみようと、遠い昔に読んだものを含めて読んでいます。
「sortspec.md」ファイル
「target-folder: ./一般」とすれば、サブフォルダも指定できるようです。これで「sortspec.md」ファイルの数を抑えることができますね。
ファイル名は「作成日時」になっているので、数字の羅列です。エクスプローラーで見たときに日本語になっているのは、「Front Matter Title」プラグインを利用しているからです。
---
sorting-spec: |
target-folder: .
一般
ビジネス
歴史小説
target-folder: ./一般
20250724173403
20250720233148
20250712181559
20250121154113
20250117152354
20250105222020
target-folder: ./ビジネス
20250114183223
20240623110020
target-folder: ./歴史小説
20250701135028
20250607104508
20250416212035
20250324144827
20241229102038
20240727104454
20240527161217
20240424201743
---サブフォルダまで指定している例2
サブのサブまで指定している例です。
「sortspec.md」ファイル
「target-folder: ./小説/坂の上の雲」とすれば、サブフォルダの階層を深めても機能するようです。
---
sorting-spec: |
target-folder: .
小説
思考法
CSS
文章
sortspec
target-folder: ./小説
坂の上の雲
target-folder: ./小説/坂の上の雲
20240605114134
20240615224908
---フォルダとファイルを任意の場所に指定している例
フォルダの説明とかをフォルダの直上に置いておきたい!と思うことがよくあります。このプラグインはフォルダとファイルを任意の順に表示できるので便利です。
下の例は、よく使うものや記録のとり方などを、上にしています。メインのデータは録画の中のものです。
「sortspec.md」ファイル
ファイルとフォルダは区別なく、指定したとおりの順番になってくれます。
---
sorting-spec: |
target-folder: .
20250627125257
20250710172420
20250701112409
録画
target-folder: ./録画
order-desc: a-z
---以上、わたしが「Custom File Explorer sorting」プラグインの「sortspec.md」ファイルを実際に使っている例でした。
皆さんの参考や気付きのヒントになれば幸いです。
もっと便利な使い方があるなどコメントにアドバイス頂けると嬉しいです。
余談
・Obsidianのエクスプローラーはファイルのコピペができなので、sortspec.mdをコピーするとき、先ずは「コピーを作成」して移動して、名前に1がついているのでそれを消してと、すごく面倒と感じています。いい方法はないものか?「フォルダで表示」でOSのエクスプローラーに移って作業するのも手間だし。やっぱ、QuickAddとTemplaterの組み合わせで登録しておくのが一番現実的かな?
・「sortspec.md」をエクスプローラーから消す方法はカスタムスニペットに以下を追加すればいい。でもこの方法は、いざ見たいときにカスタムスニペットをコメントアウトしないといけないので、それはそれでめんどくさい。 Obsidian側でオンオフができればいいのに。
/* sortspec.mdをエクスプローラーにて非表示にする方法 */
div[data-path$='sortspec.md'] {
display: none;
}

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