だから習近平は「日本の火葬場」に手を出した…日本人から"金をぼったくる"だけではない、中国の真の狙い
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■「結婚」「配偶者ビザ」がスパイのツールになっている ただ、これはかつて中国がまだ貧しかった時代の話です。たとえば、天安門事件以前、中国の地方では生活が困難だったこともあり、「日本人と結婚して日本に定住したい」という中国人女性が少なからずいました。 しかし、現在では、中国の経済水準が上がり、事情が変化しています。最近では、バーで働く女性に対し、国家情報法のもと、「国に協力せよ」「男性に接近しろ」と命じられるようなケースも見られます。つまり、もはや“自発的な結婚希望”というよりも、“国家命令に基づいた接触任務”の色合いが強くなっているのです。 このように、結婚や配偶者ビザという制度そのものが、スパイ活動にとって極めて有利なツールとして機能している現実があります。 ビザの更新を頻繁に行う必要がなくなれば、長期的な活動や日本での拠点構築が格段にしやすくなるのです。 ---------- 勝丸 円覚(かつまる・えんかく) 元公安警察 1990年代半ばに警視庁に入庁し、2000年代はじめから公安・外事分野での経験を積んだ。数年前に退職し、現在は国内外でセキュリティコンサルタントとして活動している。TBS系日曜劇場「VIVANT」では公安監修を務めている。著書に、『警視庁公安部外事課』(光文社)がある。 ----------
元公安警察 勝丸 円覚
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