映画『かもめ食堂』の舞台となったレストランが閉店…中国人オーナーに交替で家賃値上げ、ウナギの煙がキッチンに充満、北欧で日本食を10年追求した店主の決断
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新たな店は“アザラシ”がモチーフに フィンランド文化と日本文化の融合
――今後新たな形での展開をされていくとお聞きしました。新たなお店はどのようなものになる予定なのでしょうか? 新たな店はヨーロッパの文化と日本の文化を融合した “楽しい居酒屋”を開く予定です。フィンランドでポピュラーな遊びとなっている“ダーツ”を取り入れて、飲んで遊べる、皆がワイワイ集えるお店にしたいと考えています。 さらに、和牛や日本のおいしいお米を使った料理も提供する予定で、引き続き日本のおいしさをフィンランドの方に味わっていただけるようなメニューを考案中です。 また今度の店のモチーフは、フィンランドにも多く生息する「アザラシ」を考えています。これは「カモメ」のお友だちを作るというイメージでして、「Ravintola KAMOME」のときにもお世話になったデザイナーの大田さんと一緒に店のロゴやキャラクターデザインなどの世界観を構想しています。 食やエンタメなどの様々な要素を取り入れて、日本らしさとフィンランドらしさが融合した新しいタイプの店になると思うので、期待してほしいです。 取材・文/瑠璃光丸凪/A4studio
瑠璃光丸凪/A4studio
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