【大町市官製談合判決】市の職員と元社長に執行猶予付き有罪判決 長野地裁「公正に対する信頼を害しかねない」図書館工事などの入札巡り予定価格漏らす
大町市の発注工事を巡る裁判で長野地裁は16日、予定価格を漏らしたとして市の職員に、また入札価格を入手して落札したとして業者の元社長にいずれも執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
官製談合防止法違反などの罪に問われたのは大町市の職員、牛越秀仁被告(57)で、公契約関係競売入札妨害の罪に問われたのは神奈川県に本社を置く信光実業の元社長、菅沢浩也被告(65)です。
判決によりますと、2人は去年12月、大町市の図書館工事などの入札を巡り、工事の予定価格がおよそ1400万円であるなどと伝え落札しました。
16日の裁判で長野地裁の坂田正史裁判長は「公正に対する信頼を害しかねない」として牛越被告に懲役1年6か月執行猶予3年の有罪判決を。菅沢被告に懲役1年・執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。