名古屋“錦三”のママ「二次会が減った…」 全国で相次ぐクラブやバーの倒産 物価高や人件費高騰で夜の街ピンチ!? 一方で不動産は“繁華街の物件”争奪戦
止まらない物価高のあおりを受けているのが…「夜の街」。そんな中 名古屋市中区錦三丁目、通称“錦三”では意外な発見も。東海地方最大の繁華街のいまを追いました。 【写真を見る】名古屋“錦三”のママ「二次会が減った…」 全国で相次ぐクラブやバーの倒産 物価高や人件費高騰で夜の街ピンチ!? 一方で不動産は“繁華街の物件”争奪戦 バーやキャバレー、ナイトクラブの倒産は去年、全国で88件と過去10年で最多に。 (東京商工リサーチ情報本部 堀江翔さん) 「物価高と人件費高騰の波が一番大きなところ。二次会需要の減少も相まって、複合的な要因で倒産が相次いでいる」 では、名古屋の繁華街を代表する中区の錦三は、どうなのか。店を訪ねました。 (くらぶ名古屋美さき 村井美咲ママ)「いらっしゃいませ」 Q.この店はどのくらい? 「独立して2年になります」 店内のソファーには「大相撲」興行のクッションが。実はこのお店、相撲関係者もよく訪れる店。村井美咲ママは角界で知らない人はいないほどの有名人です。 (美咲ママ) Q.名古屋場所とかだと、桟敷席で着物着て座っている方いらっしゃるじゃないですか。あのタイプですか。 「相撲ファンとして毎年行かせていただいてます」 ■物価高や人件費高騰に加え「二次会が減った…」 今の錦三について尋ねると… (美咲ママ) 「本当に頑張らないと生き残れないと感じています」 物価高に人件費の高騰…それに加えて。 (美咲ママ) 「食事までは錦に来るが『二次会は帰ります』『電車で帰ります』という方が増えた。『二次会はなくなりました』という方が増えた」 この店では、一番お値打ちなボトルでも、席料1万5000円を含めると支払いは1人4万円弱。そういうお金の使い方をする人自体が、減っている時代とも言えます。それでも… (建設会社 社長) 「われわれがこういう所に来たら、お金が回るようになる」 Q.接待で来ますか。 (建設会社 別の社長) 「今度も大人数でママにお願いしていますので。20人なんですけど」 (ママ) 「カラオケルーム貸し切りでご予約いただいています」 昔ながらの錦三を支える人たち。さらに別のお店では。