「自民党リベラル、最後の首相になるのか」 辞任が惜しまれる石破茂氏…東京新聞コラムニストから「贈る言葉」

2025年10月18日 06時00分 有料会員限定記事
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 石破茂首相の後任を決める首相指名選挙が21日の臨時国会で実施される見通しになった。石破氏は9月に辞意を表明してからこの間、吹っ切れたように「らしさ」を見せている。そんな姿を見たからだろうか、社会の右傾化が進む中、「リベラル派」として、辞任を惜しむ声は今も根強い。東京新聞「本音のコラム」執筆者に石破氏へ送る言葉を聞いてみた。(佐藤裕介、加藤文、森本智之)

◆「辞任表明してから生き生きとしている」とSNS

記者会見で「戦後80年所感」を発表する石破首相=10日、首相官邸で(佐藤哲紀撮影)

 「辞任表明してから生き生きとしている」。交流サイト(SNS)では石破氏へのこんな意見が目立つ。
 9月下旬には国連総会で、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの地上侵攻について「この上なく強い言葉で非難する」と批判した。その後、首脳会談で訪韓すると、2001年にJR新大久保駅で転落した日本人を助けようとして犠牲になった韓国人留学生の墓を現職首相として初めて訪問。在日外国人へのヘイトが激化する中で評価の声が広がった。今月10日には、「所感」の形ではあったがこだわってきた戦後80年に関する意見を表明した。
 一方、ポスト石破をめぐっては、安倍晋三元首相の政治路線を継承する自民党の高市早苗新総裁が有力になっている。改憲を掲げる日本維新の会をパートナーとして本命視し、参政党にも首相指名選挙で協力を要請した。参院では政治団体「NHKから国民を守る党」の議員と統一会派を組み、保守色が強まっている。

◆「党内外の歴史修正主義にクギを刺した」――斎藤美奈子さん

 文芸評論家の斎藤美奈子さんは「著書を読むと、核抑止論など賛...

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