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Conversation

製造業で「画像処理ができます」と言う人で、実際に現場で通用するレベルの人に出会ったことがほとんどない。(勿論、検査機メーカーの人は除く。この人達は本職なので) まず、キーエンスなどの画像処理ユニットの処理が組めるだけの人は論外。「画像処理ができます」だと? 寝言は寝てから言え、のレベル。 次に、画像処理ライブラリを用いて「画像処理ができます」と言う人。こういう人は、本当にできるかどうかの見極めが必要。 普段はライブラリを使っているが、自分自身でそのライブラリを自作することができる人であれば「画像処理ができます」と言える人である。自作できなくとも、せめてアルゴリズムを提示できるレベルであって欲しい。 何故かというと、ライブラリに依存するだけで中身のアルゴリズムを理解していないと、トラブル時に対応できない。つまり、画像データの1画素1画素をループでグルグル回しながら、自分で処理を組み立てることができないと、場当たり的な対応になってしまう。 ライブラリのパラメータ設計とは「ブラックボックスの直感操作」ではなく、アルゴリズムを理解した上で最適化する作業だからだ。 更に製造業での「画像処理ができる」は、「マシンビジョンの設計ができる」を意味する。 つまり、 ・レンズ選定(WD/倍率/解像度) ・照明設計(角度/波長/拡散/偏光) ・カメラ選定(画素ピッチ/センサ/fps) ・画像処理アルゴリズム設計 ・上記を統括するマシンビジョンシステムとしてのコントローラ設計 これらを「現場に最適化して成立させる力」のことを製造業で「画像処理ができます」と言う。