主を失った狼、透き通る世界に行き着く   作:けんどーさん

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こんにちはけんどーです
いやあテストが終わったのでやっと小説書けますよ、辛かった…
金曜日に投稿したかったんですけど、体調を崩してしまい…申し訳ない…
あと曇らせ好きの皆様、大変長くお待たせいたしました

以下に感謝を
おぬこ様!評価9ありがとうございます!
マグネット様!誤字報告ありがとうございます!

悩みに悩んで仕上げた話!ぜひご堪能あれ!
それではどうぞ!


類稀な強者との(カイザーPMC理事)決戦、その2

〜先生視点〜

“ノノミ!リロードが終わったら9時方向から来る増援を掃射!「はい、分かりました!」シロコ、グレネードとドローンのミサイルでクルセイダーを破壊して!「ん、ドローンの準備よし」セリカ!3時方向のオートマタをできる限り撃って!”「分かったわ!」

 

“(数が多い、でも確実に減ってきている…狼の援護をしなければいけないのに、こいつら…!)”

 

先生は焦りが少しづつ溜まっていた。もし狼が死ねば、蘇ることができるといえどその力は奪うことで成り立つ力

 

もし何度も死に、蘇り続ければ竜咳が発生してしまう

生徒に竜咳が発生すれば、死んでしまうかもしれない

 

それだけはなんとしても阻止しなければならない、先生は焦りつつも指示を飛ばす

 

“シロコ!クルセイダーのおかわりだ!ノノミ!セリカ!オートマタのランチャー部隊が来てるから最優先で撃って!方向は1時と11時!

 

「分かった、仕留める」「ああもう!多すぎ!さっさとホシノ先輩を返しなさいよ〜!」「ん〜、予備マガジンが少し不安ですねえ〜」”アヤネ、ノノミの弾薬をドローンで送って欲しい、頼めるか?”「はい、勿論です!」

 

その時、遠くでピシャアアアン!と雷が落ちる

 

“…狼の雷か”「先生、狼なら大丈夫だと思う」「でも、流石の狼でもゴリアテ相手じゃ…」「だから、早く片付けて援護に行きましょう!」

 

“…そうだね、さっさとこいつらを掃除してやろう!”「ん、ドローン起動」「もちろん!私もあいつの事ぶん殴ってやらないと気が済まないわ!」「はい、行きましょう!」

先生とアビドスのメンバーはどんどんとオートマタを破壊し、クルセイダーを鉄屑へと変えていき…

 

”アロナ、敵は後何体残っているかい?”「…ええと、残りは…いません!私たちの勝利です!」

 

それを聞いた先生はガッツポーズを決め、喋る

 

“みんな!オートマタは片付いた!”「やった!」「ん、楽勝」「わあ!勝っちゃいました!」

 

“でもまだ理事のゴリアテが残ってるし、援護に行こう!”「ん、了解」「さっさと行こう!狼が心配だわ…」「行きましょう!」

先生とアビドスのメンバーは移動する。そして

 

「先生、あれって狼さんじゃないですか!」”あれは…間違いない、狼だ!まさか直接斧で叩いてる…?”「狼の銃って小さいハンドガンぐらいだからああしてるのかも」「もしかしたら援護要らなかったりして!」

その時、狼がゴリアテから降りる

 

そしてその瞬間、ゴリアテのガトリングが火を吹く

 

ダダダダダダダダ!

 

ゴリアテのガトリングを狼はなんとか避けたが、体勢を崩してしまう

 

“!?まずい!”「先生、行こう!」「でも、隠れる場所がないわよ!」「あそこのビルなんてどうでしょうか!」

 

“総員移動!まだゴリアテは気付いてない!急ごう!”「「「了解!(です!)(したわ!)」」」

先生とアビドスのメンバーが移動するしかし…

 

ダダダダダダダダ!とゴリアテのガトリングがもう一度火を吹く

 

狼の体がグチャア!と吹き飛び、ビシャア!と鮮血が舞い、臓物がまろびでるのが見える

 

狼は一瞬で体に大穴を幾つも開けられて、事切れた

 

アビドス対策委員会、そして先生は見てしまった、人が死ぬ光景を、

 

そう、見てしまったのだ、人が死ぬという光景(キヴォトスにおいての禁忌)をその目で

 

「…嘘っ」「ヒッ…」「狼…さん?…」「そんな…!?」”…くそっ!間に合わなかった!”

シロコは絶句し、セリカは青ざめ、小さな悲鳴をあげる。ノノミは今見た光景が信じられず、ポカンとしている。しかし、理解してないわけではないのか、手が少し震えている。アヤネは今にも泣きそうな顔になっており、先生は悪態をつく

 

「…許さない」

シロコがシロコの愛銃(WHITE FANG 465)を構え、ゴリアテに照準を合わせる

 

“シロコ、待って!ここじゃうまく狙えない、もう少し近づかないと…”「…っ」

シロコが構えるのをやめ、怒りを堪えるように銃を強く握る

 

「…せ…先生、嘘…だよね…”せ、セリカ…”

セリカが震えた声で喋る

 

「そんな…嘘よ、嘘に決まっているわ…狼が死ぬなんて…そんな…」

 

“…みんな、移動しよう、これ以上犠牲を…犠牲?待ってくれ、狼って確か…”「…先生?どうし…!?」

 

「…え?」「…あれ…」「…狼?あれ…?」「???」”…はは、すっかり忘れてたよ”

 

対策委員会のメンバーと先生の目には、桜花びらを散らしながら起き上がる狼が映った

 

その身についた傷跡や銃創が一つもなく、まるでそれらが夢幻だったかのように、消えていた

 

〜少し前〜

 

「ははは!見てみろ!俺はやった!やったんだ!このクソゴミムシを、ガトリングでぶっ殺してやったぞ!どうだ、害虫が!物言わぬ肉塊に果てたその姿!貴様には丁度いいぐらいだ!」

 

「ヒャハ、ヒャハッ!俺はやったんだあああああ!!やったんだぞおおおお!ヒャハハハハハハァーッ!!!」

 

「ふははは!俺はやった…残るはアビドスと先生のみ!奴らもすぐ送ってやろう…ヒャハハハ!」

そう言ってカイザーPMC理事はゴリアテを操作し、狼の死体には目もくれず、動き始めた

 

そう、理事は背を向けてしまった。死体といえど、熟達の忍び相手に

この後、カイザーPMC理事は思い知ることになる

 

長年、人が探し続ける力を、人類の追い求める最終地点、悲願の力を持つものがいることを

 

手を出してはいけない人に手を出してしまったことを、思い知るだろう

 

 

〜狼視点〜

 

 

 

DEATH

 

 

「…ふはははは!はははは!はっはっは!俺はやった!やったんだああああ!」

 

 

 

体から血と汗が流れていくのを感じる。この感覚ももう何度目だろうか

 

体が寒くなっていくのを感じ、目の前が少しづつ暗くなっていくのを感じ、死が近づいているのをいやでも理解する

その時、大鉄猿が後ろを向く、その光景を知った狼は回生の力を使う

 

 

 

 

 

ブワッ!と桜色の光が漏れ、桜花びらが舞い散る

 

傷が塞がり、失った血液が体を駆け巡るのを感じる

しかし全ての傷が塞がったわけでもなく、狼は瓢箪をぐいと飲む

 

ふと大鉄猿の方を見ると、回生したことに気づいていない

今のうち…と鉤縄の準備をしているとき、ふととある方向を見る

 

そこには、まるで死人を見るような(目の前で生き返ったナニカを)見る目をした

 

 

対策委員会のメンバー(何も知らない者)先生(全て知っている人)がいた

 

「…見られたか…説教をされてしまうだろうか…」

そんなことを考えながら、ヒュパリと鉤縄を飛ばし…

 

ガタン!「な、なんだ!?」

カイザーPMC理事が音をした方を見ると…

 

「…」

そこには、己が殺したはずの男が立っていた

 

「な、なぜ貴様があ!?この目で死んだところを見たはずだ!」

カイザーPMC理事が震える。機械のはずなのに、まるで人と全く同じように、恐怖を感じている*1

 

「ぎ、ぎゃあああああああああ!!」

カイザーPMC理事は目の前の光景を理解することを拒み、ゴリアテをガムシャラに動かす

 

「…無駄だ」「ひいいいいぃ!??」

狼が楔丸を突き刺し、支えにする

 

そして、不死斬りを背中から抜刀する

 

「やめろ!やめろおおぉぉ!」「……」

ズガァ!と不死斬りでコックピットを破壊する

 

そして丸見えになったカイザーPMC理事に、引き抜いた楔丸を突き立てる

 

「あがっ!?」「…御免」

 

「頼む、待ってくれ!」「…ん?」

カイザーPMC理事が必死に命乞いをする

 

「わ、分かった、金なら払う!一億でも10億でも必ず用意する!アビドスからも手を引こう!借金の保険金や利子を取り消し!借金も減額する!」

 

「…お主、その言葉に偽りはないな…」「ああもちろん!約束する!だから見逃してくれ…!」

 

「…ならば今すぐ示せ」「…え?」

狼が睨みつける

 

「…お主が今言ったこと…借金の話を…今すぐにだ…」「わ、分かった!すぐにやる!」

カイザーPMC理事が携帯を取り出し、電話をかける

 

〜カイザーコーポレーション〜

プルルルル、プルルルル、ガチャ

「はい、理事長、こんな時間にいかg「今すぐアビドスの借金を減らせ!利子を下げて保険金は取り消しだ!」はいいいぃ!?」

オートマタが大声を上げる

 

「正気ですが理事!そんなことすれば懲戒処分待ったなしですよ!」「構わん!今すぐやれ!」

 

「…後悔しないでくださいね?アビドスの保険金を取り消し、利子を減額、借金はどれぐらい減らs「半額だ!」…わかりました、借金を…大体4億ちょいでいいでしょう、手続きしときますね」「ああ、それでいい…」

ガチャ、ツー、ツー、ツー

 

「…はあ、面倒な…こんな時間に…」

オートマタは一人、ため息をついた

 

〜アビドス砂漠〜

「ど、どうだ!これでいいだろ!」「…ああ…確かに…借金は減らしたようだな…」

 

「なあ、言われた通りにしただろう!見逃してくれ!」「…ああ、確かにお主は言われた通りにした、だが…」

狼は楔丸を引き抜いた後、理事の右腕に突き立てる

 

バギッ!「あがぁっ!?どうじで!」「…俺は見逃すとは言ってないぞ…それに」

狼が喋る

 

「…お主は…罪のない子供を…守られるべき子供を…騙し、奪い、苦しめた。そんな輩を見逃す気は…全くない」「…貴様ぁ!」

 

「クソがあああああ!」

 

カイザーPMC理事がハンドガンをホルスターから引き抜く、が…

 

「…さらば」

 

バギィ!「があっ!あ…g……」

狼が不死斬りをカイザーPMC理事の首に突き刺す

 

カイザーPMC理事は、ハンドガンを取り落とし、動かなくなった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SHINOBI EXECUTION

 

「…結局、悪党は悪党のまま、か…」

狼はそう呟くと、ゴリアテが傾いているのを感じる

 

「…む」

ヒュパリ、と近くの電柱へと鉤縄を伸ばし、着地する。それと同時に、ゴリアテが倒れる

 

ドオオォォォン!

 

「…先生殿は…どこだ…」

そう探しているうち、戦いの記憶を得る

 

戦いの記憶、カイザーPMC理事

 

心中に息づく、類稀な強者との戦いの記憶

 

己の心、そこで戦いの記憶と向き合うことで、攻め力を成長できる

 

カイザーPMC理事、大鉄猿を操る強者であり、掟で定めた復讐相手でもある

 

四つ。仲間は絶対。攫われ、傷つけられたのであれば必ず取り戻し、さらった輩と傷つけた輩に復讐せよ

 

キヴォトスで死人は出ないため、少し変えはした。しかし、意味が変わることはない

 

「…先生殿は…あそこか」

狼はポカンとしている対策委員会と先生を見つける

 

そして、その方向へ走りはじめた

*1
目の前に自分が殺したはずの男が立っています、san値チェックです




ここまで読んでくれてありがとうございます!

曇らせ、うまくできたでしょうか、シロコ、セリカ、アヤネ、ノノミの、目の前で狼が死んだ時のそれぞれの表情を思い浮かべて見てください

彼女たちは回生を知りません。故に、その顔はとても美しいのでしょうね

次回、お楽しみに…
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