仕事を楽しむコツ

仕事は誰のためにするのか?

生活のために働く。
これは基本としてあるのですが、それだけで仕事のモチベーションをキープするのは難しいと思います。
僕は欲張りなので、できることなら働きながらスキルアップしたい、もちろん収入もアップさせたいと思いながら仕事をしてきました。
もうかれこれ20年以上同じ会社にお世話になっています。

その中で僕が意識していたのは大きく分けて3つあります。

  1. 喜ばれる
  2. 時間を作る
  3. 貢献する

どのような仕事にもその先には必ず取引先やお客様がいます。こちらがどれだけ自信を持っているといったところで、お金を払う側の人達に喜ばれなければ自分の会社を選んでもらうことはできません。

よほど特化した内容でない限りは、たいていの商品やサービスは他社と競合します。みんながしのぎを削っている中で選ばれるためには、お客様に喜んでもうらうにはどうすればいいか?という視点が不可欠です。

喜ばれる

僕も同じ会社であっても、いろいろな部署を経験させていただき、それこそ現場の末端から経営側のポジションに至るまで仕事の内容も様々でした。それでも僕はどうすれば喜んでもらえるか、ということを中心に仕事をしてこれたと思います。

なぜこれが重要なのかというと、仕事は気を付けていないといつの間にか「作業化」してしまうからです。効率だけを考えるならば、ルーティン化、作業化してしまった方がいいのかもしれない。でも一度パターンができてしまうと人は思考しなくなるんですね。

慣れ親しんだやり方にこだわるようになり、新しいこと、はじめてのことに抵抗を感じるようになる。こうなってしまうと視野が狭くなり、できることも少なくなっていくため、結果的に喜んでもらうという目的から遠ざかっていきます。

そのため、僕は過去の成功体験に頼らず、情報を更新しながらできるかぎり新しいものを取り入れるようにしています。
最近で言うと、店内モニターで流す映像を作るのにCyberlink社の「Power Director」という動画編集ソフトを導入しました。若いころに少しだけ映像関係のアルバイトをしたことがあったので動画ソフト自体ははじめてではありませんが、今は当たり前のようにAIが導入されていて、テキスト読み上げやBGM作成機能も充実していて驚きました。

映像を作る、そのためのソフトの使い方を学ぶという新しい要素を組み込むことで、またひとつ仕事の幅を広げることができました。

時間を作る

ただ、新しいものを取り入れ、勉強をするには時間が必要になります。そのために時間を作り出さなければなりません。そのためにも、それまでの仕事のやり方を変える必要が出てきます。

そのためには任せるべきは任せ、ルーティンでやっていたけれど結果が出せていないようなことはカットしていかなければならない。でもこれが意外と難しい。

「自分の方がうまくできる」というプライドが邪魔するんですね。また、人は慣れ親しんだ環境を変えることに不安を覚えるものなので、費用対効果が低くなってしまったことでもやり続けてしまう。

僕はもともとスーパーマーケットの一担当者として入社しました。どちらかといえば肉体労働です。ただ、僕の性格や得意分野を考えると、デスクワークやマネジメントの仕事の方がやってみたいという思いもありました。

ですが物事には順序があります。まずは与えられた役割を全うし、信頼を得る必要がある。そのうえで数値管理のフォーマットを作ったり、率先して資料作りをするなどで、「こういうことができる」ということも認めてもらわなければなりません。

僕が経理という立場になったのはだいたい入社して10年後。役員になったのがさらにそれから10年後といったスパンです。はじめから、自分がやりたいことがあるから雑用なんてやってられない、というのは順序が違うと思います。それよりも、この人に雑用を任せるのはもったいない、と思われるくらい自分の価値を高めることに時間とエネルギーを注いだ方が効率が良いです。

貢献する

最後は貢献することです。1の「喜ばれる」ということにも近いのですが、この場合はもっと具体的に、実務として会社にとってプラスになる行動を起こすということです。

売上を上げる、利益を出す、マネジメントを構築して働きやすい環境を作る、ということもそうです。それぞれの立場でできることをやり、会社全体が良くなっていく。

これは言うほど簡単なことではありませんが、本来仕事の本質はそこにあると思います。なぜなら、黒字でなければ会社は存続できないし、黒字にするためにはどうしたってマネジメントが必要になるからです。

仕事は誰のためにやるのか?
「自分のため」であり「みんなのため」ではないかと思います。
自分の生活、自分の成長、お客様、会社。
それらは別々なモノではなく、すべてが有機的につながっています。

  まとめ

仕事はひとりではできない。
自分だけが特別な仕事をしているわけではない。
そういう謙虚な気持ちは忘れずに持っていようと思います。

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