兄の雄一郎氏は「口頭で注意した」
秀樹氏と仕事で関わった人たちも同様に「二度と関わりたくない」と話していたのが印象的だった。かつて彼に出資したことのある関係者はこう語る。
「玉木の名前があるから彼のもとにはいろんな人間が集まってくるんです。なかには悪知恵を吹き込むヤツだっている。厄介なことにアイツは目立つのが好きなんで、すぐ神輿に乗ってしまう。結果的に失敗を積み重ねて、膨大な借金だけ残った。キングスコインの前から資金繰りには苦しんでいたと思いますよ。本人としては真っ当な仕事をしたかったはずだけど、もはや後戻りができない状況だね」
秀樹氏がウソを認めてから2ヵ月が経った今も、Aさんのもとにカネは戻っていない。
筆者は都内の弁護士事務所から出てくる秀樹氏に直撃した。―詐欺をしていますよね。
「詐欺はしていません」
―なぜ騙したのですか?
「…………」
いくら質問しても無言を貫き、逃げるようにタクシーに乗り込んで去っていった。