NHK戦後80年特番は「放送倫理に反する」 遺族がBPOに要望書
戦後80年に関連して制作されたNHKの番組について「歴史の捏造(ねつぞう)があった」と主張している男性が14日、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会に「放送倫理に反する重大な問題があった」として審議などを要望したことを明らかにした。
番組は日米開戦前に設立された首相直属の機関である総力戦研究所を題材にし、8月に放送されたNHKスペシャル「シミュレーション 昭和16年夏の敗戦」。ドラマの所長は政権に「不都合な報告」を上げないように若手に圧力をかける人物だったが、実在の所長だった陸軍中将・飯村穣氏の実像とはかけ離れていると遺族がNHKに抗議している。
飯村氏の孫である飯村豊さんは、「祖父が卑劣な人物として描かれた。実在した総力戦研究所の史実の根幹部分について、視聴者に根本的な誤解を与える放送をした」と主張。今月3日付でBPOに番組の審議などを求める要望書を送付したという。また名誉を傷つけられたとして民事訴訟を検討していることも明らかにした。
番組では史実を伝えるドキュ…
【30周年キャンペーン】今なら2カ月間無料で有料記事が読み放題!詳しくはこちら