大学は普通の人間が多くてつまらないと言ったINTPの友達の話
推定INTPの中高からの友達が、このようなことを言っていた。
「大学は普通の人間ばっかりでおもんない。中高の時のようなおもろいやつがいない。」
なるほど、実にINTPらしいと思った。
私とその友人が通っていた中高一貫の学校は、進学校であり、受験問題の性質からとにかくN型(特にNe型)が多かった。
私の周囲だけを見渡してもENFP、INTP、INFPだらけという状況だった。(実際に当時診断した結果)
このような偏ったNP型人種の集団はどういう雰囲気になるのか?
結論を言うと、
ヤバい奴が異様に好かれるようになり、どんな人に対しても開かれた多様性社会になるのだ。
当時を振り返ってみる。
誰かが頭のおかしい行動をして、それに爆笑の渦が起こる。
無論、嘲笑や冷笑ではない。
明らかに、みんな「ただただ面白くて」笑っている。
私の学校では、頭のおかしいやつをキ〇ガイと呼ぶ風潮があったが、実際これは悪口でもなんでもなく褒め言葉の1つであった。
お前面白いやつだな、そんな感じのノリだった。
要はこの集団においては、倫理観や規律などは全くもって重視されず、ただただ「頭がぶっ飛んでいること」が人気の対象となっていたのだ。
ただその雰囲気のためか「出る杭打たれる」ことがなく、結果的にものすごく多様性が尊重される社会になっていたと感じる。
一般的な学校に行っていたらいじめられるか窮屈な思いをしていたであろう人達も、ここでは「キ〇ガイ」という名誉あるレッテルを貼られて伸び伸び過ごすことができていた。
ただ、大学に入ると必然的にS型の割合が増える。
まともなやつの割合が増えるのだ。
無論、N型がまともじゃないと言っているわけではない。
「まともじゃない奴を受け入れてくれるやつの割合が減る」の方が正しいかもしれない。
当然、キ〇ガイという言葉は差別用語に変わる。
この変化を肌身で感じ、ああ、差別用語っていう括りは差別心から生まれるんだなあと悟ったものだ。
話を戻すが、私のINTPの友達は、さぞかし中高時代が楽しかったに違いない。見渡せばネジのぶっ飛んだ面白い奴らがそこら中にいるのだ。
しかし、大学に入り「ヤバい奴」が「危ない奴」として認識されるコミュニティに入ると、当然そういう行動を取る人の数も、受け入れてくれる人の数も減るわけで、実に窮屈に違いない。
そんな話であった。


どういう大学かによるなぁ… 理系だとINTP的なノリが割と受け入れられやすいとこがある。 文系はS型が多いからなんともいえぬ。