維新・吉村洋文代表、衆院50議席減の具体案語る 実現すれば公明、共産、れいわ、参政など厳しい選挙戦に
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日本維新の会・吉村洋文代表(大阪府知事)が17日、フジテレビの情報番組「サン!シャイン」(月~金曜・前8時14分)に生出演。自民党との連立政権樹立に向け、維新として主張する衆院議院定数の削減について、具体案を述べた。 【写真】吉村知事、実はサッカー日本代表のレジェンドと同じ高校出身だった! 維新は自維連立への「一丁目一番地」とする衆院議員定数について、現在の465議席から1割程度、約50議席を削減するよう自民に求めている。この日、コメンテーターの俳優・池畑慎之介に「議員削減って、どういうやり方で削減していくわけですか?」と問われ、以下のように答えた。 「数は本当に多いと思うし、とにかく(天下国家を案ずるよりも)政治家としてあり続けたいっていう人も多すぎます」 さらに以下のように、具体的な削減方法を述べた。 「衆議院でいくと、それぞれの選挙区で選ばれる人と、選挙区では落ちたんだけれども、比例代表といって、もう一回(小選挙区で落選しても比例復活で)政治家になるっていう仕組みもあるわけです。この比例代表っていうのは、選挙区という仕組みじゃないので(手をつけやすいので)僕はここじゃないかなと思います」 つまり、289の小選挙区は維持したまま、176の比例代表を、3分の1近くにあたる約50議席分削減するという案だ。 この維新の政策が実現すれば、強固な組織に支えられている公明や共産党はもちろん、昨年10月の総選挙では小選挙区で議席を獲得できなかったれいわ新選組、参政党などにとっても、次回から苦しい選挙戦を強いられることになりそうだ。 維新は昨年10月の総選挙で、大阪19選挙区で全勝するなど、小選挙区で23、比例代表で15の議席を得ている。 ★昨年10月の総選挙で各党が獲得した議席数(数式の左は小選挙区、右は比例代表) ▼自 民132+59=191 ▼公 明 4+20= 24 ▼立 民104+44=148 ▼維 新 23+15= 38 ▼共 産 1+ 7= 8 ▼国 民 11+17= 28 ▼れいわ 0+ 9= 9 ▼社 民 1+ 0= 1 ▼参 政 0+ 3= 3 ▼保 守 1+ 2= 3 ▼無所属 12+ 0= 12 (開票時の議席数)
報知新聞社
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