中谷元・防衛相は10日の記者会見で、リトアニアで11月3日~12月5日に実施予定のウクライナ兵に対する地雷除去訓練に、陸上自衛隊の教官2人を派遣すると発表した。2023年に日本が参加を表明した有志国によるウクライナ支援枠組みでの初の活動となる。
訓練について「困難に直面するウクライナの人々の人道状況改善に貢献するものであり、大変意義ある取り組みだ」と強調。支援枠組み参加国との関係強化にもつながると説明した。
地雷除去の支援枠組みはリトアニアとアイスランドが主導し、現在22カ国が参加している。定期的に訓練を開催しており、今回はウクライナ兵約20人に、地雷などの爆発物の安全な処理方法に関する知見を共有する。
防衛省、自衛隊はIT分野の支援枠組みにも参加しており、今後、ウクライナ兵らに、オンライン形式でサイバーセキュリティーに関する講座を開催する予定だ。