Tarnished Archive   作:助動詞

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60kmでの衝突時の衝撃は…14m…ビルの6階……
濃い霧の時は…必要に応じて警音器…
空走距離は…速度に関係……
駐車場3m以内は…駐車禁止………

…。心が折れそうだ…。
陸八魔…アル……ぶっ殺してやるぞ………

とうとう一週間ぶりです。お待たせしました。今回の前書きはとんでもなく長いです。読み飛ばし推奨です。

この一週間筆者は何をしていたかと言えば前書きと本文と後書きの欄に『あ』とだけ書いて全てを放棄していました。誰か筆者にタイトルのネタをください。
あと自分の作品を自動推薦にお出しされても困るんだよ!(迫真)

それからとうとうゴールデンウィークですね。皆様如何お過ごしでしょうか。
筆者と言えば自前で創り出した休みと大学側の謎休みで来週の登校が一日だけになりました。
つまり筆者はたったの1時間半の授業を受ける為だけに往復約3時間電車に揺られなければならない訳です。クソがッ!!殺すぞ〜!(陸八魔社長を)

それから銃については筆者は正直余り詳しく無いです。描写がガバガバですみません……


…本編始まります。



魔術師の魔術離れ

 

「つまり…星見さんは本物の魔法使い、なんですか…?」

 

「その通りです☆」

 

「ま、戦い方は全然それっぽくないけどね〜」

 

凄まじかった。何がって彼女の放った殺気が。それを向けられる事に慣れているあなたでさえ、一瞬自らを蛇に睨まれた蛙と錯覚する程に。

 

あの時彼女の放った殺気は、デミゴッド達や古竜の放つそれと比べても遜色ないほどだった。

 

阿慈谷ヒフミ。恐ろしい少女である。

 

「…ところで、アビドスのみなさんは、なぜこちらに?」

 「わ、私達も似たようなものよ。ちちちちょっと探しものがあって」

 

「…セリカ、声が震えてる…」

 

「探しもの?それって一体…」

 

「もう生産されていない、あるもの…と。そこの彼、星見君の武器を買いにね」

 

あなたの武器!なんと素敵な響きだろうか。新しい武器を手に入れた瞬間は、何とも言えない高揚感と興奮、それから歓喜に包まれるものだ。

 

…つまり、『とても嬉しい』という事である。

 

『皆さん!四方から敵です!』

 

「何!?」

 

と、そんなあなたの歓喜に水を差す報告が。

 

「あいつらだ!」

 

「よくもやってくれたな!痛い目に遭わせてやるぜ!」

 

どうやら先程あなたとシロコ先輩が瞬殺*1した生徒の仲間らしい。恨みか何かは知らないが、完全に敵対している。

 

「"よし、応戦するよ!皆!"」

 

「「「「了解!」」」」

 

先生の一声により、対策委員会の面々は戦闘態勢に入る。勿論、『敵は須らくそして速やかに全滅させる』をモットーに掲げるあなたも。決してこの戦闘に歓喜に水を差された事への恨みは籠もっていない。籠もっていないが、あなたはソールの城砦で『蝕のショーテル』を拾った時の事を思い出した。

新たな武器を手に入れ、喜びながら武器の性能を確認するあなたを背後から斬り殺したあの騎士はどうぶっ殺してやったか。何、キヴォトスの住人は頑丈だ。ちょっとやそっとでは死にはしないだろう。

 

「ッなんだ…?今一瞬寒気が…」

 

寒気。そうだ、思い出した。あの魔術で斬り殺してやったのだったか。あなたは杖を構え、『アデューラの月の剣』を唱えた。

 

あなたの持つ杖の先から、凄まじい冷気を放つ青白い巨大な刃が現れ、杖はその大剣の柄となる。

 

「"Wow! It's a magical bla『先生、それはもういいです』…ごめん"」

 

創り出した魔術の大剣を薙ぎ払えば、その刀身から冷気を纏う斬撃が飛び出す。それは数人の敵性生徒を巻き込み、凍傷(FROST BITE)を発症させ気絶させる。

 

「"そうそう、こういうのでいいんだよ、こういうので…。へ?ああ、格好いい浪漫溢れる魔法だなぁって…"」

 

『そうですね。やっぱり星見さんも魔法使いなんだなあって再確認できたというか…』

 

なるほど。先程からの言動を見るに、*2どうやら先生はロマンを求めるタイプなのだろう。確かにそれはよいものだ。あなたも派手な魔術や祈祷、戦技の類にはとても惹かれる。もちろん時と場合によっては地味な───良く言えば洗練された───それらを使用するが。

まぁ、TPO、ケースバイケースというやつである。

 

「"いやー、いいよねぇ…魔法って…。え?もっと見せてくれるの?本当に!?"」

 

幸い、FPには余裕がある。折角あなたの同士である先生が喜んでくれたのだ。派手な魔術や祈祷の一つ、使うのも吝かではない。

 

現在のあなたが記憶している魔法の中で最も派手なものを吟味し、そして選択する。選ばれたのは『王都古竜信仰』の祈祷の一つ、『ランサクスの薙刀』だ。

 

左手に聖印を持ち、この祈祷を当てられそうな敵を探す。対策委員会の皆の手により、もはや敵は壊滅寸前であった。と、盾を構えるホシノ先輩をあなたに背を向け撃ち続ける敵を発見する。

 

「"…OK、君の合図でホシノちゃんを下がらせれば良いんだね?"」

 

古竜の雷、見せてやろう…!

 

あなたは祈りを捧げ、祈祷を発動する。

 

聖印の握られていたあなたの左手に赤い雷で創り出された薙刀が顕れ、あなたは空中へ浮かび上がった。

 

「"ホシノちゃん!後ろに跳んで!"」

 

「了解!」

 

ホシノ先輩が祈祷の範囲外に出たのを見計らい、あなたは雷の薙刀を薙ぎ払う。

 

「?なんか後ろから音がってなんだそれアババババババババッ!?」

 

薙刀自体の攻撃と地面を走る激しい赤雷により、彼女は感電、気絶した。

 

この祈祷をまともに受けて気絶で済むとは、相変わらずふざけた耐久性だ。正直凄く羨ましい。

 

「す、凄いです!本当に魔法を…!」

 

「"ああ…!素晴らしい……!"」

 

「ほ、星見が魔法を使ってるー!?」

 

「悪い物でも食べた?」

 

セリカとシロコ先輩はあなたの事をなんだと思っているのか。小一時間ほど問い詰めたい。

 

「って、まずいです!あんな派手な攻撃をしたら…!」

 

「ん、どうしたの?」

 

「と、とにかくこの場から離れないと…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここまで来れば大丈夫かと…」

 

あなた達以上にこの場所の知識を持つ阿慈谷の指示に従いあの場所から逃走したあなた達は、彼女からこの場所の子細な説明を聞いていた。

 

曰く、この場所には連邦生徒会の目が届かず、故に違法な銀行や警察などが数多く存在しているという。中でも治安機関は特に力を持っているらしく、目を付けられれば一大事だそうだ。

 

ちなみに、ホシノ先輩の鶴の一声により、阿慈谷はあなた達との同行を決定されている。

 

「その…ところで、星見さんの武器を買うんでしたよね?」

 

「うん、そうだよ〜」

 

「もしかして、どこか良いお店を知っているんですか?」

 

「い、いえ…。その、魔法が使える上に…月隠、でしたっけ?あんな凄い刀なんて持っているのに銃なんて要るのかな、と…」

 

「なるほどね〜。いや〜、魔法だけだといつか彼が困るかな〜って思って…」

 

「?」

 

「いやー、彼が前に言ってたんだけど、どうやら彼が魔法を使うには、FP、だっけ?それが必要らしくてさ〜。まあ、無制限に使える訳じゃないらしいんだよね〜。それに、銃に比べて発動も遅いし、今魔法で戦えているのは初見殺しの賜物らしいんだよね〜」

 

「なるほど、それで銃を買おうと…」

 

その通りである。数日前、先輩方による国語の補習の成果の発表を兼ねて、あなたは自身の魔術と祈祷に関しての詳しい説明をアビドスの生徒達にしていた。その時先生は不在だったので、彼にはまだ説明できていないのだが。

 

「とにかく、ここには何でも揃っているそうですし、銃を売っている店を探してみましょう☆」

 

 


 

すみません、銃器ってどこで売ってますか?

 

あっちじゃあ〜。銃器の店は、あっちじゃあ〜。

 


 

 

親切な老婆の案内により、あなた達はとある店の前にいた。彼女の話が本当ならば、ここでキヴォトスの住人達の持つ武器、『銃』が購入できるはずである。

 

『何だか陰気な雰囲気の店、ですね…』

 

「"確かにそうだね"」

 

「本当にここに入るの…?…ってなにしてるの!?」

 

驚くセリカの目線の先。そこには沸き上がる歓喜を抑え切れずに地面を縦横無尽に転がるあなたの姿があった。嬉しい事があった時に適当なジェスチャーかローリング連打を繰り出すのは、きっとあなたを含めた全ての褪せ人の持つ習性だろう。

 

「やめなさいよ星見!キヴォトスでそれは恥ずかしい事なんだから!」

 

セリカの静止により、あなたは立ち上がった。これ以上はまずい。ホシノ先輩による指弾きが飛んでくる。

 

「"と、とにかく入ってみようか…"」

 

扉を開き、あなた達はその商店に入店した。

 

「…おう、いらっしゃい好きに見て行きな」

 

声がした方を見ると、機械仕掛けの自律人形…『ロボット』と呼ばれる存在がいた。恐らく、ここの店主をしているのだろう。

 

武器、武器、武器。どこもかしこも、武器だらけだ。正直な所全部買ってしまいたい。

 

店内を見渡せば、一際あなたの目を引く物が。

 

それは、今までに見てきた銃とは比べ物にならない程の大きさを持っていた。

 

 


 

『手持ち大砲』

 

どうしても自らの手で大砲を撃ちたい、そんな浪漫を求めたある天才達の作品

 

キヴォトス人の膂力を以てしても無視出来ない程の反動、馬鹿げたスタミナ消費、そして弾の携行性の悪さにより、とうとう実践には使われなかった

 

だが、絶望的な大敵に対するならば…

 

『戦技なし』

 

この武器は戦技を持たない

 

もう一方の武器に戦技が付与されている場合、常にそれが使用される

 


 

 

成る程。これにしよう。値札を見れば、丁度あなたの全財産で買える金額だった。

 

『待ってください!確か星見さん、前に筋力には余り自信がないって言っていませんでしたか!?』

 

「ん、ちゃんと使えるの?」

 

問題ない。あなたの明晰極まる頭脳によるかんぺき〜な計算によれば、星砕きの伝承とラダゴンの爛れ刻印を装備し、ゴドリックの大ルーンを使用した上で剣継ぎの大剣の『復讐の誓い』を使い両手持ちすれば使える筈だ。

 

コレを買おうとレジへ進んだあなたを、しかし先生の手が止める。

 

「"待って星見君。それは先生が買ってあげるよ。なに、さっき良いものを魅せてくれたからね、そのお礼だよ"」

 

あなたは先生に深く感謝した。これで他の物に手を出せる…!

 

…決めた。これにしよう。

 

 


 

『リボルバー』

 

キヴォトスの地で広く使われる、火薬の力を用いた武器の一つ

 

足を止めずに、連続で射撃できる(装弾数は6発)

 

回転式の弾倉に弾を込める事で、連射を可能とした銃

その歴史は古く、人が如何にこの武器種を発展させて来たか、容易に察せられる

 

争いとはまこと、発明の母である

 

『銃パリィ』(消費FP3)

 

魔力を込めた弾丸を撃ち出し、相手を大きくよろめかせる戦技

 

攻撃の直前に放てば相手はより大きくよろめき、それは致命の一撃のチャンスとなる

 

『銃弾』

 

銃で使われる弾丸

 

火薬を瞬間的に燃焼させ、その勢いで金属製の弾を勢いよく発射する

 


 

 

あなたは店員に代金を支払い、余った金で買えるだけの弾丸を購入し、左手に銃を装備した。

 

…なぜだか無性に右手にギーザの車輪を持ちたくなってきた。

 

「…とうとう銃を持っちゃった」

 

「ああ…星見の魔法離れが加速していく…!」

 

「"いいじゃない。銃を使う魔法使いっていうのも、また乙なものだよ?衛宮◯嗣とか"」

 

「いや誰ですかそれ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

*1
まだ生きてる

*2
言動を…見る…?これも筆者の文章力の賜物だな




どーも、後書き君代理の前書きさんでーす。彼は今入院中です。なんでもあいつ、自宅でボッコボコにされて発見されたそうで。
うわ言のように、『ペロロ…様…』とか呟いてたみたいですよ。おっかないですねぇ。
ってか、ペロロ様ってなにさ。……えーと、『ペロロ様』『画像』っと……。え?これ?うーわ気色悪「あはは…」

もしも主人公がやって来たのが、原作開始前(アビドス編が始まる前)のゲヘナだったら?

  • 給食部ルート
  • 美食研究会ルート
  • 温泉開発部ルート
  • 激長!便利屋ルート
  • やっぱり激長!風紀委員会ルート
  • 全部書いて♡
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