Tarnished Archive   作:助動詞

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お待たせ致しました。筆者が今話を書いている間に、お気に入りをして下さった方は1000人を越え、アビドス3章が公開され(筆者(人間の屑)は未だ未読)、UAは単位をメートルに直すと約地球一周分にも届き。皆様、感想や評価、ここすきなど、大変ありがとうございます。とてもとても励みになります!これからも頑張ります。

…あと感想を返せなくて本当にすみません。返せなくても全部しっかりと読んでいます。読んだ上でニチャニチャ笑ってます。
それと今回凄く短いです。重ね重ね申し訳ございません。



イメージがファルムアズラ

襲撃してきた便利屋の皆のおでこにたんこぶを作り出して、撃退する事に成功した私達は───

 

「ホ、ホシノ先輩、私が悪かった。謝ろう、ほら、ノーカウント、ノーカウントという奴だ、な?だから頼む、頼むよ、本当に反省しているからどうか私を許しておくれ……」

 

「うへぇ〜…」

 

後輩をみんなで囲んで尋問ちょっとした話し合いをしていた。

 

「本当に反省してるのかなぁ〜?…じゃあ、なんでこう言う状況になったか言ってみてよ」

 

「それは…私が調子にのって指輪指を取り出したからだ。少しふざけ過ぎた。今は反省している。けして先輩を馬鹿にする様な意図は無かった。どうか許してほしい」

 

「うーん…。ちょっと違うかな〜。確かにそれもあるけど…。一番は、君が危なっかし過ぎるからだよ」

 

「…?」

 

「"君はもっと自分を大切にした方が良いって事だよ。…合ってる?"」

 

「うん、せいか〜い。…あのねぇ。今回は仕方なかったかも知れないけど、ヘイローも無いのにあんな…、自爆なんて駄目だよ。あの時はおじさんホントに血の気が引いたんだからね?」

 

「…いや、耐えられるのは判っていたし、どうせすぐに治るから問題はないだろう?治療の手段だって、タリスマンに祈祷に聖杯瓶に───」

 

「"そういう問題じゃないよ、星見君。…例えばさ、もしも君の仲間が深刻な怪我を君の目の前で負ったら、どう思う?"」

 

「耐えられたなら問題ないだろう?先程も言ったが、怪我の治療の手段などいくらでもある」

 

「"うん、確かにそうだね。…じゃあ、キヴォトスでは?住人はみんな頑丈だけど、怪我を治す魔法なんて誰も使えないし、聖杯瓶?もタリスマン?も存在しない。もし怪我をしたら、場合によってはもう治らない。そんな場所で暮らしてきた人が、目の前で仲間が深刻な怪我を負う瞬間を目撃したら?"」

 

「…、少なくとも良い気分では無いだろうが」

 

「そうだね〜。さっきも言ったけど、本当に生きた心地がしなかったよ〜」

 

私の発言に、後輩達や先生は皆首を縦に振る。

 

「それは……すまなかった。嫌な思いをさせてしまった」

 

「ううん、大丈夫。君が『そういう場所』で今まで生きてきた事はおじさん達も理解してるしね〜。…だから、これはおじさん達からの身勝手なお願い。もうそれ以外にどうしようもない時は別として、自分の事を傷つけるような攻撃はやっちゃ駄目だよ」

 

…これは、私達の自分勝手な願い事。仲間に、自分を自分で痛めつける様な真似をしてほしくないから。

 

……彼の持つ手札を縛る様な事になってしまったのは申し訳ないけれど…まぁ、そんな攻撃手段、さっき使った飲むと自爆するアレくらいだよね?

 

「ああ、分かっ…待ってくれ、自分を傷つける攻撃は駄目!?」

 

「…うん。君の手札を制限する様な事言ってごめんね?」

 

「では…『血の刃』や『血の斬撃』は!?『火の大罪』、『火の癒やしよ』は!?『罪の茨』は!?『罰の茨』は!?『狂い火の祈祷』はどうなる!?」

 

彼は驚いた様な顔で私を問い詰める。

 

「うーん、予想以上にその手の技が多「『切腹』も駄目なのか!?」ちょっと待って、今なんて???

 

???なんで切腹?なんで切腹が攻撃手段に挙げられてるの?????*1

 

「ま…まあ…本当にどうしようもない、確実に生き残れる保証があるっていう時は迷わず使って良いけど…」

 

「そうか。…まあ良い、『火の癒やしよ』以外そこまで使う様な物でもな「結局使わないの!?じゃあなんであんな必死な顔でホシノ先輩を問い詰めてたのよ?!」…すまない」

 

「いや〜、君は毎度のようにおじさんを振り回してくれるねぇ〜…」

 

「ま、待て!頼むから指弾きだけは勘弁してくれ…!」

 

…本当に、彼は私を振り回してくれる。

 

 

 


 

『ああもう!あなたという人は!』

 

『うぇーん、ごめんねホシノちゃーん!デコピンだけは勘弁して〜!』

 


 

 

 

 

───年齢も性格も性別も容姿も、何もかも違うのに。まるで、どこかの先輩みたいだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…それにしても、あんたって本当に多芸よね」

 

「"確かにそうだね。大剣に魔法に岩投げに…いや、本当にびっくりしたよ"」

 

アビドス高校に戻って来て、暫く後のこと。

 

思い出した様に、セリカちゃんが口を開く。

 

「確かに、おじさんも同感かなぁ〜。『どんな魔法を使って戦うんだろ〜』って思ってたら、あんなにおっきな剣をぬるっと取り出して接近戦を始めたんだもん。まあ、すぐ後に魔法はつかったみたいだけど…」

 

「魔法?なんの事だ?」

 

「へ?いや、あの紫色の奴…」

 

「…ああ、『グラビタス』か。あれは魔法ではないぞ」

 

「「「「「「????」」」」」」

 

「いや、あれはどう見ても魔法では…?」

 

「あれは正確には『戦技』と言って…───」

 

…彼の話を要約すると、なんでも『武器に付与した技で、魔術や祈祷とは別物』だそう。補習の成果が出てきたようで何よりだ。…今度魔法について詳しく教えて貰おう。『才能があれば誰でも使える』なんて言ってた気がするし、もしかしたら私も使えるようになるかも…?

 

「…ん、完全に理解した」

 

「…そういえば、魔法で思い出しました!星見君、魔法使いだって言うし、キヴォトスの外の人だし、力は弱いのかなーって思ってたら全然そんな事なくて☆」

 

「そんな事あるぞ。生命力よりは断然マシだが、知力や信仰、技量に比べて筋力には余り自信がない。あのツヴァイヘンダーだって両手持ちでないと使えない」

 

「その割にはあんたあんな大岩を投げつけたじゃない。あれができるなら十分力持ちよ」

 

岩?あれは祈祷の一種だが

 

「「「「「「????????」」」」」」

 

あれ?祈祷って確か魔法を二つに分けた内の一つだったよね?つまり魔法の一種、ってこと…?え?岩を投げつけるのが?

 

「"…なるほど、一時的に力を高める魔法なんだね?"」

 

「なるほど!それは盲点でした!」

 

「流石は先生だね」

 

あ、なるほどね。確かにそれは盲点だった。まさか岩投げが魔法な訳がないし───

 

「いや、『グラングの岩』という敵に岩を投げつける魔法だが」

 

「「「「「「???????????」」」」」」

 

「なんなのよ!?本当になんなのよ!??何よその魔法、ただの物理攻撃じゃない!」

 

「"は、はは…。魔法使いのイメージが…音を立てて崩れてゆく………"」

 

「ああ…先生………」

*1
正確には自己強化の手段。自身が直ちに『出血』(割合ダメージの状態異常)を起こすが、一時的に武器をエンチャントして、攻撃力と敵に出血を与える性能が共に高まる。また、主人公は出血の発生時やHPの減少時に攻撃力が高まるタリスマンや装備を持っているのでそちらでも効果を発揮する

もしも主人公がやって来たのが、原作開始前(アビドス編が始まる前)のゲヘナだったら?

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  • 全部書いて♡
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