今の今まで『オリ主』のタグを付けていなかった事に気づき、追加しました。
この先、爆発オチがあるぞ
つまり、例の曲が有効だ
その光景に、今まで戦っていた私達便利屋もアビドス高校の生徒達もピタリと動作を停止する。
「ミ°」
…いけない。びっくりして変な声が出た。でも仕方ない事だと思う。
だって近いんだもの。凄く近いんだもの。
まさに目と鼻の先。そこに彼の顔があった。
ひとまず冷静に。落ち着いて状況を確認しましょう。
…現在、私は彼に肩を掴まれて密着されている。そのせいで顔が近い。それはもう物凄く近い。
(どっどどどど、どうしましょ〜!?)
「おやおや、あんな事するなんていけない子だねぇ〜。…『再教育』が必要かなぁ〜?」
「"…ほどほどに、ね……"」
何!?何なのよ!?何でいきなりこんな近づいてこんな事してきたの!?あとなんか凄く物騒な事言ってる人がいるんだけど!?
「その…星見?何でいきなりそんな事を…?」
「ああ、(確実に自爆に巻き込むために)彼女から離れたくなくて」
!?!?!?!?!?!?!?
「な、なんですってー!?」(大いなる驚愕)
何で!?何でいきなりそんな事を!?この人さっきまで私にとんでもない殺意とか敵意とか向けてなかった!?なんでいきなり『彼女から離れたくない』とか言い出したの!?
「ど、どどどどっどうしましょー!?ムツキー!?カヨコー!?ハルカー!?こういう時どうすれば良いのー!?」
「良いぞー、アルちゃーん!そのまま抱きつき返しちゃえー!」
「…私に聞かれても…」
「ア、アル様にあんな事を…!許さない許さない許さない許さない許さない許さない………」
…駄目みたいね。
というか何!?『彼女から離れたくない』って何よ!?告白!?告白なの!?告白よね!?だとしたらちょっと唐突過ぎない!?よくわからないけどこう言うのってもっと段階を踏むものじゃないの…!?
あ、何だかドキドキしてきた。さっきあんな事言われたからかな…?それとも距離が近いから…?
………。とにかく、彼には悪いけど断らないと。今の私には便利屋として、そして『アウトロー』になる為に、為すべきことがある。恋愛にかまけている暇は…!無い…!
「ごめんなさい。残念だけど、今の私には(あなたの感情は)受け取れないわ」
「いや、(この自爆は)受け取らせるさ」
やだ!この人すっごく情熱的!何よ!?何が彼をそんなに私に惚れさせた訳!?
…まさかアレとか?さっき彼が飲んでいた液体が『
ちょっと!駄目じゃない!学生がそんな物使っちゃ!何!?アビドスって意外と爛れてるの!?
「ちょっと!あなた何でそんな物を…!」
「『何で』?お前に攻撃する為だが…」
…へ?攻撃……?
「なんですって?」(困惑)
「いや、お前を巻き込んで
「…へ?」
「うへ?」
「えっ」
…な
「え」
『えっ?』
「…え?」
…な、
「"え?"」
「えっえっ」
「…え、」
なんですってーーー!?(いつもの)
「なんですって!?自爆!?今『自爆する』って言った!?」
「ああ、そうだが」
「なんで!?何で自爆なんて!?あなたヘイローが無いじゃない!そんな事したら死んじゃうわよ!?」
「問題ない!以前試した際に生還できる事を確認済みさ!」
「なんですって!?何で自爆なんて人生をかけた最終攻撃手段を既にお試ししちゃってるのよ!?」
「ははは!では行くぞ!」
「ちょっと聞きなさ「信仰は爆発だーッ!!!」」
ドカーン!!!
「ぐえーっ!?」
「"二人ともーっ!?"」
「「「しゃ、社長ーーッ!?」」」
「「星見ー!?」」
「星見さーん!?」
「「星見くーん!?」」
う……うーん…はっ!?…なんか私達縛られてる!?
「目覚めたか」
「え、ええ……。そうよ!あなた大丈夫!?さっき爆発したけど!?」
「大丈夫だ、問題ない。治るようにしておいた」
「…?」
「いや〜、おじさん達もびっくりしたよ〜。星見君の体、ひとりでに治っていくんだもん」
「…え?体が、ひとりでに治る?どういう事?」
「それよりも、お前達は何故ここに攻めてきた?」
「そ…それは……───」
「───……なるほどねー。事情は理解したよ〜。じゃ、お仕置きを開始しようか」
「何ですって!?『事情は理解した』って…」
「確かに事情は理解したわ。けれど、あんた達は私達を攻撃した訳だから…」
「ん、これはケジメ案件では?」
「じゃ、そういう事で〜」
「ま、待って!?すこーしくらい『慈悲』があってもいいんじゃ無いかなぁ〜って思ってみたり!」
「…慈悲か。慈悲が欲しいのか」
「うん!そう!」
「そうか。ならば私から『慈悲』をくれてやろう」
そう言うと、彼はどこからか細長い刀身を持つ短剣を取り出した。それは何か異様な、そして凄まじい力を放っている事を感じ取る。
「…そ、それは?」
「これか。これは戦場の医師達が持つ武器、『慈悲の短剣』だ」
「お、お医者さんの武器?メスとかじゃないの?」
「そうだとも。『医療とは慈悲であり、戦場において慈悲とは即ち介錯である。だからこそ、従軍医師達は恐ろしい殺戮者となる』…だったか」
「いらない!そんな物騒なお慈悲私達求めてないよ!?『楽に介錯してくれ』って意味じゃないから!?だよね皆ッ!?」
ムツキがいつになく必死な形相で私達に同意を求めるのは、彼の持つその慈悲の短剣とやらが発する何か『圧』の様な物を感じているからだろうか。…よく見れば、刀身に薄っすらと血がこびり付いている様にみえる。…ひえぇ…。
「星見君、それは流石にやり過ぎですよ☆やるなら軽いお仕置きくらいにしないと!」
「そうか…」
「そうだよ〜。じゃ、今回はおじさんが…」
「…待ってほしい」
「うへ?」
「私に任せてくれ。良いことを思いついた」
「"良いこと?何だい、それ…は……"」
先生が言葉を失うのも仕方ない事だろう。
彼はその手に指を握っていた。
「?!何それ…?」
「『指輪指』。私の出身地、狭間の地で使われていた武器の一つだ。使いやすい、良い武器だぞ」
「『良い武器』?おかしいわね、お仕置きではまず聞かない言葉が出てきたわ」
「いや、これはお仕置きにはぴったりの武器さ」
「えっと…どこが?」
「見ていろ」
そう言うと彼は、その指輪指とやらに何か力を込める。すると……
それはまるで生きているかのように膨張した。
それはまるで生きているかのように曲がって力を溜めた。
それはまるで生きているかのようにひとりでに空中を弾いた。
それはまるでデコピンだった。
「ほら、お仕置きにはぴったりだろう?」
「なるほど、だから取り出す時におじさんの方を見た訳だね〜。……後で覚悟しといてね?」
「ヒエッ」
「えっ!?何よ今の!?まるでまだ生きているみたいじゃない!?」
「…そうだな、これはまだかすかに生を残している。触ってみろ。温かいぞ」
「触りたくない触りたくない触りたくないっ!?」
「え?『生を残している』?もしかして外の世界ってそのサイズの指を持つ何かがいる、とか…?」
「ムツキ、流石に嘘だと思う」
「そ、そうだよね〜」
「いや、いるぞ?ユビムシと言ってな。どこにでも居ると言うわけでは無いが、それでもかなりの個体数を見かけたぞ。切り取られた手首の様な見た目をしていて多くの指で這う様に動き回る。壁に張り付いたり、地面に潜ったりして姿を隠し、そして不意をうってくる。この武器は、彼らの祖からもぎ取られた物なのだ」
「????どうしてそんな物武器にしようと思ったの?」
「うへー、外の世界って色んな生き物がいるんだねぇ〜。おっそろし〜。……あれ?もしかしておじさん、来年には外の世界に行かないといけないのでは…?」
「先輩、その先は考えない方が…」
「とにかく、始めるぞ」
「待って!?まだ私心の準備アバーーッ!?」
「「「社長ーッ!?」」」
とても、いたかったです。
『爆発オチ』
遥か昔より用いられてきた物語を終焉に導く手法
大きな爆発で物語にいわゆる『オチ』をつける
もしも主人公がやって来たのが、原作開始前(アビドス編が始まる前)のゲヘナだったら?
-
給食部ルート
-
美食研究会ルート
-
温泉開発部ルート
-
激長!便利屋ルート
-
やっぱり激長!風紀委員会ルート
-
全部書いて♡