ランキング入りしたので初投稿です
…えっ!?ランキング入り!?マジで!?これが!?こんなのが!?
この作品を評価してくださった皆様、大変ありがとうございました!
『ここすき』
小説投稿サイト、ハーメルンに備わった機能のひとつ
スマホ版のサイトでは、文を横にスワイプする事で入力する事ができる
作者のやる気を、高める効果を持つ
「ただいま」
「おかえり、シロコせんぱ…い…?」
いつものように、アビドス高校が抱えるさまざまな問題について話し合っていたあなた達。
そこに遅れてやって来たシロコ先輩は、やけにやつれた成人男性を背負って来た。
「わあ、シロコちゃんが大人を拉致してきました☆」
「拉致!?もしかして死体!?」
おかしい。あなたの見立てに拠れば、彼はまだ生きているようなのだが。しかし、この場で一、二を争う程に真面目なアヤネが言うのならば、あなたの目は節穴と化してしまったのかも知れない。
あなたがそんな事を考えていると、シロコ先輩は背負っていた人物を床に降ろす。
…しっかりと自分の足で立っている辺り、どうやらあなたの見立ては間違ってはいなかったようだ。
と、油断しかけたあなたの脳裏に、かつて狭間の地で戦った敵が過ぎった。即ち、『死に生きる者』である。もしも目の前の人物がそうであれば、アヤネが『死体である』と判断した事、彼が自らの足で立っている事、その両方に説明が付くのである。…それにしては、生命力に満ち溢れている様な気もするが。
あなたは念の為記憶しておいた、『死に生きる者』に対する為の祈祷、『死を正す聖律』*1を、いつでも放てるように───しようとして。
それよりも先に、彼が口を開いた。
「"殺気──!?…えっと、こんにちは"」
「わあ、びっくりしました。お客さんがいらっしゃるなんて!」
…どうやら彼は、アビドスの生徒達が招いた客人だったようだ。アヤネは、恐らく相当に焦ってしまっていたのだろう。それで勘違いをしてしまったかも知れない。
「そ、そうですね……でも、来客の予定なんてありましたっけ?」
………………。
「"また殺気───!?…『シャーレ』の顧問先生です。よろしくね"」
『シャーレ』の先生を名乗る人物の話によれば、彼はアビドス高校からの支援要請に応え、弾薬の補給を携えて、遥か遠方の土地からやって来たそうだ。周囲の反応からして、恐らくそれは本当のことなのだろう。
彼の頭上にはヘイローが無いので、もしかしたらあなたと同じようにキヴォトスの外の出身なのかも知れない。
狭間の地の出身にしては、些か纏う雰囲気が緩いように思えるが。
『シャーレ』についての説明を求めようとしたあなたは、ここに来た初日以来の、銃の射撃音を耳にする。
「わわっ、銃声!?」
「大変です!武装した集団───『ヘルメット団』が、こちらに攻めて来ます!」
「あいつら…性懲りもなく…!」
「皆!ホシノ先輩を起こしてきたよ!ほら、寝ぼけてないで武器を持って!」
「う〜ん、むにゃむにゃ…。おちおち昼寝もできないじゃないか。ヘルメット団め〜」
大急ぎで戦闘の準備を始めたあなた達に、アヤネが声を掛ける。
「私はオペレーターを、先生はここで戦闘の指示をします!皆さん、がんばってください…!」
先生から渡されたインカムという機械を身に着け、あなたは戦闘の指示を受けていた。
『"星見君、小鳥遊さん、もう一つ先の曲がり角を左に曲がった所に敵がいるようだ。物陰に隠れながら彼らを攻撃して。……本当に大丈夫なんだね?"』
あなたの身を心配する先生に問題ないと伝えて、ホシノ先輩とあなたは角から身を乗り出し、敵の様子をうかがった。
『"奥空さん、万一の時に彼を治療出来るよう、準備をしておいて。それから小鳥遊さんはいつでも彼を守れるよう、盾の準備を"』
『はい、分かりました』
「うへ、了解ー」
あなた達は五、六人程のヘルメット団がこちらへ向かってくる様子を目撃する。
と、ホシノ先輩は何かを思い付いたようにニヤリと笑い、あなたに囁いた。
「ねえねえ星見君?ちょっとあいつらに向かって普通の矢を撃ってくれない?当てる必要はないからさー」
別に良いが、どういうつもりなのだろうか。
言われるがまま、あなたは愛用品のロングボウに矢をつがえ、彼女達の目の前の地面に向けて放った。
地面に突き刺さる矢。それを見た瞬間、ヘルメット団は目に見えて怯え出した。
「ひっ!?ま、またあいつが…!?」
「イヤアァアアアッ!?だから来たくないって言ったのにいいいぃっ!」
……どうやら彼女達の間では、弓矢による攻撃がトラウマになってしまったらしい。
「よーし、それじゃあ次は実際に当ててくれるかなー?」
………。
スコーン!!
「痛ったぁ!?」
「ヤバイって!もうマジでヤバイって!?」
「て、撤退ー!他の地点で戦ってる奴らにも伝えろぉー!」
悲鳴をあげながら撤退して行く彼女達を見守るあなたに、ホシノ先輩は満足そうに頷きながら「うんうん、やっぱり刷り込みは出来てたみたいだねー。おじさんうれしいよー」とつぶやいた。味方ながら恐ろしい先輩である。
「うへ?なんか言った?…気のせい?ソウカナー?オジサンモモウトシナノカナー?」
「いやぁ〜まさか勝っちゃうなんてね。ヘルメット団もかなりの覚悟で仕掛けて来てたみたいだけど。」
「…その、ひとついいですか?」
「うへ?うん、いいよ〜。何かな〜?」
「その、どうして星見さんは額を抑えてうずくまっているのでしょうか…?」
アヤネの見つめる先には、一部分が赤く腫れ上がった額を抑え、床に蹲るあなたの姿があった。
何気にこちらに来てから初めて攻撃を受けた気がする。
「うん、あれはねー。…『不幸な事故』ってやつかな」
「そ、そうですか…。その、不幸な事故って一体「アヤネちゃん、この話はこれでお終いだよー。いいね?」…あっはい」
「"えっと…皆はいつもこんな感じなのかな?"」
「いえ、いつもと言う訳では…。あっ、すみません、折角いらしてくださったのに、自己紹介がまだでしたね。私達は───」
微笑ましいやり取りを中断し、あなた達は先生に自己紹介及びアビドス高校の現状についての説明をはじめる。
現在、全校生徒が六人しかいないこと。
そのせいで自治区から住人が消えてしまい、ヘルメット団のようなチンピラから攻撃を受けるようになったこと。
そこまでの説明を終えると、ホシノ先輩が皆に向けてとある『計画』を提案した。
曰く、「今からヘルメット団の拠点を襲撃しよう!」だそうだ。
『敵を攻撃する』という事についてはいつでもどこでも大賛成であるあなたは、その意見に賛成する。
…決して、ホシノ先輩の指弾きが恐ろしくて反対できないだとか、そういった理由はない。
無いったら無いのである。
先生を含めたアビドスの面々も、拠点を襲撃する事に反対はしていない。
あなた達が攻撃に向けた準備を進めていると、不意に誰かからぐう、と胃の鳴る音がした。
音の発生源に目を向けると、そこには気まずそうな表情を浮かべる先生の姿が。
「"その…ごめん。実は訳があって、ここ数日何も食べて無くて…。え?干し肉と茹でエビと茹でガニならある?…良いの?…じゃあ…茹でエビをお願いします…"」
先生の希望を聞いたあなたは、茹でエビをひとつ取り出した。あなたが狭間の地でならず者から購入したものである。
「"わあ、ありがとう!それじゃあ、いただきます。……ふう、ごちそうさまでした。キヴォトスってエビが美味しいんだねぇ。何だか独特な噛みごたえで………あれ?何だか尻尾の形がエビにしてはおかしいような…?星見君?なぜ目を逸らして居るんだい?星見君?星見くーん?"」
「シロコ先輩、あれ…」
「ん、あれはどう見てもザリガニだった」
……ところで、先生はエビは好きなのだろうか。
「"星見君?露骨に話題を逸らしたけど大丈夫?私に変なもの食べさせてないよね…?…まぁ、好きだけれども"」
「…そうか。それならば貴公、どうかこれからもよろしく頼む。『エビ好きに、悪人はいない』からな。」
「"…えっ。随分と急に信用してくれるね…?"」
『評価•感想』
小説投稿サイト、ハーメルンに備わった機能のひとつ
作者のやる気を、大きく高める効果を持つ
しかしその効果は、内容次第で容易く反転する
もしも主人公がやって来たのが、原作開始前(アビドス編が始まる前)のゲヘナだったら?
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給食部ルート
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美食研究会ルート
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温泉開発部ルート
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激長!便利屋ルート
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やっぱり激長!風紀委員会ルート
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全部書いて♡