青空の下、猟犬は求め流浪する   作:灰ネズミ

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AM公「傭兵支援システム小説投稿サイト。『オールマイ●ドHAMELN』へ、ようこそ」

いつもご閲覧等いただき、ありがとうございます。楽しみの一つとなれているようで、投稿者の末席としてありがたく思います。



7.ワン公、傭兵始めるってよ

アビドス高等学校を一時拠点とさせて貰い、医療施設と往復した結果。

キヴォトスの医療も発達している上、栄養満点の食事でそれなりに回復した。

代わりに以前より太ったからか、ホシノさんやセリカさんが私をじっと見る事が増えていたが…ノノミさんがなだめていた。何故。

ともかく傭兵活動を開始できる程度には回復した頃、先生からも報酬受取などの準備ができたと連絡を受けた。

文字も多少教わり、危険そうな依頼は先生も目を通してくれるとの事。

武装に関してアサルトライフルや携行ミサイルは良いけど、パルスブレードは目立ちすぎるので奥の手とされた。

このサイズで鉄板(合金)を真っ二つにするのはキヴォトスでも危険らしい。

そのため左腕は包帯で機構を隠し、短い鉄の棒(警棒)を持つ事にする。

スタンバトン(VP-67EB)に似ており、余り使い慣れていないので心配だ…うまく踊れるだろうか。

先生が準備してくれた通信端末と一緒に、私が目覚めた時に着ていた服(包帯)に挟まっていた、小型端末機と合わせて腰の裏へ装備する。

この端末は私がルビコン3で良く使用していたものだったが、現在は電源すら入らない。

 

それでも、これもあの人がくれたものだから。

 

先生も直す宛てがあるとの事だったので、それまで身に着けておくことにする。

因みに服装に関してだが、キヴォトスでは私のような獣人でも服を着るらしい。

強化人間時代から基本ぐるぐる巻きだったので気にしてなかったが、太った私の身体は大層見苦しいようで着させられた。

下着は基本包帯で良いとして、顔も隠せるフード付きパーカーはポケットが深いものにしてもらう。

何故かオヤツを大量に貰うため、すぐ出し入れできる様に。すでに貰ったと提示できないと追加がくるのだ。

腰には弾薬等のためポーチも装着し、張り付くタイプのパンツ…スパッツ?レギンス?ともかく履き物。

靴もすすめられたがアサルトブースト時に爪が出て、シロコさんの靴を壊してしまったので断念して包帯を巻くに留める。

また、パーカーの前面は全開にして、履き物は下げ気味にする。

何故かというと翼と尻尾があるせいで引っ掛かり、違和感がすごいからだ。

先生にも見て貰った所、ケモセーフ判定を貰ったので良しとする。した。

 

「それじゃ気を付けるんだよ~。食事は三回、オヤツもちゃんと食べるのを忘れずにね」

「あはは…ホシノ先輩お母さんみたいですね。ええと、気を付けていってらっしゃい」

 

他の人達は朝から直行で仕事に出かけていたため、ホシノさんとアヤネさんに見送られてアビドス高等学校を後にする。

拠点を学校にしていると絡まれる恐れがあるため、しばらくは前もって見繕った幾つかの空き家が仮拠点になる。

依頼場所によってはDU区画内にあるシャーレも使って良いと、先生に話は貰っている。

キヴォトスでの傭兵業、頑張ろうと気合を入れると幻聴が聞こえた気がした。

 

―――621、仕事の時間だ―――

 

…私が願い、キヴォトスに来たのなら。あの人もここにいるのだろうか…。

もしもいるのなら、きっとルビコン3でも使っていたレイヴン傭兵名で気付いてくれるハズだろう。

 

◆◇◆◇◆

 

~ミッション:アビドス砂漠巡回~

 

『よう、包帯。久しぶりだな、生きてたか』

『傭兵になったんだな。まぁあのゴツい武装(突撃銃と誘導弾)をしてたんだ。腕前でも思い出したか?』

『そんなお前さんに仕事だ。ま。前と同じアビドス砂漠の巡回…見回りだな』

『提示の基本報酬の他、前と同じように三食弾薬費付き。ついでにうちのバカ共がオヤツも用意しているらしい』

『そっちは撃破報酬としてって感じになるが、良けりゃ受けてくれ』

 

前回とは別な順路だったせいか、スキャンに敵影が引っ掛かる。

確認するとどうやらアビドス砂漠には不良の他にも、壊れかけでさ迷っているドローンやオートマタが出るらしい。

オートマタに関しては人ではなく、無人機の認識らしい。違いはと聞いたら表情の有無で良いと、少し怒り気味に言われた。

他の部隊員にも聞いてみたが、誰もが困った表情の画面をしていたのでキヴォトスでは見分けれるのが当たり前らしい。

とりあえずアサルトブースト(獣)で突っ込み、一分隊を殲滅しておいた。

オヤツを一杯貰えた。干し肉が美味しすぎた。

 

◆◇◆◇◆

 

~ミッション:オーパーツ奪還~

 

『傭兵家諸君!本作戦は諸君ら不特定多数に向けたばら撒き依頼になる!』

『ブラックマーケットのオークションで買い取られた、とあるオーパーツを取り返して貰いたい』

『品物自体はさほど希少ではないが、あれは元々我々の所から持ち出されたものでな。犯人への今後の見せしめも兼ねている』

『エリア内であれば派手にやってもらって構わない。諸君らの健闘を期待する!』

 

-モブ敵サイド-

 

雑兵ばかりやってくる今回の仕事はアタリだな。あたいらの拠点まで護衛ってスケバンなのに何でだよと思ったが、これなら案外楽に終わりそうだ。

チームワークも何もなく飛び込んでくる傭兵らを迎撃しながら荷台を守っていると、パーカーを深く被った獣人がすごい勢いで突っ込んでくる。

 

「あんだぁ?見ねえツラだな…まぁいい。この鉄壁のアミに負けはねえ」

 

銃弾をリロードし、頭部に向けてぶっ放す。ハイいっちょあが…何ぃ!?

四つ足で全力疾走してたかと思えば、クンッと横にステップしてあっさり避けられる。

慌てて撃ちまくるがどれも避けられて、気付けば銃の間合いを潰されてた。

奴はスライディングしながら銃を構えると、正確に銃、両肩、両脚を打ち抜いて体勢を崩される。

鉄壁と呼ばれた耐久を物ともしねぇ火力に、嫌な予感が今更やってくる。

最後に足元に来たと思えば、跳ね上がるようにアッパーカットを繰り出してきて打ち上げられた。

 

「あ、あたいの鉄壁がーっ!?あでっ」

 

空高く打ち上げられた後、地面に頭から落ちて意識を刈り取られた。

再度意識が戻ってきた頃には、荷台は派手に転がされすでに無残に荒らされた後だった。

ついでにオヤツ代わりにポケットに忍ばせていたセンベイもなくなっていた。

 

◆◇◆◇◆

 

~ミッション:シャーレの慰安~

 

『”えっと、依頼はこれでいいのかな?オンちゃん、元気にしてる?”』

『”こほん。今回は連邦捜査部、シャーレからの依頼です”』

『”内容はうちに…シャーレにきて、わしゃわしゃ撫でたりケモ吸…オンちゃんの体毛にちょっと触らせてほしい”』

『”報酬とは別で食事はシャーレで持つし、オヤツも準備して待ってるよ”』

 

仕事依頼という事で引き受けて来たが、先生は書類の束に囲まれていた。

どうやら遠出した間に溜まった仕事と、アビドス関連の作業を並行で行っているせいで疲労しているらしい。

私を撫でたり、抱き着く事で疲れは抜けるのだろうか?

 

すぅぅぅ…。うん、すごく癒される!疲れも吹っ飛ぶよ!”

 

うつ伏せとなった私の背中を嗅いでいた先生がとても良い笑顔を浮かべる。

それなら良いのだけれど、さっきから通信端末が何度も音を鳴らしているのだが、良いのだろうか。

先生は”あーあー聞こえなーい。だからいいのー”と言いながら耳を塞いでる。良いなら良いか。

 

この後せみなーという所から来た人に先生は怒られていた。ついでにその人にも私は一杯撫でられた。何故。

 

◆◇◆◇◆

 

~ミッション:温泉開発の同志モトム~

 

『あんた、シャーレにツテがあるんだって?すごいじゃないか』

『そんなすごいあんたに依頼だ。でっかい温泉がありそうな所を見つけたんだが…風紀委員が出張ってくるのが目に見えてる』

『そこであんたに陽動してもらいたい。指定のエリアで巡回している風紀委員の奴らを適当に叩いてくれりゃいい』

『作戦時間まで持ちこたえてくれれば、温泉入り放題の権利をあんたにもくれてやる。どうだ?いいだろ?』

 

先生にも相談の結果、何とかお金での報酬を勝ち取り、指定の場所に来る。

ここはゲヘナ学園という学区で、キヴォトスでもすごく大きい学校らしい。

それだからか治安は荒れており、時間通りに来たはずなのにすでに戦闘が始まっていた。血の気が多い人達らしい。

先に戦闘を始めていた学徒達が、恐らく監視も兼ねた依頼主からの戦力なのだろう。

とりあえず敵指定とされた制服を着こんだ、近くの風紀委員に発砲して視線を引き付ける。

 

これだけの味方と一緒に戦うのは、ルビコン3ではなかったので新鮮な気持ちだ。…誤射には気を付けよう。

 

◆◇◆◇◆

 

~ミッション:風紀委員長の慰安~

 

『アナタが先日うちの風紀委員を荒らしまわった傭兵ね?その際は世話になったわ』

『おかげで、私は今週全く寝れてないの。その対価を払ってもらいたい』

『具体的には、そうね。以前シャーレへ慰安に行ったと聞いたわ。それを私にも頂戴』

『出来によっては追加報酬も払うわ。良い返事を期待してる』

 

夜中と指定された時間帯。同じく指定された巨大な建物に向かうと依頼主が腕を組んで待っていた。

辺りに人がいないのを確認した後、案内されて中に入る。

私から見て豊かな室内には色んな小物が置いてあり、これが普通の生活かと観察する。

慰安内容について再確認されたので、事前に先生が用意した資料を渡す。

資料に目を通している間、表情が何度も変わっていたが咳払いを一つすると仕事の話になる。

 

「…そう。それじゃまずは撫でる所からさせてもらいましょうか」

 

この後いっぱい撫でられ、枕がわりになっていたがそのまま依頼主が寝てしまった。

流石にこのままでは休まらないだろうと思い、宿泊設備に運んで私は扉を出た所で一夜を明かす事にする。

翌朝何故か謝罪を受けたが、朝食も報酬もたくさん貰えたので私としては楽な仕事だった。

 




慰安メニュー:
お手。ブラッシング。抱擁(ハグ)。撫で(常識の範囲)。撫で(無制限)。ケモ吸い(背中)。ケモ吸い(無制限)。添い寝。抱き枕…etc

621視点では太ったとしてますが、実際にはまだまだな模様。もし性別ありなら二次性徴的な何かも見える様に回復してきたのかもしれませんね。エ駄死

なお、どこかの誰かに似ていたモブ敵は今後出番の予定はないです。多分。

ケモ621のルビコン時代の小説って需要在ります?

  • 1.本編で乗せれる一部で良いですよ☆
  • 2.ん。あるから全ルート書くべき
  • 3.うへ。まずは完結からじゃない?
  • 4.まだ指が回るようなら表現力を鍛えろ!
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