米南方軍指揮官、辞任へ トランプ氏が命じた「麻薬船」爆撃に懸念か

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ワシントン=青山直篤
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 トランプ米政権が、ベネズエラの麻薬運搬船だと認定した船への爆撃や船員の殺害を続けるなか、中南米を担当する米南方軍の指揮を執るホルジー海軍大将が辞任することが明らかになった。ヘグセス米国防長官が16日、発表した。米紙ニューヨーク・タイムズは米高官の情報として、ホルジー氏が船舶への攻撃に懸念を示していた、と報じた。

 トランプ氏の命令で米軍が実施してきた「麻薬対策」を理由にした船舶爆撃については、国際法上の疑義が示されてきた。だが、トランプ氏は15日にはベネズエラで米中央情報局(CIA)が秘密作戦を進めることを「許可した」と表明。敵対するマドゥロ政権が支配するベネズエラ領内への攻撃もほのめかしていた。

 ヘグセス氏は16日のX(旧…

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この記事を書いた人
青山直篤
アメリカ総局員
専門・関心分野
米国、国際政治・経済、日米関係、近代史
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