数学が発展している国といえば、やはりインドを思いつきますよね。
実際、インド出身の偉大な数学者も多数います。さらに、インドでは日本の計算方法とは違う方法で計算する掛け算があります。
今回はインド式計算法について触れてみましょう。
この計算法を使うと、複雑そうな掛け算を簡単に解くことが出来ますよ。
問題
次の計算をしなさい。
92×89
数が大きくて筆算をするのも億劫に感じますね。
解説
この問題の答えは「8188」です。今回の数は掛け算をするにはとても大きい数ですね。しかし、この100に近い大きさがインド式計算法では役に立ちます。
〈インド式計算法(100に近い数同士の掛け算)〉
(1)掛ける数と掛けられる数それぞれと100との差を計算する。
(2)答えの数字を四桁として、下二桁に(1)の差を掛けた数を書く。
(3)上二桁には、(1)で求めた差と組み合わせを入れ替えて引き算した数を書く。
100未満の数同士の掛け算の答えは四桁までで収まるので、この方法が使えます。
では実際に計算してみましょう。
(1)100との差を計算する。
100-92
=8
100-89
=11
(2)差を掛ける。
8×11
=88←下二桁
(3)「掛けられる数」と「もう一方の数の100との差の数」の差を出す(組み合わせを変えても成り立つ)
92-11
=81←上二桁
※89-8でも同じく81を得られる。
(2)(3)の結果から答えは「8188」となります。最後に計算方法を図にまとめて復習しましょう。
以上となります。
まとめ
このインド式計算法はほとんどの人が筆算で解くような問題を暗算で解けるようになるというメリットがありますが、逆に慣れるまではミスをするリスクが高いというデメリットもあります。
ときどきインド式計算法を練習して、確実なものに出来ると良いですね。
※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):うおうお
数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。
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