【カンボジアニュース】カンボジア拠点の特殊詐欺トップら3人逮捕 被害額200億円、暴力団と中国マフィアが協力か、不動産で資金洗浄
トクリュウ対策として10月に新設された警視庁特別捜査課は、警察官などを装った特殊詐欺に関与したとして、14日から15日にかけて組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)容疑で、リーダー格とみられる中国籍で東京都江東区辰巳の会社員銭凌容疑者(38)と、無職で住所不定の宮代祥平(31)の2人を再逮捕し、詐取金の一部をマネーロンダリング(資金洗浄)したなどとして、同法違反(犯罪収益隠匿)容疑などで、中国籍で中央区勝どきの職業不詳、盧璐容疑者(36)を逮捕しました。
宮代容疑者は「かけ子」の管理役、盧容疑者は被害金を移動させる指示役と同課はみています。盧容疑者は詐取した資金を利用し、不動産購入を希望する中国人の代わりに不動産を購入。その後、中国元で1000万円相当を返還してもらう手法で資金洗浄していたとみられています。銭凌容疑者は今年5月以降、ニセ警察詐欺に関与したとして、組織犯罪処罰法違反容疑などで計4回逮捕され、その後、同法違反で起訴されていました。
関係者によると、銭容疑者らは出資者から募った資金でカンボジアに拠点を開設し、2023年ごろから現地で活動していました。詐取金は一時期約30人いたかけ子らへの報酬や出資者への再分配に充てており、少なくとも今年1月までの半年間で約500件の特殊詐欺に関与し、被害額は約50億円に上るとみています。
銭容疑者は中国の犯罪組織と関係があるとみられるほか、かけ子集めには指定暴力団住吉会系組員が関与していた疑いがあり、同課は中国組織と暴力団が協力していたとみて、実態解明を進めています。
このグループの詐欺の手法は、「総合通信基盤局」を名乗る男の電話で始まり、「不特定多数の方に迷惑メールが送信されている」として、警察とやりとりするよう持ちかけるものです。その後、警視庁深川署の警察官を名乗る別の人物に電話は転送され、偽の警察官が「隠していたり、嘘をついていたりしたことはないですか」と男性を問い詰め、「あなたを容疑者としています。第三者には絶対に言わないで」と脅していました。


コメント