DeNA・東克樹「1勝1敗のタイに持ち込めるように全力で投げたい」
「2025 JERA クライマックスシリーズ(CS) セ」は、15日にファイナルステージが開幕する。ファーストステージを突破したレギュラーシーズン2位のDeNAは、リーグ王者の阪神と対戦。14日は会場の甲子園で全体練習を行い、第1戦に先発する東克樹投手(29)は、相手に与えられた1勝のアドバンテージから勝敗を五分に持ち込む力投を誓った。 不動のエースを立て、勝敗を五分とする。第1戦の先発を託された東は、穏やかな表情を浮かべながら最終調整に臨んだ。大挙した報道陣を前に「頭を取ることができたら、ベイスターズらしい勢いに乗った野球ができるんじゃないか。1勝1敗のタイに持ち込めるように全力で投げたい」と自覚をにじませた。 巨人とのファーストステージを2連勝で突破した。12日の第2戦は延長十一回の末、7-6で逆転サヨナラ勝ち。翌13日の第3戦にもつれた場合、先発する予定だった左腕は、横浜スタジアムのロッカールームでテレビ画面越しに死闘を見届けた。「飛び跳ねましたね。いちファンとして。そんな感じで見ていた」と興奮気味に語った。 レギュラーシーズン最後の登板だった9月26日の巨人戦で左手の指先にまめができたとみられ、出場選手登録を外れて調整を進めてきた。13日の先発となれば、状態などを考慮して短い登板となる「ショートスターター」が見込まれていた。2連勝での勝ち上がりで調整に2日間の余裕が生まれ、余念なくコンディションを整えられた。 三浦監督は「初戦に全力、全開で入っていけるように」と一戦必勝を誓った。東は「恵みの2日間。何も違和感なくできるくらいに戻ってきている。無理に120%を出さないように、冷静になりながら気持ちは熱く頑張りたい」と周囲の不安を一蹴。もう投球に制限はない。弾みをつけて乗り込んだ甲子園で、大黒柱が勢いを加速させる。(鈴木智紘)