2025/10/15
武雄アジア大学、ついに「カネを配って学生集め」へ。「一期生特別奨学金」という名の入学金キャッシュバック(1人あたり25万円)を発表。
開学前から「本当に学生が来るのか?」という疑問の声が地元で渦巻く武雄アジア大学。大学のウェブサイトに突如、来春入学の一期生に対して「入学金相当(25万円)の奨学金を入学後に支給」との記載がお目見えした。しかも、対象人数の明記はなく、もしかすると一期生全員?とも思える書き方だ。
学びの中身で勝負せず、現金で進学希望者を募る、これが武雄アジア大学の実態なのか。
しかも、この大学には多額の公費が注ぎ込まれている。
・武雄市:13億円
・佐賀県:6億5,000万円
結果的に「税金を原資にしたキャッシュバックなのでは?」との疑問も湧く。
そもそもカネを積まないと学生が来てくれないような大学に、住民の大切なお金を投じる合理性はどこにあるのか。
問いたいのは2点。
1)学びの質・教員体制・カリキュラム・就職支援など、大学としての中身で学生が集められないのは何故なのか。
2)公費支援の使途と効果測定。学生獲得の現金配布に充てていないと胸を張って言えるのか。特定の大学の入学者だけにカネを配ることのどこに「公益性」があるのか?住民から見ると不公平感しかない。
沈黙は説明にならない。
武雄市及び学校法人旭学園は、今回の「一期生特別奨学金」の財源を即時に明らかにすべきだ。
この記事をシェアする
ホーム>政党・政治家>こんどう けんじ (コンドウ ケンジ)>武雄アジア大学、ついに「カネを配って学生集め」へ。