NHK 新ネットサービス「NHK ONE」の新アプリ移行163万件
NHKは16日、東京・渋谷で定例会長会見を行い、1日からスタートした新インターネットサービス「NHKE ONE」について、サービス開始から2週間あまりで新アプリへの移行が163万件に上ったと発表した。 旧NHKプラスからの移行が1日から13日までの間に約163万件。旧NHKプラスの利用状況は今年9月末時点でのID数は約668万件で、1週間あたりの視聴UB数が約264万(第1四半期平均)だった。 また1日から13日までの間に全国各地で実施した「NHK ONE登録サポ―ト」に来訪した人はのべ約5万人だったという。 この数字について、稲葉延雄会長は「若干のトラブルがあったことは申し訳なく思っていますが、多くの方々、それも幅広い年齢層から早速登録をして、放送だけでなく、ネット配信を楽しみたいという方々の意思表示が得られたえ、そういう意思表示されたということに対しては本当に私自身うれしく思っております」と所感を述べた。 なお、NHK ONEアカウントへの「登録のお願い」や今後表示する「受信契約情報の登録・連携へのお願い」のメッセージを繰り返し表示し、手続きがない場合は、サービスを利用している画面の一部に一定の大きさで、閉じられないメッセージを表示する準備を進めているとした。11月中旬以上にはNHK ONEアカウントと受信契約情報の連携をお願いするとした。この件について、担当の黒崎めぐみ理事は「必要に応じて実施していきたい」と説明した。 また、利用者からはさまざまな意見が寄せられているとし、「、修正する必要のあるものは計画して改善していこうと考えています」とした。 同サービスを巡っては開始初日となった1日、アカウント登録手続きで、一部の利用者に認証コードが届かない不具合が発生。2日正午までに解消。不具合発生の原因について「NHKからの認証コードメールに新しいドメインを使用し、かつ短時間に大量送信したことが原因とみられます」とした上で「NHKのシステム側で送信数を調整するなど様々な対応を行った結果、現在は復旧しているものと思われます」と説明していた。 1日からサービスが始まった「NHK ONE」はこれまでの「NHKプラス」「NHKNEWS WEB」などの同局アプリや各ホームページを集約。ニュース記事や動画、気象・災害情報、見逃し配信など、多彩なコンテンツを利用できる。利用者の環境に合わせて、スマホやパソコン、ネット対応テレビでの利用となり、WEBサイトやアプリで提供される。スマートフォンなど各端末用の旧アプリは9月末で使えなくなり、10月以降は新たにアプリをダウンロードする必要がある。