ウクライナの旅団の変遷
下表からわかるように、ロシアによる侵略がはじまって以降、2022年末までに、同年1月に比べて47個旅団が創設または幹部部隊から拡大された。うち30個は地域防衛旅団(25個が拡大、5個が新設)である。2023年もさらに26個旅団が編成された。ただし、国防軍の総兵力はわずか5万人の増加に留まった。これは、前年度に未使用のまま残された人的資源を活用して新たな戦術部隊が創設されたか、あるいは多くの部隊が完全な人員配置に至らなかったことを示唆している。
なお、ウクライナの旅団は通常、3個から6個の大隊と支援部隊で構成される。旅団は拡大または強化された連隊を意味し、2個以上の旅団が1個師団を構成することもある。旅団が、師団、軍団、陸軍などの編隊や連合に属さない場合、それは独立した旅団である。旅団は、陸軍、空挺部隊、海軍における主要かつ最大の戦術部隊だ。たとえば、ウクライナ軍の機械化旅団は約3000人の要員を擁しており、本部、司令部、機械化大隊3個、戦車大隊(強化、1小隊あたり4輌)など、さまざまな小規模集団に分かれている。