OpenAI、NVIDIAと200兆円「循環投資」 ITバブル型錬金術に危うさ
【シリコンバレー=清水孝輔】米オープンAIが約200兆円のインフラ投資でいびつな取引を繰り返している。人工知能(AI)開発用半導体を調達するため、米エヌビディアなどから巨額資金の提供を受ける。売り手と買い手で資金循環する手法はIT(情報技術)バブル期に類似し、成長を実態以上に大きく見せ過剰投資を呼ぶ危うさがある。
AI投資は総額200兆円で「人類史上最大」
「AIインフラの構築は人類史上で最大...
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(更新)- 田中道昭日本工業大学大学院技術経営研究科教授ひとこと解説
IMFは14日、2025年世界経済成長率見通しを3.2%に上方修正の一方、新たにAIブーム崩壊リスクを指摘した。AIによる企業の生産性向上はまだ入り口であり、それを担うビッグテック企業のAI投資は相対的に堅調と見られる一方、スタートアップ系AI企業は半導体企業との循環取引や事業の収益化遅延等からよりリスクが懸念される状況にある。さらに懸念されるのは、AI・データセンター拡大による電力需要拡大予想から投資が過大に膨らむエネルギー系未収益企業。サム・アルトマン氏も支援する原子力スタートアップ Oklo は収益ゼロにもかかわらず時価総額が 260億ドル規模に膨らんでいる。AI用インフラにも要注意だ。
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(更新) - 窪田真之楽天証券 チーフ・ストラテジストひとこと解説
AIバブル論が盛んになってきたが、私は、AI関連産業全体がバブルになっているとは思わない。 AI関連産業という時、大きく分けて、2つある。AIを利用するための社会インフラを作る産業と、AIを活用して新しいサービスやビジネスを創る産業である。後者、AI活用産業については、これから本格的に成長すると考えられる。今はまだ黎明期だ。 一方、AI活用のインフラ構築産業には、ややバブルの懸念がある。特にデータセンターは要注意と考えている。
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(更新) - 大山聡グロスバーグ合同会社代表ひとこと解説
AIバブルを懸念する声が上がっているが、AIはまだ黎明期でこれから普及する段階にある。OpenAIが開発している汎用的なAIから、今後は特定用途向けのAIへの展開が期待されており、その経済効果は極めて大きなものになるだろう。2000年当時、ITバブルの崩壊がハイテク業界を不況に陥れた時は、インターネットに接続させることに過大な投資を行った企業の多くが投資を回収できなかった。今回も投資を回収しきれずにAI関連事業から撤退する企業はあるだろうが、汎用AIから特定向けAIへの展開の現段階である程度の淘汰は起こり得る。まだAIバブルの段階ではないと筆者は思う。
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(更新) - 蛯原健リブライトパートナーズ 代表パートナー分析・考察
同様の議論が「ダークファイバー問題」ならぬ「ダークGPU問題」、つまりドットコム当時通信各社が実需以上にファイバー投資し過ぎ倒産や減損が相次いだ事になぞり今のデータセンターへの過剰投資を懸念する比喩だ。1ギガワットのデータセンター投資額は7兆円と言われるなかOpenAIやxAIなどは10ギガワットの建設を目指す。故にこの循環取引的手法となるが問題は結局のところ実需の有無に尽きる。生成AIの収益は既に10兆円を越えOpenAI一社だけでも1兆円に達し人類史上どの産業よりも最速マネタイズと言われる。AIブームの満ち潮が引き潮に転じた時、本当に実需を有するものが残りそうでない者が代償を払うだろう。
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