お宝No.8 トラベルディジュリドゥ
いよいよお宝ものこり2つ。デイリーポータルZから石川さんである。まず前提として、とディジュリドゥを吹き始めた。
ブオー
オーストラリアのアボリジニの楽器である。だが、お宝はこれではなかった。
ディジュリドゥの小型版「トラベルディジュリドゥ」です
楽器なんですけど、ただのパイプが入った箱なんですよね。2本の管がなかでジグザグに伸びてるんですよ。2019年にamazonで普通に売ってたんですが、もう販売終了になっちゃって手に入らない。このサイズで持ち運べるのは、もう僕を含めてこれ持ってる人だけなんです。
ブオー
いまも売ってるトラベルディジュリドゥがあるんですが、もうちょっとシンプルなんです。これはそれの改良版なんですが、改良版のほうが販売終了しちゃった。
観覧者も興味津々。でも大きい本来のディジュリドゥに。
「音が出る穴が演奏者の方に向いているということは自分に音が大きく聞こえるのではないか(その通り)」
「ポータブルとかミニじゃなくて、トラベルっていう観点がすごい」
「大きいのはどこで買えるのか」
見慣れない民族楽器に盛り上がった。ちなみに大きなディジュリドゥを買ったのは大井町だそうだ。近い。
本人評価額は12万円
鑑定タイム
自分が出す鑑定結果はぴったりと決まっているのだが、これまでの説明を聞くとしっかりと見てしまう。これは貴重なものだ。
鑑定結果はなんとぴったり!!
良いもの見せていただきました、という気分になっている。
武田鑑定士
「民族楽器ならではの装飾の要素を削り落として、モダニズム建築を彷彿とさせるシンプルなデザインに落とし込んだところが非常に現代的ですね。そういうエスプリを感じられるというところ、さらに、ディスコンで手に入らないという希少性からも12万円は妥当な金額なのではないかという鑑定をさせていただきました。大切になさってください。」
林鑑定士
「ディジュリドゥはアボリジニがこれで宇宙と交信する、と広末涼子が出ている映画で聞きました。A4とかだと流通しているんですが、A5という点で12万にさせていただきました。大切になさってください。ありがとうございます。」
お宝No.9 カンプ・ノウの芝
いよいよ最後はD-LABから塩谷さんのお宝。
小さいぞ
なんだ?
塩谷:
「カンプ・ノウの芝です。FCバルセロナってサッカークラブがあるんですけれども、そこのホームスタジアムがカンプ・ノウっていう10万人ぐらい入るスタジアムなんです。
21歳ぐらいのときに参加したスタジアムツアーで入手した芝です。帰ってきて瓶詰めしたのがこちらになります。サッカーの仕事がしたいと思っていて、それは叶いました。ずっと自分のデスクのうえにいつも置いています。」
参加者も食いつく
「その当時だとロナウジーニョが踏んだかもしれない芝」
「乾燥した干草みたいな匂い。漢方めいている」
「ガラス瓶にハンドメイドインスペインって書いてある」
塩谷さんは帰国してから瓶に詰めたと記憶していたが、もしかしたら現地で瓶を買ったのかもしれないし、日本で買った瓶が同じスペイン製だとしたら相当な奇跡である。
本人評価額は210万円
当時バックパックで2週間ぐらい旅行に行ったのが30万ぐらい。いまの為替レートと物価で倍で60万円の旅費。1年に5万円として24年経ってたんでその合算。
ひそひそとすり合わせる鑑定士
ぴったり!!
唐沢鑑定士
「ありがとうございます。本当にカンプ・ノウの芝を日本で見れるとは思ってませんでした。意外にも香りが良くて、先ほどもちょっと申し上げたんですけども漢方的なところで10万円プラスして210万円をさせていただきました。ありがとうございます。」
村田鑑定士
「正直、これ、僕は難しいと思います。まず、バルセロナのクラブがどういうクラブかっていうところからいきますと、バルセロナの市場価格がまず1.13ビリオンユーロ(11億3000万ユーロ=約1900~2000億万円)。っていうところからスタートしまして。ちょっと判断が正直難しくて2000億円から比べれば、210万円は妥当かどうかわかんないけど、妥当かな。っていうところでぴったりとさせていただきました。」
1.13ビリオンユーロという巨大な額を出したあとであれば210万は至極まっとうな金額に聞こえる。村田鑑定士からは数字と紐付けると説明が難しくなるが、そこに良さもあったと教えてくれた。芝ですからね。
お宝No.10 アニサキス
最後に塩谷さんからとっておきのお宝が登場した。まさにダイバーシティお宝だ。
漬けてある
塩谷
「うちの家族がすごく魚をさばくので、私、2回アニサキスにかかってるですね。2021年9月に1回目、2025年2月に2回目。アニサキスは内視鏡で取るしかないんです。それがもうほんとに痛くてですね、で、2回目の病院はくれたんです。」
興味はあるけど、若干引き気味の参加者
本人評価額は6万
「根拠は、1回取るのに2万5000円ぐらいかかるのが2回分。今回、2月のときに京都出張だったんですけど、お腹痛くて夜にご飯食べられない日が1泊あったんで、その悔しさで1万円乗せて」
もちろんピッタリ6万円。
塩谷さんはこのアニサキスに「あーたん」という名前をつけていて、売ってもいいとのことだった。6万円。高いのか安いのかさっぱり分からず、貨幣経済の挑戦とも言える値付けである。
どう考えても心が豊かになった
このD-LABとの連続企画は「心の豊かさ」である。このダイバーシティお宝鑑定団に関しては真顔で心が豊かになったと堂々と言える。
自分だけが価値があると思っているもの、その思い出やこだわりを説明すること。そしてそれを受け入れること。鑑定士として頭をフル回転させて良いところを見つける。
お宝鑑定という特殊なシチュエーションではあるけど、幸せなコミュニケーションの要素が詰まっていた。鑑定しない鑑定団ではあったが。
鑑定額の合計は16,296,000円となった。金額も豊か!
どこかでお会いしましょう!
この企画はJTのコーポレートR&D組織 D-LABと一緒にお送りしています。テーマは「心の豊かさ」です!
「心を豊かにする」シリーズ
JTのコーポレートR&D組織 D-LABと「心の豊かさ」を感じる方法を考え・実践します