【中学高校数学】たすきがけ(因数分解)の裏ワザ〈東大〉
※この方法は、たすきがけを使って問題を解く機会を奪うことになりかねないので、どうしてもたすきがけができない、もしくはたすきがけをもうマスターしたけど時短のために知りたい!という人のみ閲覧してください
みなさんこんにちは。桐生です。今回は、誰もが苦戦したであろう因数分解、たすきがけの裏技をご紹介したいと思います。この方法は、手順さえ踏めば、たすきがけを行うことなく、つまり、複雑な思考をすることなくたすきがけの因数分解ができてしまう方法です。あなたの学力向上の妨げになるかもしれないことを承知で、それでもやっぱり苦手なんですという人のみ読んでください。
ステップ0 2次の係数が1である普通の二次式の因数分解をできるようにしよう
2次の係数が1である普通の二次式、というのは
といった式で表されるものです。
これができないならば、学校の先生や周りの友達に教えてもらってください。それでもわからない、というならばコメントしてください。
できましたか?それでは、たすきがけの裏技の解説に進みます。今回は以下の式を考えます。
ステップ1 2次の係数(a)を0次の項に掛けて2次の係数を1にしよう
まずは、2次の項を0次の項に掛けて、2次の項の係数を1にしましょう。
そうすると式は、
になります。
ステップ2 できた式を、普通に因数分解しよう
上式を因数分解すると、
となります。
ステップ3 ()内の0次項をそれぞれ元々の2次の係数(a)で割ろう
今回は元々の2次の係数は3なので、6とー4を3で割ります。
ステップ4 全体に元々の2次の係数(a)を掛けよう
これで因数分解完了です。答えは(x+2)(3x-4)となります。実は、因数分解としては上の3が外に出ている形でもOKです。(まあでも下の方がかっこいいですよね。)
どうでしたか?この方法、どんな2次式であっても使える万能な方法です。証明はax^2+bx+cとおいてごちゃごちゃやるだけです。証明を載せて欲しかったらコメントしてください。
まとめ
ax^2+bx+cの因数分解は、
①aをcにかけて2次の係数を1にする
②できた式を因数分解する
③()内の0次の項をそれぞれaで割る
④全体にaを掛ける
覚えるまでに時間がかかりますが、慣れればあっという間に因数分解できるようになります。ぜひトライしてみてください。
何かありましたらコメントください。最後まで読んでいただきありがとうございました。☺️



コメント
6こんにちは。たすきがけの裏ワザをやってみたら,うまくできました。ありがとうございます。
ところで,そのたすきがけの応用問題なんですが
xの二乗+xy−4x−y+3
の問題の裏ワザを使った解き方を教えてください。(できれば,早めにお願いします)
ax^2+bx+c
a>cの場合は使えないこともある(多分)
証明おねがいします!!
なるほど。
解の公式で考えると、分母にくるaを無視して解き、最後に補うのですね。