「ダサい中年男性」はだいたい買っている“オジサンは着てはいけないブランド“ワースト5
40歳オジサンが選ぶなら『KLEMAN/クレマン』
では「何がおすすめか?」といわれると当然革靴も価格が天井知らずです。手頃な値段で本格的なもの……といわれるとフランスのワークシューズとして長らく愛されている『KLEMAN/クレマン』がおすすめ。 日本に『KLEMAN/クレマン』を持ってきた方から直接お話しを伺ったことがありますが、その方はフランスで新規ブランドを発掘して国中をめぐる中、バスの運転手が履いていた靴が何気なく目に止まったとのこと。「それはいったいどこで買えるんだ?」と生産工場を聞き出し、日本の代理店として活動。瞬く間に大手セレクトショップと契約が決まり、現在でも定番ブランドとして君臨しています。 フランスの安全基準をクリアした快適性・耐久性に富んだシューズであり、またフォルムもフォーマルとカジュアルのちょうど中間を狙った着こなしやすい万能選手。 ・TONNANT|トナン 3万3000円 トゥには丸みを持ちながらシャープな細さと絶妙な甲の低さを持つチェルシーブーツ。3万円で買えるとは思えないクオリティでマーチンよりも汎用性は明らかに高いです。 何も考えずに履くのならこちらがおすすめ。マーチンはオシャレな人、感度の高い人、コーディネートに自信が持てる人ならいいですが、そうでないならこちらを選んでみましょう。
おすすめできないブランド④『Paul Smith/ポールスミス』
英国を代表するブランドであり、全世代におすすめできる名ブランド。ここでポールスミスを挙げるのは主に小物についてです、服ではありません。 『日本のポールスミスはライセンスブランドであり、本国とは関係ない会社が作ってる』などはそこかしこで見られるライセンス批判ですが・・・実はポールスミス本人は日本のポールスミスに対して特に注力して気にかけており、ライセンス品ながら英国本国のランウェイショーなどで登場するようなエッセンスもふんだんに入れ込んでいます。 いまだに日本ポールスミスは本国・本人のチェックがしっかり入ってるとも聞きますし、値段の割に優れたブランドであることは間違いありません。 真のポールスミスファンであれば、どんなにクオリティが高くとも「日本では本国のポールスミスがほぼ買えない」という事実に憤慨しているかもしれませんが……少なくとも品質や価格のバランスにおいて悪いブランドだと言うつもりは毛頭ありません。 しかし、ながら時計や財布などの小物についてはちょっと物申したい。 いや、これはどちらかというとポールスミスが悪いわけではなく……日本の戦略が悪かったのではないか。というのもあのマルチストライプデザインの時計や小物、新卒社員や大学生男子の愛用品となりすぎていませんか。 40代の男性からすれば激安なポールスミスの時計ですが、20代の社会人からすれば高級品。社会人になるにあたり記念として買う人が大変多く、またそうした売り方をしていたショップも実に目立っていた。 販売店がなまじ多いことも災いし、すっかりポールスミスの時計=新卒社員や若手の小物、というイメージになってしまいました。40過ぎたオジサマがつけるには少々迫力不足でありイメージ不足であるといわざるを得ません。
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