「ダサい中年男性」はだいたい買っている“オジサンは着てはいけないブランド“ワースト5
40歳オジサンが選ぶなら『Theory/セオリー』
では当時のコムサにも近いようなシンプルシックな高級ブランドとなるとどこを選ぶべきでしょう。もちろん価格に天井がないアパレルの世界ですが、当時と近い金銭感覚で選ぶなら『Theory/セオリー』はいかがでしょうか。 シンプルかつ高級素材、動きやすさや快適さを意識した高い実用性、そしてラグジュアリーとまではいかない程よい値段。まさにイメージぴたりです。運営しているのはファーストリテイリングであり、ユニクロと兄弟企業にあたります。 もともとアメリカで誕生したセオリーはアメリカ人が求める合理性とNYライクな高級素材を併せ持つブランド。2003年にユニクロに買収されて以来、堅調なモノ作りで定評があります。テーラードジャケットなども高級感たっぷりながらストレッチ性や耐久性に富んだものとなっており、韓国ではラグジュアリーブランドとして認識されるほど地位が高い。 ・Cashmere 3 Hilles Quarterzip Sweater 5万3900円 個人的におすすめはカシミアやウールなどのニット類。 ユニクロのニットも十二分におすすめできますが、セオリーは触ると高級感が段違い。韓国などと比べても日本はかなり安くセオリーが手に入るのでおすすめ。 ここは内外価格差がかなり大きいのでローカルである日本人にはお得。案外チェックしている人少ない気がしますが、ユニクロの正統進化系であり、おすすめできます。
おすすめできないブランド③『Dr.Martins/ドクターマーチン』
1960年に誕生した英国老舗ブーツブランド。労働者階級に支持されたブランドであり、当時のパンクロックにおいては反骨精神の象徴として愛されました。もともと医師(ドクターが付いていることから分かるかと思います)が開発したこともあり、クッショニングに優れているゴムソールもウリの一つ。 快適さと低コストの両立がなされ、その後ファッションアイコンとしての立ち位置も獲得。ビートルズのチェルシーブーツがファッションシューズのアイコンだった英国ですが、ピート・タウンゼント(ザフー)が最初の火付役となり、ドクターマーチンにトレンドが移り、現代までその人気が続いているのです。 断っておきますが、ドクターマーチンは悪いブランドだと言っているのではありません。私自身も何足も持っていますし、ファッショニスタの足元には欠かせないシューズブランドであることも疑いようがありません。 しかしながら、その特徴的なステッチデザインや無骨な丸みの強いフォルムは「何も考えずに履いてサマになる」ものではないことも事実です。ファッション感度が高いオジサマなら最高の相棒となるでしょうが、「手頃で手が出しやすいからドクターマーチン買ってみるか」と何も考えずに手をだすと悪魔的な見た目にもなるでしょう。
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