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自民、異例の「総総分離論」相次ぐ 政権交代の懸念で混乱ピーク

自民党本部=東京都千代田区で、平田明浩撮影
自民党本部=東京都千代田区で、平田明浩撮影

 自民党が14日に開催した両院議員懇談会で、高市早苗総裁は公明党の連立離脱について陳謝した上で、安定政権の構築に向けて引き続き努力する考えを伝えた。出席者からは、現状で首相指名選挙を実施すれば政権交代が起きかねないと懸念する声が噴出。当面の間は総裁と首相の職務を分離し、石破茂氏が首相を継続する「総総分離論」も複数の議員から出る異例の展開となった。

 非公開で開催された両院議員懇談会は約1時間半に及んだ。出席者によると、会合冒頭、高市氏は公明の連立離脱について「私の不徳の致すところ」と陳謝した。その上で「基本政策が合致する政党に、連立を申し入れるなど政権を安定的に運営するための努力をギリギリまでやっていきたい」と理解を求めた。

「総裁選のやり直し」求める声まで

 今回の総裁選では少数与党の下でいかに安定政権を構築するかが最大の焦点だった。だが、高市体制発足後、わずか6日で公明が連立離脱を決定し、自民はさらに不安定な「単独少数与党」に転落する結果となった。

 26年にわたった自公関係が崩壊する危機的状況に、会合では「総裁選のやり直し」…

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