プロ漫画家のトレパク疑惑は定期的に炎上するが、80年代以前の漫画家はトレパクが普通だったので漫画家にとって昔は良かった、としか言いようがない。
昔、1930年代のドイツの風景写真集を古本屋で買ったら、水木しげるの「劇画ヒトラー」の背景の9割以上がこの本からのトレパクだったので驚いたことがある。トレースはアシスタントがやってるんだけどね。
水木先生が「このコマはこの本のこれ写して」ってやってたんだと思う。でもそれでまったく問題にはならなかった。水木漫画の背景は点描画が多かったしね。アシスタントの池上遼一やつげ義春が徹夜して写真を点描で描いていたので、途轍もない時間をかけて写していたはず。かけた労力を考えると、とても非難する気にはならない。