群馬県内に4つある県立病院で、昨年度報告された医療事故につながる恐れのあった「インシデント」の件数が、前の年より150件以上増えて4470件あったと公表しました。
県は、医療の透明性を高めるため4つある県立病院でのアクシデントや、患者に被害はなかったものの医療事故につながる恐れのあったインシデント、いわゆる「ヒヤリ・ハット事例」の報告数などを公表しています。
このうち昨年度発生した器具の不具合や患者に簡単な処置や治療を必要としたインシデントの数は4470件で前の年から153件増えました。一方で、医療過程において患者に影響を及ぼした「アクシデント」は70件で、死亡事故はありませんでしたが、前の年から23件増えました。
なお、これまで「医療事故」としてアクシデントの件数を公表していましたが、法令上の医療事故が「死亡事故」を指すことから今年度から表現を改めています。
内容別では、皮膚の損傷や床ずれの発見など「観察」に関するものが12.2%を占め、最多です。
県病院局では、「引き続きさ細なこと、軽微なことでも積極的に報告することを求め、実態や潜在的なリスクの把握に役立てたい」としています。