「サディズムの傾向が強い」 神戸女性刺殺・谷本容疑者が見せていた“二面性” 「勤務態度は良く、後輩の面倒も見ていた」
マンション入口のオートロックをすり抜け、エレベーター内で女性を刺殺した谷本将志(まさし)容疑者(35)。特異な殺人はなぜ起きたのか。 【実際の写真】“几帳面そうな文字”でキッチリ書かれた「谷本容疑者の履歴書」
事件2日後の8月22日夕方、兵庫県神戸市の現場からおよそ400キロ離れた東京の奥多摩町で逮捕されると、犠牲となった片山恵さん(24)について「まったく知らない人です」と供述。 さらに驚くべきことに、大手損保に勤める片山さんを職場近くから50分以上も尾行した末に犯行に及んでいたのだ。しかも、と地元記者が言う。 「谷本は3年前に起こした事件で執行猶予中の身だったのです。当時、神戸市内の建設会社に勤務していた谷本は、路上で見かけて一方的に好意を抱いた女性にストーカー行為をし、相手の部屋に侵入して首を絞めるなどの暴行をはたらいた。それで執行猶予付きの有罪判決を受けていたのです。ちなみに、そこもオートロック式のマンションでした」
「事件について苦し過ぎる言い訳を」
神戸地裁は判決で、 “思考のゆがみは顕著である。再犯が強く危惧されると言わざるを得ない” と指摘していた。今回その危惧が的中した格好となってしまったわけだが、建設会社関係者によると、 「思考がゆがんでいても、仕事だけはきっちりこなす人間でした。ただし、事件については“自分の友だちが女の子にお金を貸していたから、友だちの代理で話をしに行っただけ”と苦し過ぎる言い訳をしてました」 有罪判決で関西を離れた谷本は、2023年5月、東京で新たな職を得た。
「間違いなく二面性が」
谷本がドライバーとして働いていた新宿区内の運送会社代表は、 「3年前の事件は聞かされていませんでしたが、勤務態度はとても良く、後輩の面倒も見てくれていた。国家資格を取って運行管理者にならないかともちかけたほどです。けれど前の職場から戻ってきてほしいと言われているとのことで、断られました」 ともあれ、神戸の建設会社と同じく仕事上の評判は上々である。一方で、 「親の介護で300万円の借金があると聞き、私が弁護士を紹介して自己破産の手続きを進めていました。いまでは、介護の話もうそだったのではないかと感じている。可能ならば谷本に面会し、直接、怒りを伝えたいと思っています」 先の記者が引き取る。 「真面目に仕事をするのにストーカー行為やうそを重ねる。谷本には間違いなく二面性があります。しかし、なぜ見ず知らずの女性を尾(つ)け回した挙げ句、襲ったのでしょうか」