(この記事はTapeStop100主催のAdvent Calendar企画、18日目の記事です。)

TP100アドベントカレンダー企画ということで、初めてnoteでの執筆をさせていただくこととなりました。はじめましてみるくれあと申します。長い文章を書くのは3年ぶりくらいになります故、乱文等、ご容赦ください。

｢TP100｣とは、正式名称｢TapeStop100｣という私が所属しているk-shoot mania、通称ケーシューというゲームの集まりです。

今回はケーシューをプレイしている人たちには馴染み深い、KONAMIのSOUND VOLTEXに登場する少女、｢グレイス｣の｢シリーズ変わってから胸盛り始めた｣件について。こちらを大真面目に追求していこうと思います。

それでは参ります〜

まずはじめに、このキャラクターデザインはSOUND VOLTEXⅢ Gravity Warsのストーリーに深く関わっていると考えています。(ネタバレを含みますので、そういうのはちょっと…という方もここでブラウザバックを)特に触れるべきは、このゲームにおいて主人公といえる｢レイシス｣との“対比”というワードです。

Ⅲのストーリーでグレイスが登場したのは、レイシスと同じ存在になるかもしれなかった少女、という設定ででしたね。レイシスが存在したからこそのデザイン、と言える点がいくつも組み込まれたキャラクターとなっていますのでまずはそこに触れていきます。

↑Ⅲのグレイス、

↑そしてレイシス。

互いに似て非なるもの。

それぞれグレイス=闇レイシス、レイシス=光グレイス、みたいな表現もできそうですね、よく似ています。

前述の通り、グレイスはレイシスたちが暮らすコンソールネメシスとは別のところで生まれてしまったため、レイシスのような存在になりそびれてしまっていました。

レイシスのような存在になり得たのに、それが叶わなかった。その状況が気に食わない、と彼女は襲撃してきたわけでしたね。

ストーリーのおさらいが終わったところでⅢ時点での彼女らの見た目の対照的な点を挙げていきます。

①目
グレイス→つり目　　
レイシス→タレ目

②体型
グレイス→全体的に細身(貧乳)
レイシス→女性らしい、大きい胸は特徴的

その他カラーリングなどもありますが、特に上記2つにより、グレイスからは強い敵対心や余裕の無さ、レイシスからは温かみや恵まれた環境、温厚な性格などが窺えるかと思います。

余談ですが、執筆者がまともに食事をしていなかった頃体型がこんな感じでした。もう少し細かったかも知れない…。当時は栄養状態も劣悪で、精神的にもあまり余裕がなかったのでグレイスもそのような状態だったと思うと涙ちょちょ切れそうです。

そしてストーリー終盤、グレイスはバグの体から生まれ変わり、不安定なため小さい子供の姿となって存在することとなります。

ここからは生まれ変わったあとの姿についての言及となります。

当たり前ですが、生まれ変わった直後は本当に子どもらしい体型をしていますのでもちろん胸はありません。

Ⅳのポスターは対比が非常によく描写されているので見てみましょう。

こちらですが、まず全体的なフォルムが異なります。よく胸の格差が〜と言われていましたが、胸以外の二の腕、太もも、腰周りの肉付きの加減が全然違うんですよね。
そして、レイシスの肉付きを加味しても明らかに等身・肩幅・骨盤の大きさに違いがあります。
女性の腰周りは妊娠や出産のために中学生〜高校生くらいの間に骨盤が広くなったり、肉付きが良くなるものです。

上記よりグレイスは二次成長を経ていない状態だと考えられます。

つまり、まだ二次成長も終わっていない小学生くらいのグレイスの体に、年頃の少女レイシスのようなお胸があるわけがないんです。

しかも調べ直してみると、

生まれ変わった際に幼くなってしまった体は、
体内のイビル＝コアごと創り変わったおかげで元の大きさに戻ることができるようになった。
しかし少し不安定なため、よく幼い姿に変化してしまう。

と、きちんと公式サイトに載ってました……。
ポスターのグレイスは子どもの姿に戻ってしまった時のようですね。

しかしここで気になる楽曲のジャケットが

iLLness LiLinです。こちらのジャケットは等身もレイシスと変わらず、腕の長さ等を見ても大人の姿のグレイスですね。

ないやないか！！！！！！！

これについてですが、以前より安定したとはいえまだコンソールネメシスでの生活は始まったばかりで、前述したように精神や体が不安定なためではないかと考えられます。
体つきには余り変わりありませんが、表情はかなり柔らかい印象を受けるようになったかと思います。ほっこり。

それはそうと、Ⅲの頃よりレイシスが全体的にさらに丸みを帯びた女性らしい体つきになっていることに気が付きませんか？

Ⅲまで特徴的だったのは胸のみでしたが、Ⅳのポスターやジャケットは、先程グレイスとの違いで挙げたように腕や太ももといった細かいところにええ感じのお肉が書き込まれるようになっています。
これはグレイスとの対比を描写するため、グレイスありきの表現なのでは？と考えています。

やっとここで本題に、という感じなのですが、Ⅴのグレイスです。

SOUND VOLTEXⅤ VIVID WAVEでは、公式サイトで以下のように語られています。

IVを経て安定した精神になったことで大きさを保つことができるようになったらしい。

猛勉強でNEMSYS-CORE NAVIGATION-CLASSインペリアルを取得。
晴れてナビゲーターとしてレイシスの片腕になることができた。

レイシスの紹介欄でも、

グレイスが信頼できるナビゲーターとして成長し、少し肩の荷がおりたレイシスは更なる機能拡張・新規モード・快適なプレーを提供するため、大規模アップデートを敢行した。
これによりネメシス・コアのスペック領域が劇的に上がり、今まで以上のサービスができる場が整った。

と、グレイスがレイシスの仕事を手伝えるようになったことで大幅なアップデートを行うことが出来たという旨が。

そして問題のキャラクターデザインがこちらです。

Ⅳの大人の姿と思われるジャケットと比べても、確かに大きくなっているような。

これについて各所で｢グレイスが乳を盛っている｣｢なんで乳生やした！？｣｢貧乳じゃないグレイス……｣と言ったような反応が見られました。なんなら今でもしばしば見かけます。

結構な確率で貧乳キャラとして扱えないことを残念がられていたり、盛っている、といじられています。

ですが、Ⅳを経て、Ⅴの世界にいるグレイスは精神や体も安定し、レイシスから信頼されているナビゲーターなのです。
これほどの存在にまで成長できたという事実や、この姿は彼女がⅢの時代に心からなりたかった存在そのものなのではないか、ということを考えると体つきも表情も随分と健康的で柔らかくなったと安心できはしないでしょうか？

執筆者は半べそで自分のクソデカ感情に困惑しています。
グちゃん、、よかったね、、、

これからもグレイスちゃんの健やかな成長とコンソールネメシスの発展、平和を願い、まとめとさせて頂きたいと思います。

消費者と共に時を歩むコンテンツ、細やかな設定やデザインなど本当に素晴らしいと思います。

ここまで、長く乱れていたであろう文章をお読みいただき、ありがとうございました。

そしてTP100…リーダー…オタク語りしていいよって語る場をありがとう……

よろしければ他TP100メンバーが執筆したグレイスちゃんの保護者・京終始果くん紹介の記事も合わせてどうぞ。

P.S.それはそれとして、やっぱりグレイスの胸が大きいのは解釈違いだということなのか、Ⅴの彼女の胸を小さいまま描く絵師様は結構いるみたいです。