サイバー攻撃受けたアサヒグループHD、個人情報流出した可能性…決算発表を延期
身代金要求型ウイルス「ランサムウェア」によるサイバー攻撃を受けたアサヒグループホールディングス(HD)は14日、個人情報が流出した可能性があると発表した。流出した恐れのある個人情報の範囲や内容については「調査中」としている。 【写真】アサヒへの攻撃の犯行声明
アサヒは先月29日、サイバー攻撃でシステム障害が発生したと発表した。ロシア系とみられるハッカー集団「Qilin(キリン)」は今月7日、闇サイト上で犯行声明を公開し、財務文書や従業員の個人情報を盗んだと主張していた。
また、アサヒは11月12日に予定していた2025年1~9月期連結決算の発表を延期すると発表した。システム障害の復旧見通しが立っていないためで、業績への影響は「精査中」としている。