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県芸大セクハラ訴え受け 個別授業は別の教員、学外活動「自粛」も 沖縄
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琉球新報朝刊
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沖縄県立芸術大が学部長を務めていた男性教授からセクハラを受けたとする元学生の訴えについて調査を進めている件で、大学は後期の授業から、男性教授の個別授業を望まない学生に対し、別の教員を担当させるなどの対応をしている。また、教育関係機関や公的機関から依頼される学外活動について、男性教授から自粛すると大学側に申し出があったという。卒業生有志が9月に提出した質問状に対して、大学側が波多野泉理事長名で10月2日付で回答した。
1日からの後期授業は学生にアンケートを実施し、クラス授業や指導を望まない学生の個別授業は、別の教員を担当させる対応を取っているという。関係者によると、男性教授が指導を継続している授業もある。
卒業生の1人はこうした対応について「もし私が学生だったら、(授業を)受けたくないとアンケートに書く勇気が出ない」と話した。
回答によると、ハラスメントの防止策として今後、個人授業について録画や録音の記録の徹底や、学内に防犯カメラを設置することも検討しているという。
大学は学外者を委員とするハラスメント防止・対策委員会を立ち上げ、調査を実施している。調査の終了時期は未定で、男性教授の非違行為が明らかになった場合は厳正に対処するとしている。
卒業生の1人は「昔からセクハラはあって、今も変わっていない。男性教授は自分を見つめ直し、大学には体制を変えてほしい」と強調した。
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