プロローグ

1/1
前へ
/16ページ
次へ

プロローグ

 茜色に染まる空を大きな旅客機が、轟音を引きながら飛んで行く。窓の一つ一つが見えるほどの低空飛行だ。  数秒後、暁を照り返す二機の戦闘機が、旅客機の跡を追うように滑空していった。  あれから三十年が経ち、小学生のとき目にしたあの光景が、深い闇への入口だったことを、私は確信した——

最初のコメントを投稿しよう!

2

2

1885人が本棚に入れています
本棚に追加